中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問215 (中小企業経営・中小企業政策 問25)
問題文
次の文章を読んで、下記の問いに答えよ。
中小企業の海外展開・輸出拡大に向け、(独)中小企業基盤整備機構は、「① 海外展開相談」として、海外ビジネスの課題や悩みに関して、専門家によるアドバイスを提供している。さらに、海外ビジネスの実現に向け、採択審査が必要な「② 海外展開ハンズオン支援」も行っている。
文中の下線部①の「海外展開相談」と下線部②の「海外展開ハンズオン支援」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
中小企業の海外展開・輸出拡大に向け、(独)中小企業基盤整備機構は、「① 海外展開相談」として、海外ビジネスの課題や悩みに関して、専門家によるアドバイスを提供している。さらに、海外ビジネスの実現に向け、採択審査が必要な「② 海外展開ハンズオン支援」も行っている。
文中の下線部①の「海外展開相談」と下線部②の「海外展開ハンズオン支援」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
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問題
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中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問215(中小企業経営・中小企業政策 問25) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章を読んで、下記の問いに答えよ。
中小企業の海外展開・輸出拡大に向け、(独)中小企業基盤整備機構は、「① 海外展開相談」として、海外ビジネスの課題や悩みに関して、専門家によるアドバイスを提供している。さらに、海外ビジネスの実現に向け、採択審査が必要な「② 海外展開ハンズオン支援」も行っている。
文中の下線部①の「海外展開相談」と下線部②の「海外展開ハンズオン支援」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
中小企業の海外展開・輸出拡大に向け、(独)中小企業基盤整備機構は、「① 海外展開相談」として、海外ビジネスの課題や悩みに関して、専門家によるアドバイスを提供している。さらに、海外ビジネスの実現に向け、採択審査が必要な「② 海外展開ハンズオン支援」も行っている。
文中の下線部①の「海外展開相談」と下線部②の「海外展開ハンズオン支援」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 海外展開相談は、海外展開を検討・実施している中小企業は対象になるが、海外展開支援策の企画・運営を検討・実施している支援機関は対象とならない。
- 海外展開相談は、有料で何度でも利用することができる。
- 海外展開ハンズオン支援の支援内容には、海外展開に向けた実証事業の実施に必要な費用の3分の1を最大5年間にわたり補助する制度が含まれる。
- 海外展開ハンズオン支援の支援内容には、海外渡航調査への同行は含まれていない。
- 海外展開ハンズオン支援の支援内容には、商談への同席は含まれている。
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この過去問の解説 (2件)
01
正しい選択肢は「海外展開ハンズオン支援の支援内容には、商談への同席は含まれている。」です。
中小企業基盤整備機構(中小機構)は、中小企業が海外で事業を始めたり、海外への販売を拡大したりするための支援を行っています。
その代表的な制度が、「海外展開相談」と「海外展開ハンズオン支援」です。
海外展開相談は、海外ビジネスに関する悩みについて、専門家から無料でアドバイスを受けられる制度です。
一方、海外展開ハンズオン支援は、専門家が企業に寄り添い、海外事業計画の作成や現地調査、商談などを具体的に支援する制度です。
この記述は誤りです。
海外展開相談は、海外への進出や輸出を検討している中小企業だけでなく、すでに海外で事業を行っている中小企業も利用できます。
また、中小企業の海外展開を支援する機関も、相談の対象に含まれています。
例えば、商工会議所や地方自治体、地域金融機関などが、中小企業向けの海外展開支援策を企画する際にも、専門家からアドバイスを受けることができます。
そのため、支援機関は対象とならないという説明は誤りです。
この記述は誤りです。
海外展開相談は、無料で何度でも利用することができます。
例えば、初めて海外に商品を輸出する企業が、輸出先の選び方や現地の商習慣について相談した後、別の日に輸出に必要な手続きについて相談することもできます。
相談回数に制限はなく、専門家から継続的にアドバイスを受けられます。
したがって、「有料」という部分が誤っています。
この記述は誤りです。
海外展開ハンズオン支援は、専門家によるアドバイスや現地調査への同行などを通じて、海外ビジネスの実現を支援する制度です。
例えば、海外市場の調査方法を助言したり、海外事業計画の作成を手伝ったりします。
しかし、実証事業に必要な費用の3分の1を最大5年間補助するという制度ではありません。
海外展開ハンズオン支援は、事業費の一部を直接補助する制度ではなく、専門家による支援を中心とする制度であることがポイントです。
この記述は誤りです。
海外展開ハンズオン支援では、専門家が海外渡航調査に同行する支援も行っています。
海外渡航調査とは、海外に実際に出向き、現地の市場や取引先などについて調べることです。
例えば、海外に販売店を開こうとしている企業が現地を訪問する際、専門家が同行し、販売方法や現地の市場環境についてアドバイスすることがあります。
このように、現地での調査や情報収集を専門家が支援することも、海外展開ハンズオン支援の特徴です。
したがって、海外渡航調査への同行が含まれていないという説明は誤りです。
この記述は正しいです。
海外展開ハンズオン支援では、専門家が海外企業との商談に同席し、その場でアドバイスする支援を行っています。
商談とは、商品やサービスの販売、取引条件などについて、企業同士が話し合うことです。
例えば、日本の中小企業が海外の販売会社と取引を始めようとする場合、専門家が商談に同席し、商品の提案方法や取引条件の交渉について助言します。
海外での取引経験が少ない企業でも、専門家の支援を受けることで、商談を円滑に進めやすくなります。
ただし、商談への同席などの支援を受けるには、海外展開ハンズオン支援の採択審査を通過する必要があります。
中小企業基盤整備機構の海外展開支援には、主に「海外展開相談」と「海外展開ハンズオン支援」があります。
<海外展開相談>
海外ビジネスに関する課題や悩みについて、専門家からアドバイスを受けられる制度です。
利用料金:無料
利用回数:何度でも利用可能
対象者:海外展開を検討・実施している中小企業や、海外展開支援策の企画・運営を行う支援機関など
<海外展開ハンズオン支援>
海外ビジネスの実現に向けて、専門家が企業に寄り添い、より具体的な支援を行う制度です。
主な支援内容には、次のようなものがあります。
海外事業計画の作成に関するアドバイス
海外市場や取引先に関する調査の支援
海外渡航調査への同行
海外企業との商談への同席
海外ビジネスを進めるうえでの課題解決の支援
なお、海外展開ハンズオン支援の利用には、採択審査が必要です。
試験では、「海外展開相談は無料で何度でも利用できる」「海外展開ハンズオン支援では専門家が現地調査や商談に同行・同席する」という違いを理解しておくことが大切です。
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02
海外展開ハンズオン支援に関する問題です。中小企業の海外進出に関する問題は出題履歴がありますが、海外展開ハンズオン支援の出題は初めてとなり正答は難しかったと思います。
海外展開ハンズオン支援の概要については、以下の通りです。
出所:中小企業基盤整備機構「海外展開ハンズオン支援」(https://www.smrj.go.jp/sme/overseas/consulting/advice/index.html)
事業説明リーフレット
https://www.smrj.go.jp/sme/overseas/consulting/advice/fbrion00000042oq-att/c7moap000000cxdh.pdf
豊富な実務経験・ノウハウを持つ専門家が無料で相談対応します。
・対象者
海外ビジネスに関心はあるものの、対象国や地域の検討、課題の整理がはかどらない中小企業者
すでに海外進出しているものの、海外企業とのやりとり、海外の法律・税制などで問題を抱えている中小企業者
海外展開支援策の企画・運営に知見を求める中小企業支援機関(自治体、中小企業支援センター、商工団体、地域金融機関等)
※中小企業基盤整備機構では「海外展開に関わるお悩みであれば、どんなご相談でも受け付けています」と述べているため、海外展開の相談は何でもOKと理解すればよいでしょう。
・事業のポイント
1 「初めての海外展開」から「海外子会社の管理」まで
企業の成長支援の観点から、海外ビジネスに関わる幅広いご相談に対応します。海外展開を検討する理由や目標、現況を詳しくヒアリングしながら、貴社に合った海外展開の姿を専門家が一緒に考えます。
2 海外現地等の専門家を交え、課題を深掘り
一社一社のご相談を担当する専門家陣のほか、国内・海外に200名超の登録専門家が法務・税務・規制・現地マーケティング等の課題を掘り下げ、海外展開の実現に向けた最適策をナビゲートします。
3 海外ビジネス実現に向け、現地でもアドバイス
ご相談の中で組み立てた海外展開の姿がビジネスとして成り立つか、現地調査に同行し、現地でもアドバイスすることで海外事業計画を仕上げます。
冒頭の解説「対象者」より、海外展開支援策の企画・運営を検討・実施している支援機関も対象となるため不適切な選択肢となります。
冒頭の解説より、無料のため不適切な選択肢となります。
冒頭の解説より補助制度は含まれないため、不適切な選択肢となります。
冒頭の解説より現地調査に同行するため、不適切な選択肢となります。
冒頭の解説で紹介している事業リーフレット3ページ目に「海外CEO商談会」という記述があり、正解の選択肢となります。
【補足】
自社商品を輸出する企業は増加しているものの、自社の海外進出については比較的経営規模の大きい企業に限られるのが現状といえます。
そのため、試験対策としては中小企業「経営」で問われている海外進出(輸出)に関する過去問題の復習を優先した方がよいと考えます。
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