中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問213 (中小企業経営・中小企業政策 問23)

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問題

中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問213(中小企業経営・中小企業政策 問23) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。

(株)日本政策金融公庫が実施している「セーフティネット貸付」の経営環境変化対応資金は、社会的、経済的環境の変化の影響により、( A )中小企業・小規模事業者を対象としている。この資金の使途は( B )である。なお、利益が増加していても経常損失が生じる等、一定の要件を満たす場合は対象となる。
  • A:一時的に売上高や利益が減少しているものの、中長期的にはその業況が回復することが見込まれる  B:運転資金と設備資金
  • A:一時的に売上高や利益が減少しているものの、中長期的にはその業況が回復することが見込まれる  B:運転資金
  • A:売上高や利益が大きく減少しており、現時点でその業況が回復するめどがついていない  B:運転資金と設備資金
  • A:売上高や利益が大きく減少しており、現時点でその業況が回復するめどがついていない  B:運転資金
  • A:売上高や利益が大きく減少しており、現時点でその業況が回復するめどがついていない  B:設備資金

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この過去問の解説 (2件)

01

セーフティネット貸付に関する問題ですが、令和になってからは出題がなかった論点です。常識的な解釈で選択肢Aは絞り込むことができても、選択肢Bの対応は難しかったと思います。

 

セーフティネット貸付の正式名称は「経営環境変化対応資金」といい、概要は以下の通りです。

出所:日本政策金融公庫「経営環境変化対応資金(セーフティネット貸付)」(https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/07_keieisien_m.html)

 

・ご利用いただける方

社会的、経済的環境の変化等外的要因により、一時的に売上の減少等業況悪化をきたしているが、中長期的にはその業況が回復し発展することが見込まれる方で、次のいずれかに該当する方(以下省略)

 

・使途
社会的要因等により企業維持上緊急に必要な設備資金及び経営基盤の強化を図るために必要な運転資金

 

・融資限度額
7,200万円

 

・返済期間
設備資金20年以内<うち据置期間3年以内>

運転資金10年以内<うち据置期間3年以内>

 

以上から、「A:一時的に売上高や利益が減少しているものの、中長期的にはその業況が回復することが見込まれる  B:運転資金と設備資金」の組み合わせが正解となります。

 

※来年度以降の出題予想は見通せませんが、復習の際に念のため融資限度額や返済期間の年数(据置期間を含む)もまとめて把握しておくとよいでしょう。(省略している部分にも数値が記載されていますが、本問では問われていないため割愛しています)

選択肢1. A:一時的に売上高や利益が減少しているものの、中長期的にはその業況が回復することが見込まれる  B:運転資金と設備資金

冒頭の解説より、「A:一時的に売上高や利益が減少しているものの、中長期的にはその業況が回復することが見込まれる  B:運転資金と設備資金」の組み合わせとなるため正解の選択肢となります。

選択肢2. A:一時的に売上高や利益が減少しているものの、中長期的にはその業況が回復することが見込まれる  B:運転資金

冒頭の解説より、「A:一時的に売上高や利益が減少しているものの、中長期的にはその業況が回復することが見込まれる  B:運転資金と設備資金」の組み合わせとなるため不適切な選択肢となります。

選択肢3. A:売上高や利益が大きく減少しており、現時点でその業況が回復するめどがついていない  B:運転資金と設備資金

冒頭の解説より、「A:一時的に売上高や利益が減少しているものの、中長期的にはその業況が回復することが見込まれる  B:運転資金と設備資金」の組み合わせとなるため不適切な選択肢となります。

選択肢4. A:売上高や利益が大きく減少しており、現時点でその業況が回復するめどがついていない  B:運転資金

冒頭の解説より、「A:一時的に売上高や利益が減少しているものの、中長期的にはその業況が回復することが見込まれる  B:運転資金と設備資金」の組み合わせとなるため不適切な選択肢となります。

選択肢5. A:売上高や利益が大きく減少しており、現時点でその業況が回復するめどがついていない  B:設備資金

冒頭の解説より、「A:一時的に売上高や利益が減少しているものの、中長期的にはその業況が回復することが見込まれる  B:運転資金と設備資金」の組み合わせとなるため不適切な選択肢となります。

まとめ

【補足】

 

令和7年度でセーフティネット「保証」の出題がありますが、セーフティネット貸付とセーフティネット保証は全くの別物です。

 

セーフティネット貸付は日本政策金融公庫が直接お金を貸し付ける直接融資で、セーフティネット保証は信用保証協会が民間金融機関の借入を保証するものです。

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02

正しい選択肢は「A:一時的に売上高や利益が減少しているものの、中長期的にはその業況が回復することが見込まれる B:運転資金と設備資金」です。

経営環境変化対応資金(セーフティネット貸付)は、社会や経済の変化によって、一時的に経営が悪化している中小企業や小規模事業者を支援する融資制度です。

この制度では、現在は売上高や利益が減少していても、中長期的には経営が回復し、発展することが見込まれる企業が対象となります。

また、融資された資金は、運転資金と設備資金の両方に使用できます。

選択肢1. A:一時的に売上高や利益が減少しているものの、中長期的にはその業況が回復することが見込まれる  B:運転資金と設備資金

この組み合わせが正しいです。

Aは、経営環境変化対応資金の対象となる企業の条件を表しています。

例えば、原材料価格の上昇や景気の悪化によって、一時的に売上高や利益が減少しても、将来的に経営の回復が見込まれる企業は、融資を受けられる可能性があります。

また、Bについても、この制度では運転資金と設備資金の両方が融資の対象となります。

運転資金とは、商品の仕入れ代金や従業員の給与、家賃など、日々の事業を続けるために必要なお金です。

設備資金とは、機械の購入や工場の設備更新など、事業に必要な設備を整えるためのお金です。

したがって、AとBの両方が制度の内容に合っています。

まとめ

経営環境変化対応資金(セーフティネット貸付)は、社会的・経済的な環境の変化によって、一時的に経営が悪化した中小企業や小規模事業者を支援する制度です。

重要なポイントは、次のとおりです。

対象者:一時的に売上高や利益が減少するなど経営が悪化していても、中長期的には回復し、発展する見込みがある事業者

資金使途:運転資金と設備資金の両方

制度の目的:経営が厳しくなった企業の資金調達を支援し、経営の安定を図ること

なお、売上高が減少している場合だけでなく、利益が増加していても、経常損失が生じているなど、一定の条件を満たせば融資の対象となる場合があります。

これは、売上高や利益の増減だけでなく、企業の経営状況を総合的に判断するためです。

試験では、「一時的な経営悪化」「中長期的な回復の見込み」「運転資金と設備資金の両方が対象」という3つのポイントを覚えておくことが大切です。

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