中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問208 (中小企業経営・中小企業政策 問19(設問2))
問題文
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
中小企業基本法第2条では、「この法律に基づいて講ずる国の施策の対象とする中小企業者は、① おおむね次の各号に掲げるものとし、その範囲は、これらの施策が次条の基本理念の実現を図るため効率的に実施されるように施策ごとに定めるものとする。」と明記している。
また、第5条では、「政府は、次に掲げる② 基本方針に基づき、中小企業に関する施策を講ずるものとする。」としている。
文中の下線部②の「基本方針」として、最も不適切なものはどれか。
中小企業基本法第2条では、「この法律に基づいて講ずる国の施策の対象とする中小企業者は、① おおむね次の各号に掲げるものとし、その範囲は、これらの施策が次条の基本理念の実現を図るため効率的に実施されるように施策ごとに定めるものとする。」と明記している。
また、第5条では、「政府は、次に掲げる② 基本方針に基づき、中小企業に関する施策を講ずるものとする。」としている。
文中の下線部②の「基本方針」として、最も不適切なものはどれか。
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問題
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中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問208(中小企業経営・中小企業政策 問19(設問2)) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
中小企業基本法第2条では、「この法律に基づいて講ずる国の施策の対象とする中小企業者は、① おおむね次の各号に掲げるものとし、その範囲は、これらの施策が次条の基本理念の実現を図るため効率的に実施されるように施策ごとに定めるものとする。」と明記している。
また、第5条では、「政府は、次に掲げる② 基本方針に基づき、中小企業に関する施策を講ずるものとする。」としている。
文中の下線部②の「基本方針」として、最も不適切なものはどれか。
中小企業基本法第2条では、「この法律に基づいて講ずる国の施策の対象とする中小企業者は、① おおむね次の各号に掲げるものとし、その範囲は、これらの施策が次条の基本理念の実現を図るため効率的に実施されるように施策ごとに定めるものとする。」と明記している。
また、第5条では、「政府は、次に掲げる② 基本方針に基づき、中小企業に関する施策を講ずるものとする。」としている。
文中の下線部②の「基本方針」として、最も不適切なものはどれか。
- 経営管理者の能力向上等により、中小企業の経営管理の合理化を図ること。
- 経済的社会的環境の変化に即応し、中小企業の経営の安定を図ること、事業の転換の円滑化を図ること等により、その変化への適応の円滑化を図ること。
- 中小企業者の経営の革新及び創業の促進並びに創造的な事業活動の促進を図ること。
- 中小企業に対する資金の供給の円滑化及び中小企業の自己資本の充実を図ること。
- 中小企業の経営資源の確保の円滑化を図ること、中小企業に関する取引の適正化を図ること等により、中小企業の経営基盤の強化を図ること。
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この過去問の解説 (2件)
01
中小企業基本法第2条の基本方針の内容を問う問題です。基本方針についても2~3年おきに定期的に出題されており、取りこぼすことは許されません。(直近では、令和6年度に出題あり)
なお、本問では最も不適切なものを選択させる指示になっていることに注意してください。
基本方針の内容は、以下の通りとなります。
※出所:e-Gov法令検索(https://laws.e-gov.go.jp/law/338AC0000000154#Mp-Ch_1-At_5)
第五条 政府は、次に掲げる基本方針に基づき、中小企業に関する施策を講ずるものとする。
一 中小企業者の経営の革新及び創業の促進並びに創造的な事業活動の促進を図ること。
二 中小企業の経営資源の確保の円滑化を図ること、中小企業に関する取引の適正化を図ること等により、中小企業の経営基盤の強化を図ること。
三 経済的社会的環境の変化に即応し、中小企業の経営の安定を図ること、事業の転換の円滑化を図ること等により、その変化への適応の円滑化を図ること。
四 中小企業に対する資金の供給の円滑化及び中小企業の自己資本の充実を図ること。
※解説のまとめで触れていますが、キーワードとなる用語にハイライトを付けています。
冒頭の解説より、基本方針の内容に合致しないため不適切な選択肢(本問では正解)となります。
冒頭の解説より第五条三の内容であり、正しい内容です。(本問では不正解の選択肢となります)
冒頭の解説より第五条一の内容であり、正しい内容です。(本問では不正解の選択肢となります)
冒頭の解説より第五条四の内容であり、正しい内容です。(本問では不正解の選択肢となります)
冒頭の解説より第五条二の内容であり、正しい内容です。(本問では不正解の選択肢となります)
【補足】
過去問題では用語の穴埋め問題として出題されており、キーワードを覚えていれば対応できます。
※条文の丸暗記について(筆者の個人的見解です)
条文は暗記できるようには書かれていない(小難しい内容になっている)ので、すぐに忘れてしまってストレスが溜まるだけです。
→覚えられない/すぐに忘れるのは皆さんの頭が悪いからではなく、条文の構造上の問題です。
したがって、冒頭の解説に示したように過去問題で問われているキーワードのみを覚えて「これは違うな」という違和感で正誤判断できれば十分です。
キーワードもなかなか覚えられないという方は、条文では「事業継続」「企業の存続」を主眼に置いていると捉えておきましょう。(経営の安定、自己資本の充実といったキーワードが散りばめられていることに注目)
ただし、それだけでは不十分ですので、外部環境の変化に対応して事業転換を図ったり、イノベーションの創造にも取り組むことを促していると理解しておきましょう。
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02
最も不適切な選択肢は「経営管理者の能力向上等により、中小企業の経営管理の合理化を図ること。」です。
中小企業基本法第5条では、政府が中小企業を支援するための4つの基本方針を定めています。
具体的には、次の4つです。
経営の革新・創業の促進:新しい事業や商品・サービスの開発を支援すること。
経営基盤の強化:人材や設備などの確保を支援し、取引環境を改善すること。
経済的・社会的環境の変化への適応:景気や社会の変化に対応できるよう支援すること。
資金供給の円滑化・自己資本の充実:事業に必要なお金を確保しやすくすること。
この4つに含まれていない記述を選びます。
この記述は不適切です。
経営管理者の能力向上とは、会社を経営する人の知識や判断力などを高めることです。
また、経営管理の合理化とは、仕事の進め方や会社の管理方法を改善し、無駄を減らすことを意味します。
こうした取り組みは中小企業の成長に役立ちますが、中小企業基本法第5条に定められた4つの基本方針には、独立した項目として含まれていません。
そのため、この選択肢が最も不適切です。
この記述は、中小企業基本法第5条第3号に定められています。
企業を取り巻く環境は、景気の変化や新しい技術の登場、消費者の好みの変化などによって変わります。
例えば、これまでの商品が売れなくなった場合、新しい商品を開発したり、別の事業に切り替えたりする必要があります。
このような変化に中小企業が対応できるように支援することが、「経済的・社会的環境の変化への適応」です。
この記述は、中小企業基本法第5条第1号に定められています。
「経営の革新」とは、新しい商品やサービスを開発したり、新しい販売方法を取り入れたりして、企業の経営を向上させることです。
また、「創業」とは、新しく事業を始めることです。
例えば、新しい技術を使った商品を開発する企業や、新たに会社を設立する人を支援することが当てはまります。
つまり、新しい事業への挑戦や、新しいアイデアを生かした活動を促進することが基本方針の1つになっています。
この記述は、中小企業基本法第5条第4号に定められています。
企業が事業を続けたり、設備を購入したりするためには、資金が必要です。
「資金の供給の円滑化」とは、銀行などから事業に必要なお金を借りやすくすることなどを意味します。
また、「自己資本」とは、返済する必要のない、企業自身の資金のことです。
資金を調達しやすくするとともに、返済の必要がない資金を充実させ、企業の経営を安定させることが基本方針に含まれています。
この記述は、中小企業基本法第5条第2号に定められています。
「経営資源」とは、企業が事業を行うために必要な人材、設備、技術、知識などを指します。
中小企業は、大企業と比べて人材や設備などを確保することが難しい場合があります。
また、取引先との力関係によって、不利な取引条件を受け入れざるを得ないこともあります。
そのため、必要な経営資源を確保しやすくし、公正な取引ができる環境を整えることが重要です。
これにより、中小企業の経営基盤を強化することを目指しています。
中小企業基本法第5条では、政府が中小企業に関する施策を進めるための基本方針として、次の4つを定めています。
経営の革新・創業の促進
経営基盤の強化
経済的・社会的環境の変化への適応
資金供給の円滑化・自己資本の充実
今回の問題では、「経営管理者の能力向上等による経営管理の合理化」が、この4つの基本方針に含まれていないことが判断のポイントです。
ただし、経営管理者の能力向上や経営管理の合理化そのものが、中小企業政策として重要でないという意味ではありません。
「中小企業の経営に役立つ取り組み」と「法律第5条に明記された基本方針」は、区別して覚えることが大切です。
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