中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問206 (中小企業経営・中小企業政策 問18)
問題文
総務省「労働力調査」(2025年1月)に基づき、わが国の全産業の就業者数及び製造業の就業者数を、2002年と2024年で比較した場合の記述として、最も適切なものはどれか。
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問題
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中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問206(中小企業経営・中小企業政策 問18) (訂正依頼・報告はこちら)
総務省「労働力調査」(2025年1月)に基づき、わが国の全産業の就業者数及び製造業の就業者数を、2002年と2024年で比較した場合の記述として、最も適切なものはどれか。
- 全産業の就業者数、製造業の就業者数ともに増加している。
- 全産業の就業者数は増加し、製造業の就業者数は減少している。
- 全産業の就業者数は減少し、製造業の就業者数は増加している。
- 全産業の就業者数、製造業の就業者数ともに減少している。
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この過去問の解説 (1件)
01
「全産業の就業者数は増加し、製造業の就業者数は減少している。」が当てはまります。
総務省「労働力調査」(2025年1月)によると、2002年と2024年の就業者数は、次のようになっています。
<全産業の就業者数>
2002年:6,330万人
2024年:6,781万人
451万人増加しています。
<製造業の就業者数>
2002年:1,202万人
2024年:1,046万人
156万人減少しています。
このように、日本全体では働く人の数が増えている一方、製造業で働く人の数は減っています。
この問題では、全産業の就業者数と製造業の就業者数が、異なる方向に変化していることを理解することが重要です。
不適切です。
全産業の就業者数は、2002年の6,330万人から2024年の6,781万人に増加しています。
この部分は合っています。
しかし、製造業の就業者数は、2002年の1,202万人から2024年の1,046万人に減少しています。
製造業とは、材料や部品を加工して製品を作る産業です。例えば、自動車、食品、機械、電子部品などを製造する企業が含まれます。
製造業では、工場の自動化や生産拠点の海外移転など、働く人の数に影響するさまざまな変化が起きています。
そのため、日本全体の就業者数が増加していても、製造業の就業者数は減少しています。
したがって、製造業の就業者数も増加しているという部分が誤りです。
適切です。
2002年と2024年を比較すると、全産業の就業者数は451万人増加しています。
一方、製造業の就業者数は156万人減少しています。
また、全産業の就業者数に占める製造業の割合も、次のように変化しています。
2002年:19.0%
2024年:15.4%
つまり、日本で働く人のうち、製造業で働く人の割合も低下しています。
製造業以外には、医療・福祉、情報通信業、小売業、サービス業など、さまざまな産業があります。
こうした製造業以外の産業では、就業者数が増加している分野もあり、日本全体の就業者数の増加につながっています。
したがって、問題文の説明と一致しています。
不適切です。
実際の調査結果とは、両方の増減が逆になっています。
全産業の就業者数は、2002年から2024年にかけて451万人増加しています。
一方、製造業の就業者数は156万人減少しています。
なお、全産業の就業者数は、2002年から2024年まで毎年増加していたわけではありません。
例えば、2020年には新型コロナウイルス感染症の影響などによって、一時的に減少しました。
しかし、2002年と2024年の2時点を比較すると、全産業では増加、製造業では減少となっています。
したがって、両方の記述が誤っています。
不適切です。
製造業の就業者数が減少しているという部分は合っています。
しかし、全産業の就業者数は増加しています。
製造業以外の就業者数を計算すると、次のようになります。
<2002年>
6,330-1,202=5,128万人
<2024年>
6,781-1,046=5,735万人
製造業以外の就業者数は、607万人増加しています。
つまり、製造業の就業者数が減少していても、それ以外の産業で働く人が増えたことにより、全産業の就業者数は増加しています。
したがって、全産業の就業者数も減少しているという部分が誤りです。
今回の問題では、「就業者数」の意味と、産業による就業者数の変化を理解することが重要です。
<就業者数とは>
実際に仕事をしている人の数を表します。
会社などに雇われている人だけでなく、自営業主や家族従業者なども含まれます。
そのため、就業者数と雇用者数は同じではありません。
<全産業の就業者数>
2002年:6,330万人
2024年:6,781万人
451万人増加
全産業とは、製造業だけでなく、建設業、卸売業・小売業、医療・福祉、情報通信業など、さまざまな産業を合わせたものです。
<製造業の就業者数>
2002年:1,202万人
2024年:1,046万人
156万人減少
製造業では、2002年と比較して、働く人の数が減少しています。
<全産業に占める製造業の就業者数の割合>
2002年:19.0%
2024年:15.4%
3.6ポイント低下
このように、製造業は就業者数そのものが減少しているだけでなく、日本全体の就業者数に占める割合も低下しています。
なお、就業者数の減少は、必ずしも製造業の生産量や生産額の減少を意味するわけではありません。
例えば、工場で新しい機械やロボットを導入すると、少ない人数でも多くの製品を生産できる場合があります。
そのため、就業者数と生産量は区別して考える必要があります。
今回の問題では、次の2点を覚えておきましょう。
全産業の就業者数:2002年から2024年にかけて増加しています。
製造業の就業者数:2002年から2024年にかけて減少しています。
したがって、「全産業の就業者数は増加し、製造業の就業者数は減少している。」が最も適切です。
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