中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問191 (中小企業経営・中小企業政策 問6)

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問題

中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問191(中小企業経営・中小企業政策 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

総務省「労働力調査(基本集計)」に基づき、2015年から2024年の期間について、雇用者数の増減の推移(前年比)を、産業別、年齢階級・性・雇用形態別及び従業員規模別にそれぞれ見た場合の記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。
なお、従業員規模別の雇用者数の増減については、農林業・漁業を除く雇用者数の増減とする。

a  産業別に見ると、製造業の雇用者数は、2015年以降一貫して増加している。
b  年齢階級・性・雇用形態別に見ると、「15~64歳・女性・正規」の雇用者数は、2015年以降一貫して増加している。
c  従業員規模別に見ると、従業員規模が「1~4人」の事業者における雇用者数は、2015年以降一貫して減少している。
  • a:正  b:正  c:正
  • a:正  b:誤  c:正
  • a:誤  b:正  c:誤
  • a:誤  b:誤  c:正
  • a:誤  b:誤  c:誤

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この過去問の解説 (1件)

01

「a:誤 b:正 c:誤」の組み合わせが当てはまります。

総務省「労働力調査(基本集計)」に基づくと、2015年から2024年にかけて、15~64歳の女性の正規雇用者数は、一貫して増加しています。

一方、製造業の雇用者数は毎年増加しているわけではなく、従業員規模が1~4人の事業者の雇用者数も毎年減少しているわけではありません。

この問題では、雇用者数が長期的に増加・減少しているかではなく、毎年一貫して増加・減少しているかを確認することが重要です。

選択肢3. a:誤  b:正  c:誤

a 産業別に見ると、製造業の雇用者数は、2015年以降一貫して増加している。

誤りです。

製造業の雇用者数は、2015年から2024年にかけて、毎年増加しているわけではありません。

例えば、2024年の製造業の雇用者数は、前年と比較して減少しています。

製造業とは、工場などで原材料や部品を加工し、製品を作る産業のことです。

製造業の雇用者数は、景気の変化や企業の生産活動、人手不足など、さまざまな要因によって増減します。

そのため、増加する年もあれば、減少する年もあります。

なお、2024年は、情報通信業、宿泊業・飲食サービス業、医療・福祉などで雇用者数が増加している一方、製造業では減少しています。

したがって、製造業の雇用者数が2015年以降、一貫して増加しているという説明は誤りです。

b 年齢階級・性・雇用形態別に見ると、「15~64歳・女性・正規」の雇用者数は、2015年以降一貫して増加している。

正しいです。

2015年から2024年にかけて、15~64歳の女性の正規雇用者数は、毎年、前年より増加しています。

正規雇用者とは、一般的に、正社員などとして雇用されている人のことです。

近年は、女性の就業が進むとともに、女性が正規雇用で働く機会も広がっています。

例えば、結婚や出産後も働き続けられるようにする制度の整備や、企業による女性の採用・登用などが進められています。

こうした動きの中で、15~64歳の女性の正規雇用者数は増加してきました。

ここで重要なのは、「一貫して増加している」とは、前年より雇用者数が多い状態が毎年続いているという意味であることです。

今回の調査結果では、この条件を満たしているため、問題文の説明と一致しています。

c 従業員規模別に見ると、従業員規模が「1~4人」の事業者における雇用者数は、2015年以降一貫して減少している。

誤りです。

従業員規模が1~4人の事業者では、雇用者数が減少する年もありますが、毎年減少しているわけではありません。

特に、2024年には、前年と比較して雇用者数が増加に転じています。

従業員規模が1~4人の事業者とは、働いている人が少ない、小規模な事業者のことです。

例えば、従業員が数人の飲食店や小売店、事務所などが考えられます。

2024年の従業員規模別の動きを見ると、次のような特徴があります。

・従業員規模が1~4人の事業者では、雇用者数が増加に転じています。

・従業員規模が5~9人の事業者でも、雇用者数が増加に転じています。

・従業員規模が10~29人の事業者では、雇用者数の減少が続いています。

・従業員規模が100~499人や500人以上の事業者では、雇用者数の増加が比較的大きくなっています。

このように、従業員規模によって雇用者数の動きは異なります。

したがって、1~4人の事業者の雇用者数が2015年以降、一貫して減少しているという説明は誤りです。

まとめ

雇用者数の動きを確認するときは、次の3つの視点を区別することが重要です。

<産業別>

製造業や情報通信業、宿泊業・飲食サービス業など、産業ごとの雇用者数の増減を比較します。

今回の調査では、製造業の雇用者数は2024年に減少しています。

<年齢階級・性・雇用形態別>

年齢や性別、正規・非正規といった雇用形態ごとに、雇用者数の増減を比較します。

今回の調査では、15~64歳の女性の正規雇用者数が、2015年以降、一貫して増加しています。

<従業員規模別>

事業者の従業員規模ごとに、雇用者数の増減を比較します。

今回の調査では、1~4人の事業者の雇用者数は2024年に増加に転じています。

また、前年比とは、前年と比較して数値がどれくらい増加・減少したかを見ることです。

「一貫して増加」と書かれている場合は、毎年増加している必要があり、途中に減少した年があれば、その記述は誤りになります。

反対に、「一貫して減少」と書かれている場合も、途中に増加した年があれば、その記述は誤りです。

今回の問題では、次の3点を押さえておきましょう。

製造業:一貫して増加しているわけではない。

15~64歳・女性・正規:一貫して増加している。

従業員規模1~4人:一貫して減少しているわけではない。

したがって、「a:誤 b:正 c:誤」が最も適切です。

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