中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問190 (中小企業経営・中小企業政策 問5)
問題文
次の文章の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。
財務省「法人企業統計調査年報」に基づき、2023年度における借入金依存度を企業規模別及び業種別に見る。企業規模別に見ると、中小企業の借入金依存度は、大企業と比較して( A )。また、大企業と中小企業の借入金依存度の差を、建設業、宿泊業・飲食サービス業、製造業について見た場合、( B )で最も大きく、( C )で最も小さい。
なお、ここでは、資本金10億円以上の企業を大企業、資本金1億円未満の企業を中小企業とし、金融業・保険業は含まない。
また、借入金依存度は、(金融機関借入金+その他の借入金+社債)÷負債・純資産合計とする。
財務省「法人企業統計調査年報」に基づき、2023年度における借入金依存度を企業規模別及び業種別に見る。企業規模別に見ると、中小企業の借入金依存度は、大企業と比較して( A )。また、大企業と中小企業の借入金依存度の差を、建設業、宿泊業・飲食サービス業、製造業について見た場合、( B )で最も大きく、( C )で最も小さい。
なお、ここでは、資本金10億円以上の企業を大企業、資本金1億円未満の企業を中小企業とし、金融業・保険業は含まない。
また、借入金依存度は、(金融機関借入金+その他の借入金+社債)÷負債・純資産合計とする。
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問題
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中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問190(中小企業経営・中小企業政策 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。
財務省「法人企業統計調査年報」に基づき、2023年度における借入金依存度を企業規模別及び業種別に見る。企業規模別に見ると、中小企業の借入金依存度は、大企業と比較して( A )。また、大企業と中小企業の借入金依存度の差を、建設業、宿泊業・飲食サービス業、製造業について見た場合、( B )で最も大きく、( C )で最も小さい。
なお、ここでは、資本金10億円以上の企業を大企業、資本金1億円未満の企業を中小企業とし、金融業・保険業は含まない。
また、借入金依存度は、(金融機関借入金+その他の借入金+社債)÷負債・純資産合計とする。
財務省「法人企業統計調査年報」に基づき、2023年度における借入金依存度を企業規模別及び業種別に見る。企業規模別に見ると、中小企業の借入金依存度は、大企業と比較して( A )。また、大企業と中小企業の借入金依存度の差を、建設業、宿泊業・飲食サービス業、製造業について見た場合、( B )で最も大きく、( C )で最も小さい。
なお、ここでは、資本金10億円以上の企業を大企業、資本金1億円未満の企業を中小企業とし、金融業・保険業は含まない。
また、借入金依存度は、(金融機関借入金+その他の借入金+社債)÷負債・純資産合計とする。
- A:高い B:建設業 C:製造業
- A:高い B:宿泊業・飲食サービス業 C:製造業
- A:高い B:製造業 C:宿泊業・飲食サービス業
- A:低い B:建設業 C:宿泊業・飲食サービス業
- A:低い B:宿泊業・飲食サービス業 C:建設業
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この過去問の解説 (1件)
01
「A:高い B:宿泊業・飲食サービス業 C:製造業」が当てはまります。
財務省「法人企業統計調査年報」に基づく2023年度のデータでは、中小企業の借入金依存度は、大企業よりも高い傾向にあります。
また、建設業、宿泊業・飲食サービス業、製造業の3業種について、大企業と中小企業の借入金依存度の差を比較すると、最も大きいのは宿泊業・飲食サービス業、最も小さいのは製造業です。
借入金依存度とは、企業の資金全体のうち、借入金や社債にどれくらい頼っているかを表す指標です。
この問題では、企業規模による借入金依存度の違いと、業種別の差の大きさを理解することが重要です。
<A:中小企業の借入金依存度>
Aには、「高い」が入ります。
2023年度の全産業の借入金依存度は、次のとおりです。
大企業:32.8%
中小企業:38.2%
中小企業の方が、大企業よりも5.4ポイント高くなっています。
一般的に、中小企業は大企業と比較して、株式発行などによって資金を調達することが難しく、金融機関からの借入れに頼る場合があります。
そのため、企業全体の資金に占める借入金などの割合が高くなる傾向があります。
したがって、Aは「高い」です。
<B:企業規模間の差が最も大きい業種>
Bには、「宿泊業・飲食サービス業」が入ります。
2023年度の借入金依存度を比較すると、次のようになります。
<宿泊業・飲食サービス業>
大企業:25.1%
中小企業:71.6%
差:71.6-25.1=46.5ポイント
<建設業>
大企業:14.3%
中小企業:31.8%
差:31.8-14.3=17.5ポイント
<製造業>
大企業:20.1%
中小企業:33.5%
差:33.5-20.1=13.4ポイント
3業種を比較すると、宿泊業・飲食サービス業の差は46.5ポイントで、ほかの2業種より大きくなっています。
特に、宿泊業・飲食サービス業の中小企業では、借入金依存度が71.6%と、7割を超えていることが特徴です。
したがって、Bは「宿泊業・飲食サービス業」です。
<C:企業規模間の差が最も小さい業種>
Cには、「製造業」が入ります。
3業種の大企業と中小企業の差を整理すると、次のとおりです。
宿泊業・飲食サービス業:46.5ポイント
建設業:17.5ポイント
製造業:13.4ポイント
製造業の差が13.4ポイントで、最も小さくなっています。
製造業では、大企業の借入金依存度が20.1%、中小企業が33.5%です。
中小企業の方が高いものの、その差は建設業や宿泊業・飲食サービス業より小さくなっています。
したがって、Cは「製造業」です。
借入金依存度とは、企業の資金全体のうち、借入金や社債が占める割合です。
今回の問題では、次の計算式を使用します。
借入金依存度=(金融機関借入金+その他の借入金+社債)÷負債・純資産合計×100
例えば、負債・純資産の合計が1億円で、借入金と社債の合計が4,000万円の場合、借入金依存度は40%となります。
一般的に、借入金依存度が高いほど、借入金の返済や支払利息による負担が大きくなる可能性があります。
特に、金利が上昇すると、借入金の多い企業は支払利息が増加し、利益が圧迫される場合があります。
今回の2023年度の調査結果は、次のように整理できます。
<全産業>
大企業:32.8%
中小企業:38.2%
中小企業の方が5.4ポイント高い
<建設業>
大企業:14.3%
中小企業:31.8%
企業規模間の差:17.5ポイント
<宿泊業・飲食サービス業>
大企業:25.1%
中小企業:71.6%
企業規模間の差:46.5ポイント
<製造業>
大企業:20.1%
中小企業:33.5%
企業規模間の差:13.4ポイント
この問題では、特に次の3点を覚えておくことが重要です。
中小企業の借入金依存度は、大企業より高い。
企業規模間の差が最も大きいのは、宿泊業・飲食サービス業。
企業規模間の差が最も小さいのは、製造業。
なお、借入金依存度が高いことだけで、必ずしも経営状態が悪いとは判断できません。借入金を設備投資などに活用して、利益を増やしている場合もあるためです。
したがって、「A:高い B:宿泊業・飲食サービス業 C:製造業」が最も適切です。
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