中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問189 (中小企業経営・中小企業政策 問4)
問題文
財務省「法人企業統計調査季報」に基づき、2010年から2024年までの経常利益の推移を企業規模別に見た場合の記述として、最も適切なものはどれか。
なお、ここでの大企業とは資本金10億円以上の企業、中小企業とは資本金1,000万円以上1億円未満の企業とし、金融業、保険業は含まない。また、経常利益については、後方4四半期移動平均で見る。
なお、ここでの大企業とは資本金10億円以上の企業、中小企業とは資本金1,000万円以上1億円未満の企業とし、金融業、保険業は含まない。また、経常利益については、後方4四半期移動平均で見る。
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問題
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中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問189(中小企業経営・中小企業政策 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
財務省「法人企業統計調査季報」に基づき、2010年から2024年までの経常利益の推移を企業規模別に見た場合の記述として、最も適切なものはどれか。
なお、ここでの大企業とは資本金10億円以上の企業、中小企業とは資本金1,000万円以上1億円未満の企業とし、金融業、保険業は含まない。また、経常利益については、後方4四半期移動平均で見る。
なお、ここでの大企業とは資本金10億円以上の企業、中小企業とは資本金1,000万円以上1億円未満の企業とし、金融業、保険業は含まない。また、経常利益については、後方4四半期移動平均で見る。
- 大企業の経常利益は、横ばい傾向で推移している。
- 中小企業の経常利益と大企業の経常利益の差は拡大傾向にある。
- 中小企業の経常利益と大企業の経常利益の差は縮小傾向にある。
- 中小企業の経常利益は、減少傾向で推移している。
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この過去問の解説 (1件)
01
「中小企業の経常利益と大企業の経常利益の差は拡大傾向にある。」が当てはまります。
財務省の「法人企業統計調査季報」に基づくと、2010年から2024年にかけて、大企業と中小企業の経常利益は、どちらも長期的には増加傾向にあります。
しかし、大企業の経常利益は中小企業よりも大きく伸びており、両者の差は拡大傾向にあります。
この問題では、経常利益が増えているかどうかだけでなく、大企業と中小企業の利益の伸び方の違いを読み取ることが重要です。
不適切です。
大企業の経常利益は、2010年から2024年にかけて、全体として増加傾向で推移しています。
特に、2020年には新型コロナウイルス感染症の影響などで経常利益が落ち込みましたが、その後は回復し、2024年にかけて大きく増加しています。
したがって、大企業の経常利益が横ばい傾向で推移しているという説明は誤りです。
適切です。
2010年から2024年にかけて、大企業と中小企業の経常利益は、どちらも増加傾向にあります。
しかし、大企業の経常利益は中小企業よりも大きく伸びています。
中小企業の経常利益も、2020年第3四半期を底に増加傾向で推移していますが、大企業と比較すると伸び悩んでいます。
そのため、大企業と中小企業の経常利益の差は、長期的に見ると広がっています。
例えば、大企業の利益が100億円から200億円に増加し、中小企業の利益が50億円から70億円に増加した場合を考えます。
最初の利益の差は、
100-50=50億円
です。
その後の利益の差は、
200-70=130億円
となります。
このように、両方の利益が増加していても、大企業の利益の増加額が中小企業より大きければ、両者の差は拡大します。
したがって、問題文の説明と一致しています。
不適切です。
2010年から2024年にかけて、大企業の経常利益は、中小企業の経常利益よりも大きく伸びています。
そのため、両者の利益の差は、縮小ではなく拡大傾向にあります。
中小企業も利益を増やしていますが、大企業ほど大きく伸びていないことがポイントです。
したがって、経常利益の差が縮小傾向にあるという説明は誤りです。
不適切です。
中小企業の経常利益は、2010年から2024年にかけて、長期的には増加傾向で推移しています。
2020年には新型コロナウイルス感染症の影響などで一時的に落ち込みましたが、その後は回復しています。
中小企業庁の「2025年版中小企業白書」でも、中小企業の経常利益は2020年第3四半期を底に増加傾向で推移しているとされています。
ただし、大企業と比較すると利益の伸びは小さく、両者の差は拡大しています。
したがって、中小企業の経常利益が減少傾向で推移しているという説明は誤りです。
今回の問題で重要なポイントは、次のとおりです。
<経常利益とは>
企業が通常の事業活動を通じて得た利益のことです。
本業による利益に加えて、受取利息や支払利息など、本業以外で日常的に発生する収益や費用も含めて計算します。
<後方4四半期移動平均とは>
直近4四半期(1年間)の数値を平均して、推移を確認する方法です。
例えば、2024年第4四半期の後方4四半期移動平均は、2024年第1四半期から第4四半期までの4つの四半期の数値を平均して求めます。
この方法によって、四半期ごとの一時的な変動をならし、長期的な傾向を確認しやすくなります。
<企業規模の区分>
今回の問題では、資本金によって企業を区分しています。
大企業:資本金10億円以上
中小企業:資本金1,000万円以上1億円未満
なお、金融業と保険業は含まれていません。
<2010年から2024年の経常利益の推移>
大企業:長期的に増加傾向であり、特に近年は大きく伸びています。
中小企業:長期的に増加傾向ですが、大企業と比較すると伸び悩んでいます。
大企業と中小企業の差:拡大傾向にあります。
この問題では、中小企業の経常利益も増加しているものの、大企業の経常利益の方が大きく伸びているため、両者の差が広がっていることが重要です。
したがって、「中小企業の経常利益と大企業の経常利益の差は拡大傾向にある。」が最も適切です。
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