中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問183 (経営情報システム 問23)
問題文
社内にある情報システムをインターネットに接続して運用する場合、セキュリティ面の対策が必要となる。
この対策に関する記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。
a 自社が運用するECサイトへの社外からの攻撃に備えるため、WebアプリケーションサーバとデータベースサーバをDMZに配置している。
b Webアプリケーションサーバへの攻撃を防御するため、WAFによって受信したデータのチェックを行っている。
c 社外ネットワークからDMZサーバ群への不正なアクセスを遮断するため、ファイアウォールにおいて接続時のポート番号を制限している。
d 社外ネットワークからのメールを受信する際、社内のファイルサーバ内に設置したサンドボックスの環境を用いて、メールにマルウェアなどが含まれていないか確認している。
この対策に関する記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。
a 自社が運用するECサイトへの社外からの攻撃に備えるため、WebアプリケーションサーバとデータベースサーバをDMZに配置している。
b Webアプリケーションサーバへの攻撃を防御するため、WAFによって受信したデータのチェックを行っている。
c 社外ネットワークからDMZサーバ群への不正なアクセスを遮断するため、ファイアウォールにおいて接続時のポート番号を制限している。
d 社外ネットワークからのメールを受信する際、社内のファイルサーバ内に設置したサンドボックスの環境を用いて、メールにマルウェアなどが含まれていないか確認している。
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問題
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中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問183(経営情報システム 問23) (訂正依頼・報告はこちら)
社内にある情報システムをインターネットに接続して運用する場合、セキュリティ面の対策が必要となる。
この対策に関する記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。
a 自社が運用するECサイトへの社外からの攻撃に備えるため、WebアプリケーションサーバとデータベースサーバをDMZに配置している。
b Webアプリケーションサーバへの攻撃を防御するため、WAFによって受信したデータのチェックを行っている。
c 社外ネットワークからDMZサーバ群への不正なアクセスを遮断するため、ファイアウォールにおいて接続時のポート番号を制限している。
d 社外ネットワークからのメールを受信する際、社内のファイルサーバ内に設置したサンドボックスの環境を用いて、メールにマルウェアなどが含まれていないか確認している。
この対策に関する記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。
a 自社が運用するECサイトへの社外からの攻撃に備えるため、WebアプリケーションサーバとデータベースサーバをDMZに配置している。
b Webアプリケーションサーバへの攻撃を防御するため、WAFによって受信したデータのチェックを行っている。
c 社外ネットワークからDMZサーバ群への不正なアクセスを遮断するため、ファイアウォールにおいて接続時のポート番号を制限している。
d 社外ネットワークからのメールを受信する際、社内のファイルサーバ内に設置したサンドボックスの環境を用いて、メールにマルウェアなどが含まれていないか確認している。
- aとc
- aとd
- bとc
- bとd
- cとd
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この過去問の解説 (2件)
01
「bとc」の組み合わせが当てはまります。
企業が社内の情報システムをインターネットに接続する場合、外部からの不正アクセスやマルウェアによる被害を防ぐために、適切なセキュリティ対策が必要です。
代表的な対策には、DMZ、WAF、ファイアウォール、サンドボックスなどがあります。
この問題では、WAFによるWebアプリケーションへの攻撃対策と、ファイアウォールによる通信の制限が適切な対策に該当します。
a 自社が運用するECサイトへの社外からの攻撃に備えるため、WebアプリケーションサーバとデータベースサーバをDMZに配置している。
誤りです。
DMZ(DeMilitarized Zone)とは、インターネットと社内ネットワークの間に設ける、外部からのアクセスを受け付けるためのネットワーク領域です。
例えば、インターネット上の利用者がアクセスするWebサーバなどをDMZに配置します。
DMZを設ける目的は、外部に公開するサーバと社内ネットワークを分離し、万が一サーバが攻撃を受けても、社内の重要な情報に被害が広がりにくくすることです。
ECサイトの場合、Webアプリケーションサーバは、利用者からのアクセスを受け付けるため、DMZに配置することがあります。
一方、データベースサーバには、顧客情報や注文履歴などの重要なデータが保存されています。
そのため、データベースサーバはDMZではなく、原則として外部から直接アクセスできない内部ネットワークに配置することが望ましいです。
さらに、Webアプリケーションサーバからデータベースサーバへの通信も、必要なものだけに制限します。
したがって、Webアプリケーションサーバとデータベースサーバの両方をDMZに配置している点が不適切です。
b Webアプリケーションサーバへの攻撃を防御するため、WAFによって受信したデータのチェックを行っている。
正しいです。
WAF(Web Application Firewall)とは、Webアプリケーションを狙った攻撃を検知し、防御するための仕組みです。
WAFは、Webサイトに送られてくる通信内容などを確認し、不正なアクセスや攻撃と判断した通信を遮断します。
例えば、次のような攻撃への対策として利用されます。
SQLインジェクション
Webサイトの入力欄などに不正な命令を送り、データベースの情報を不正に取得したり、書き換えたりしようとする攻撃です。
クロスサイトスクリプティング(XSS)
Webページに不正なプログラムを埋め込み、利用者のブラウザで実行させようとする攻撃です。
WAFは、このような攻撃に使われる不審な通信内容をチェックし、必要に応じて遮断します。
したがって、Webアプリケーションサーバを保護するためにWAFを利用することは、適切なセキュリティ対策です。
ただし、WAFだけですべての攻撃を防げるわけではないため、プログラムの脆弱性を修正することなども重要です。
c 社外ネットワークからDMZサーバ群への不正なアクセスを遮断するため、ファイアウォールにおいて接続時のポート番号を制限している。
正しいです。
ファイアウォールとは、ネットワーク間の通信を監視し、あらかじめ設定したルールに従って、通信を許可したり遮断したりする仕組みです。
ファイアウォールでは、IPアドレスやポート番号などを使って、通信を制限できます。
ポート番号とは、通信する機器の中で、どのサービスやアプリケーションに接続するのかを識別するための番号です。
例えば、Webサイトの通信では、主に次のポート番号が利用されます。
・HTTP:80番
・HTTPS:443番
Webサイトを公開する場合、必要な80番や443番のポートへのアクセスを許可し、不要なポートへのアクセスを遮断することができます。
これにより、外部から利用する必要のないサービスへの接続を防ぎ、不正アクセスの危険性を減らせます。
したがって、DMZに配置したサーバへの通信を、ポート番号によって制限することは適切な対策です。
なお、許可されたポートを使った攻撃まですべて防げるわけではないため、WAFなどと組み合わせることが重要です。
d 社外ネットワークからのメールを受信する際、社内のファイルサーバ内に設置したサンドボックスの環境を用いて、メールにマルウェアなどが含まれていないか確認している。
誤りです。
サンドボックスとは、不審なファイルやプログラムを、通常のシステムから隔離された環境で実行し、危険な動作をしないか確認する仕組みです。
例えば、社外から届いたメールの添付ファイルにマルウェアが含まれているかを調べるために利用されます。
マルウェアとは、コンピュータに不正な動作をさせたり、情報を盗み取ったりする悪意のあるプログラムです。
サンドボックスでは、疑わしいファイルを実際に動かし、次のような不審な動作がないかを確認します。
・外部の不審なサーバへ接続する。
・システムの設定やファイルを勝手に変更する。
・別の不正なプログラムをダウンロードする。
ただし、サンドボックスは、社内の重要なシステムから安全に隔離された環境で利用することが重要です。
問題文では、サンドボックスを社内のファイルサーバ内に設置しています。
ファイルサーバは、従業員が業務で使用する文書などを保存する重要なシステムです。
そのため、適切な隔離を確保せずに不審なファイルを実行すると、ファイルサーバや社内ネットワークに被害が及ぶ危険性があります。
メールの安全性を確認する場合は、専用の隔離された検査環境や、メールセキュリティサービスなどを利用することが望ましいです。
したがって、社内のファイルサーバ内にサンドボックスを設置して検査するという構成は、適切な対策とはいえません。
今回の問題に登場した主なセキュリティ対策は、次のように整理できます。
<DMZ>
インターネットと社内ネットワークの間に設けるネットワーク領域です。
外部公開するWebサーバなどを配置し、社内ネットワークへの被害の拡大を防ぎます。
重要なデータを保存するデータベースサーバは、原則として内部ネットワークで保護します。
<WAF>
Webアプリケーションを狙った攻撃を検知・防御する仕組みです。
SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなどへの対策として利用されます。
<ファイアウォール>
IPアドレスやポート番号などに基づいて通信を制限する仕組みです。
必要な通信だけを許可することで、不正アクセスの危険性を減らします。
<サンドボックス>
不審なファイルやプログラムを、隔離された環境で実行し、危険な動作がないか確認する仕組みです。
マルウェアの検出などに利用されます。
この問題では、WAFはWebアプリケーションへの攻撃を防ぎ、ファイアウォールはネットワーク通信を制限するという役割の違いが重要です。
また、DMZやサンドボックスを利用する際は、重要な社内システムと適切に分離することが必要です。
したがって、「bとc」が最も適切です。
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02
企業のセキュリティ対策に関する問題です。
各選択肢で問われている用語について、以下に解説します。
a.DMZ(DeMilitarized Zone:非武装地帯)
インターネットと社内ネットワークの境界部分に設置される緩衝エリアのことです。DMZにより、外部から悪意のある攻撃を防ぎます。
→自社が運用するECサイトへの社外からの攻撃に備えるには、WebアプリケーションサーバとデータベースサーバはDMZではなく社内ネットワーク内(DMZより内側)に配置すべきであるため、不適切な選択肢となります。
b.WAF(Web Application Firewall)
Webアプリケーションの脆弱性を突いた攻撃を検知・防御するためのセキュリティ対策方法です。
→Webアプリケーションサーバへの攻撃を防御するため、WAFによって受信したデータのチェックを行うことは正しい選択肢となります。
c.社外ネットワークからDMZサーバ群への不正なアクセスを遮断するため、ファイアウォールにおいて接続時のポート番号を制限している。
→選択肢bでもファイアウォールが問われていますが、こちらも正しい選択肢となります。
d.サンドボックス
通常のシステムやネットワークから隔離された安全な仮想環境をいいます。子供が安全に遊べる「砂場」が語源です。
→サンドボックスはネットワークから隔離された仮想環境であるため、社内のファイルサーバ内には設置しません。したがって、不適切な選択肢となります。
以上から、最も適切な記述の組み合わせはbとcとなります。
冒頭の解説より、最も適切な記述の組み合わせはbとcであるため不適切な選択肢となります。
冒頭の解説より、最も適切な記述の組み合わせはbとcであるため不適切な選択肢となります。
冒頭の解説より、最も適切な記述の組み合わせはbとcであるため正解の選択肢となります。
冒頭の解説より、最も適切な記述の組み合わせはbとcであるため不適切な選択肢となります。
冒頭の解説より、最も適切な記述の組み合わせはbとcであるため不適切な選択肢となります。
【補足】
本問の復習としては、令和5年度第22問が最適です。DMZとWAFが出題されています。
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