中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問181 (経営情報システム 問21)
問題文
中小企業では情報システムの調達や開発を外部に委託することが多い。契約に先駆けて行う、仕様の策定からベンダー選定までのシステム開発の上流工程に関する以下の文章の空欄A~Cに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。
業務システムの導入検討では、まず現場の業務フローをヒアリングし、課題や改善ニーズを整理する。システム導入の目的に適合している製品やサービスが分からない場合は、必要に応じて( A )を作成し、ベンダーから調達や開発に必要な情報を収集する。次にシステム開発の背景や現状の課題、機能面の仕様、予算や希望納期などをまとめておき、適任のベンダーを選定するために複数のベンダーに対して( B )を配付する。各ベンダーから提案を受け取り、デモンストレーションやヒアリングを通じて比較検討を行う。ベンダー選定にあたっては、コストだけでなく、導入実績、サポート体制、与信情報、将来的な拡張性なども重要な評価視点となる。選定後は、納期や契約条件について詳細な調整を行い、正式な契約締結へと進む。
なお、AIのような新しい技術の導入に関して技術的実現性を確認したい場合には、ベンダーと( C )を実施することもある。
業務システムの導入検討では、まず現場の業務フローをヒアリングし、課題や改善ニーズを整理する。システム導入の目的に適合している製品やサービスが分からない場合は、必要に応じて( A )を作成し、ベンダーから調達や開発に必要な情報を収集する。次にシステム開発の背景や現状の課題、機能面の仕様、予算や希望納期などをまとめておき、適任のベンダーを選定するために複数のベンダーに対して( B )を配付する。各ベンダーから提案を受け取り、デモンストレーションやヒアリングを通じて比較検討を行う。ベンダー選定にあたっては、コストだけでなく、導入実績、サポート体制、与信情報、将来的な拡張性なども重要な評価視点となる。選定後は、納期や契約条件について詳細な調整を行い、正式な契約締結へと進む。
なお、AIのような新しい技術の導入に関して技術的実現性を確認したい場合には、ベンダーと( C )を実施することもある。
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問題
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中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問181(経営情報システム 問21) (訂正依頼・報告はこちら)
中小企業では情報システムの調達や開発を外部に委託することが多い。契約に先駆けて行う、仕様の策定からベンダー選定までのシステム開発の上流工程に関する以下の文章の空欄A~Cに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。
業務システムの導入検討では、まず現場の業務フローをヒアリングし、課題や改善ニーズを整理する。システム導入の目的に適合している製品やサービスが分からない場合は、必要に応じて( A )を作成し、ベンダーから調達や開発に必要な情報を収集する。次にシステム開発の背景や現状の課題、機能面の仕様、予算や希望納期などをまとめておき、適任のベンダーを選定するために複数のベンダーに対して( B )を配付する。各ベンダーから提案を受け取り、デモンストレーションやヒアリングを通じて比較検討を行う。ベンダー選定にあたっては、コストだけでなく、導入実績、サポート体制、与信情報、将来的な拡張性なども重要な評価視点となる。選定後は、納期や契約条件について詳細な調整を行い、正式な契約締結へと進む。
なお、AIのような新しい技術の導入に関して技術的実現性を確認したい場合には、ベンダーと( C )を実施することもある。
業務システムの導入検討では、まず現場の業務フローをヒアリングし、課題や改善ニーズを整理する。システム導入の目的に適合している製品やサービスが分からない場合は、必要に応じて( A )を作成し、ベンダーから調達や開発に必要な情報を収集する。次にシステム開発の背景や現状の課題、機能面の仕様、予算や希望納期などをまとめておき、適任のベンダーを選定するために複数のベンダーに対して( B )を配付する。各ベンダーから提案を受け取り、デモンストレーションやヒアリングを通じて比較検討を行う。ベンダー選定にあたっては、コストだけでなく、導入実績、サポート体制、与信情報、将来的な拡張性なども重要な評価視点となる。選定後は、納期や契約条件について詳細な調整を行い、正式な契約締結へと進む。
なお、AIのような新しい技術の導入に関して技術的実現性を確認したい場合には、ベンダーと( C )を実施することもある。
- A:RFI B:RFP C:PoB
- A:RFI B:RFP C:PoC
- A:RFP B:RFI C:PoB
- A:RFP B:RFI C:PoC
- A:RFP B:RFQ C:PoV
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この過去問の解説 (2件)
01
「A:RFI B:RFP C:PoC」の組み合わせが当てはまります。
企業が情報システムの導入や開発を外部のベンダー(システム開発会社など)に依頼する場合、まず必要な情報を集め、各社の提案を比較して、適切なベンダーを選ぶことが重要です。
このとき利用されるのが、RFI(情報提供依頼書)とRFP(提案依頼書)です。
また、AIなどの新しい技術を導入する際には、実際に実現できるかを確認するため、PoC(概念実証)を行うことがあります。
この問題では、RFIは情報収集、RFPは具体的な提案の依頼、PoCは技術的な実現可能性の確認という違いを理解することがポイントです。
<A:RFI(情報提供依頼書)>
Aには、RFIが入ります。
RFIは、Request for Informationの略で、日本語では「情報提供依頼書」といいます。
RFIとは、システムの導入や開発を検討する段階で、ベンダーから製品やサービス、技術などに関する情報を集めるための文書です。
例えば、企業が新しい在庫管理システムを導入したいものの、どのような製品があるのか分からない場合を考えます。
このとき、複数のベンダーにRFIを送付し、次のような情報を集めます。
・どのような製品やサービスがあるか。
・どのような機能を提供できるか。
・既存のシステムと連携できるか。
・導入にはどの程度の期間や費用が必要か。
RFIを利用することで、企業は導入可能な製品や技術を把握し、システムに求める条件を整理できます。
つまり、RFIは、具体的な提案を依頼する前に、必要な情報を集めるためのものです。
<B:RFP(提案依頼書)>
Bには、RFPが入ります。
RFPは、Request for Proposalの略で、日本語では「提案依頼書」といいます。
RFPとは、導入したいシステムの目的や必要な機能、予算、納期などを示し、ベンダーに具体的な提案を求めるための文書です。
例えば、企業が新しい販売管理システムを導入する場合、次のような内容をRFPにまとめます。
・システム導入の目的
・現在の業務上の課題
・システムに必要な機能
・予算や希望する納期
・保守やサポートに関する条件
ベンダーはRFPの内容に基づいて、システムの構成や開発方法、費用、スケジュールなどを提案します。
企業は、各ベンダーから提出された提案書を比較し、導入実績やサポート体制なども考慮して、依頼先を選定します。
つまり、RFPは、具体的な提案を受け取り、ベンダーを比較・選定するためのものです。
<C:PoC(概念実証)>
Cには、PoCが入ります。
PoCは、Proof of Conceptの略で、日本語では「概念実証」といいます。
PoCとは、新しい技術やアイデアが実際に実現できるかを、小規模な試作や実験によって確認することです。
例えば、企業がAIを利用して商品の売上を予測するシステムを導入したい場合を考えます。
本格的なシステムを開発する前に、一部の売上データを使ってAIによる予測を試し、十分な精度が得られるかを確認します。
このような取り組みがPoCです。
PoCを実施することで、技術的な問題点や課題を早い段階で発見できます。
また、実現が難しいシステムに多額の費用をかけてしまう危険性を減らすことにもつながります。
つまり、PoCは、本格的な開発や導入を行う前に、技術的な実現可能性を確認するためのものです。
システムの調達や開発に関する主な用語は、次のように整理できます。
<RFI:Request for Information>
情報提供依頼書です。
ベンダーから製品やサービス、技術などに関する情報を収集するために利用します。
<RFP:Request for Proposal>
提案依頼書です。
システムに必要な機能や予算、納期などを示し、ベンダーから具体的な提案を受け取るために利用します。
<RFQ:Request for Quotation>
見積依頼書です。
製品やサービスの価格、費用などの見積りを求めるために利用します。
<PoC:Proof of Concept>
概念実証です。
新しい技術やアイデアが、実際に実現できるかを確認します。
<PoV:Proof of Value>
価値実証です。
新しい技術やサービスを導入することで、期待する価値や効果が得られるかを確認します。
<PoB:Proof of Business>
事業実証です。
新しい事業やサービスが、収益性や市場性などの面からビジネスとして成立するかを確認します。
なお、システム調達では、一般的に次のような流れで進めます。
業務上の課題を整理する → RFIで情報を集める → RFPで提案を求める → 提案を比較してベンダーを選定する → 契約を締結する
必要に応じて、開発や導入の前にPoCなどを実施する場合もあります。
この問題では、RFIは情報収集、RFPは提案依頼、PoCは実現可能性の検証という違いが重要です。
したがって、「A:RFI B:RFP C:PoC」が最も適切です。
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02
システム開発に関する用語を問う問題です。空欄AやBは過去に出題があります(平成30年度)が、与件文の空欄前後の記述から推測することも可能であるためこちらの方法で解説します。
・空欄A
「必要に応じて(A)を作成し、ベンダーから調達や開発に必要な情報を収集する」とあるため、RFI(Request For Information:情報提供依頼書)が該当します。
・空欄B
「適任のベンダーを選定するために複数のベンダーに対して(B)を配付する」とあるため、RFP(Request for Proposal:提案依頼書)が該当します。
・空欄C
「技術的実現性を確認したい場合には、ベンダーと(C)を実施する」とあるため、PoC(Proof of Concept:概念実証)が該当します。
以上から、最も適切な用語の組み合わせは「A:RFI B:RFP C:PoC」となります。
冒頭の解説より、最も適切な用語の組み合わせは「A:RFI B:RFP C:PoC」であるため不適切な選択肢となります。
冒頭の解説より、最も適切な用語の組み合わせは「A:RFI B:RFP C:PoC」であるため正解の選択肢となります。
冒頭の解説より、最も適切な用語の組み合わせは「A:RFI B:RFP C:PoC」であるため不適切な選択肢となります。
冒頭の解説より、最も適切な用語の組み合わせは「A:RFI B:RFP C:PoC」であるため不適切な選択肢となります。
冒頭の解説より、最も適切な用語の組み合わせは「A:RFI B:RFP C:PoC」であるため不適切な選択肢となります。
【補足】
各選択肢の、他の用語の解説です。
・空欄B
RFQ(Request for Quotation)は、見積依頼書のことです。
・空欄C
PoB(Proof of Business)は事業実証のことで、システム開発に関する用語というよりはビジネス用語です。
PoV(Proof of Value)は価値実証・事業化検証のことです。ビジネスとして取り組む価値があるのかどうかを検証するという意味で、システム開発に関する用語というよりはビジネス用語です。
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