中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問162 (経営情報システム 問2)

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問題

中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問162(経営情報システム 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

データの信頼性向上やアクセスの高速化を目的として、複数のHDDやSSDを組み合わせ、RAIDを構成することがある。RAIDに関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • RAID0は、ミラーリングと呼ばれる方式で、複数のディスクに同じ内容を書き込み、信頼性を向上させる。
  • RAID1は、最低3台のディスクで構成され、そのうち1台が故障してもリアルタイムにデータの復元ができる。
  • RAID1は、ストライピングと呼ばれる方式で、データをブロック単位で複数のディスクに分散することで、アクセスを高速化する。
  • RAID5は、パリティ付きストライピングと呼ばれる方式で、ディスクが2台同時に故障してもリアルタイムにデータの復元ができる。
  • RAID10は、ミラーリングとストライピングを組み合わせた方式で、信頼性の向上と高速化の両方を実現できる。

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この過去問の解説 (1件)

01

「RAID10は、ミラーリングとストライピングを組み合わせた方式で、信頼性の向上と高速化の両方を実現できる。」が当てはまります。

RAIDとは、複数のHDDやSSDを組み合わせて、データの読み書きを高速化したり、ディスクの故障によるデータの消失を防いだりする技術です。

RAIDにはいくつかの種類があり、データを分散して保存する方式や、同じデータを複数のディスクに保存する方式などがあります。

この問題では、RAID0、RAID1、RAID5、RAID10の仕組みと、故障に対する強さの違いを理解することが重要です。

選択肢1. RAID0は、ミラーリングと呼ばれる方式で、複数のディスクに同じ内容を書き込み、信頼性を向上させる。

不適切です。

RAID0は、ストライピングと呼ばれる方式です。

ストライピングとは、データを複数のディスクに分散して保存することで、読み書きの速度を高める仕組みです。

例えば、1つのデータを分割し、2台のディスクに分けて保存することで、同時にデータを読み書きできます。

しかし、RAID0にはデータを複製する仕組みがありません。

そのため、1台でもディスクが故障すると、データを復元できなくなる可能性があります。

したがって、RAID0は信頼性よりも高速化を重視した方式です。

選択肢2. RAID1は、最低3台のディスクで構成され、そのうち1台が故障してもリアルタイムにデータの復元ができる。

不適切です。

RAID1は、ミラーリングと呼ばれる方式です。

ミラーリングとは、複数のディスクに同じデータを保存する仕組みです。

RAID1は最低2台のディスクで構成できます。

例えば、2台のディスクに同じデータを保存しておけば、1台が故障しても、もう1台に残っているデータを利用できます。

そのため、ディスクの故障に対する信頼性を高めることができます。

ただし、RAID1は最低3台ではなく、2台から構成できるため、問題文は誤りです。

選択肢3. RAID1は、ストライピングと呼ばれる方式で、データをブロック単位で複数のディスクに分散することで、アクセスを高速化する。

不適切です。

RAID1はストライピングではなく、ミラーリングを利用する方式です。

ミラーリングは、同じデータを複数のディスクに書き込むことで、故障に備える仕組みです。

一方、データをブロック単位で複数のディスクに分散し、アクセスを高速化する方式はRAID0です。

したがって、RAID0とRAID1の特徴を取り違えています。

選択肢4. RAID5は、パリティ付きストライピングと呼ばれる方式で、ディスクが2台同時に故障してもリアルタイムにデータの復元ができる。

不適切です。

RAID5は、パリティ付きストライピングと呼ばれる方式です。

パリティとは、ディスクが故障したときに、失われたデータを復元するために利用する情報です。

RAID5では、データとパリティを複数のディスクに分散して保存します。

最低3台のディスクで構成でき、1台が故障しても、残りのデータとパリティから失われたデータを復元できます。

しかし、RAID5では、原則として2台同時の故障には対応できません。

2台のディスクが故障してもデータを復元できる方式は、RAID6です。

したがって、「2台同時に故障しても」という部分が誤りです。

選択肢5. RAID10は、ミラーリングとストライピングを組み合わせた方式で、信頼性の向上と高速化の両方を実現できる。

適切です。

RAID10は、RAID1のミラーリングとRAID0のストライピングを組み合わせた方式です。

一般的に、最低4台のディスクを使用します。

例えば、4台のディスクを使う場合、2台ずつの組で同じデータを保存するミラーリングを行い、さらに、それぞれの組にデータを分散して保存します。

この仕組みにより、次の2つの効果が得られます。

信頼性の向上

同じデータを複数のディスクに保存するため、ディスクが故障しても、別のディスクに残っているデータを利用できます。

アクセスの高速化

データを複数のディスクに分散して保存するため、読み書きの速度を高めることができます。

つまり、RAID10は、RAID1の信頼性とRAID0の高速性を組み合わせた方式です。

ただし、同じデータを複製して保存するため、利用できる記憶容量が少なくなるという特徴もあります。

まとめ

RAIDの主な方式は、次のように整理できます。

<RAID0:ストライピング>

データを複数のディスクに分散して保存する方式です。

高速化を重視しますが、故障に対する保護機能はありません。

<RAID1:ミラーリング>

複数のディスクに同じデータを保存する方式です。

信頼性を重視しており、最低2台のディスクで構成できます。

<RAID5:パリティ付きストライピング>

データとパリティを複数のディスクに分散して保存する方式です。

最低3台のディスクが必要で、1台の故障に対応できます。

<RAID6:パリティ付きストライピング>

RAID5よりも故障に対する保護機能を高めた方式です。

最低4台のディスクが必要で、2台同時の故障に対応できます。

<RAID10:ミラーリング+ストライピング>

RAID1とRAID0を組み合わせた方式です。

最低4台のディスクが必要で、信頼性の向上とアクセスの高速化を両立できます。

したがって、「RAID10は、ミラーリングとストライピングを組み合わせた方式で、信頼性の向上と高速化の両方を実現できる。」が最も適切です。

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