中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問161 (経営情報システム 問1)

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問題

中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問161(経営情報システム 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

無線通信技術は、日常生活のさまざまな場面で活用されている。そのような無線通信技術の1つにNFCがある。NFCの特徴や応用例に関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • IC運転免許証(ICカード免許証)やマイナンバーカードのICチップの情報を読み取るのに用いられている。
  • 広範囲通信が可能な低消費電力の無線通信方式で、大量のIoTデバイスを接続して運用ができる。
  • 赤外線方式のタッチセンサーで、位置情報を検出するために用いられている。
  • センサーネットワークの構築に適した無線通信方式で、通信距離は10mから75m程度である。
  • 店舗決済において、支払者がQRコードを表示して店舗側の処理端末に読み取らせるのに用いられている。

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この過去問の解説 (1件)

01

「IC運転免許証(ICカード免許証)やマイナンバーカードのICチップの情報を読み取るのに用いられている。」が当てはまります。

NFCとは、Near Field Communicationの略で、機器同士を近づけることでデータをやり取りできる近距離無線通信技術です。

主に13.56MHzの周波数を使用し、数cm程度の近い距離で通信することが特徴です。

スマートフォンによるICカードの読み取りや、交通系ICカード、タッチ決済などに利用されています。

この問題では、NFCと、LPWA、ZigBee、赤外線通信、QRコードなどの技術の違いを理解することが重要です。

選択肢1. IC運転免許証(ICカード免許証)やマイナンバーカードのICチップの情報を読み取るのに用いられている。

適切です。

NFCは、ICカードと読み取り機器を近づけることで、カード内の情報を無線で読み取ることができる技術です。

例えば、マイナンバーカードをNFC対応のスマートフォンにかざすことで、ICチップに記録された電子証明書などの情報を読み取ることができます。

また、IC運転免許証に記録された情報の読み取りにも利用されています。

このように、NFCは非接触でICカードの情報を読み取るための技術として、さまざまな場面で活用されています。

選択肢2. 広範囲通信が可能な低消費電力の無線通信方式で、大量のIoTデバイスを接続して運用ができる。

不適切です。

これは、主にLPWA(Low Power Wide Area)の特徴です。

LPWAは、少ない電力で比較的遠くまでデータを送信できる無線通信技術です。

例えば、離れた場所に設置した水道メーターや農業用センサーなどから、定期的にデータを収集する場合に利用されます。

一方、NFCは数cm程度の近い距離で通信する技術であり、広い範囲に設置された多数の機器と通信することを目的としていません。

選択肢3. 赤外線方式のタッチセンサーで、位置情報を検出するために用いられている。

不適切です。

NFCは、赤外線ではなく電波を利用する近距離無線通信技術です。

赤外線方式のタッチセンサーは、赤外線を利用して、画面などに触れた位置を検出する仕組みです。

例えば、画面の周囲に赤外線の発光部と受光部を設け、指などが赤外線を遮った位置から、触れた場所を判断します。

一方、NFCは機器同士を近づけてデータをやり取りするためのものであり、画面上のタッチ位置を検出する技術ではありません。

選択肢4. センサーネットワークの構築に適した無線通信方式で、通信距離は10mから75m程度である。

不適切です。

これは、主にZigBee(ジグビー)の特徴です。

ZigBeeは、低消費電力で複数の機器を接続できる近距離無線通信技術です。

例えば、工場内の温度センサーや家庭内の照明機器などをネットワークで接続する場合に利用されます。

通信距離は使用環境や機器によって異なりますが、数十m程度の通信が可能です。

一方、NFCは数cm程度の非常に短い距離での通信を目的としています。

そのため、センサーネットワークの構築に利用されるZigBeeとは用途が異なります。

選択肢5. 店舗決済において、支払者がQRコードを表示して店舗側の処理端末に読み取らせるのに用いられている。

不適切です。

QRコード決済は、QRコードをカメラなどで光学的に読み取る仕組みです。

例えば、スマートフォンの画面に表示されたQRコードを店舗の読み取り機器で読み取って決済する場合です。

一方、NFCによる決済では、スマートフォンやICカードを決済端末に近づけ、電波を使ってデータをやり取りします。

どちらも非接触で決済できる技術ですが、情報の読み取り方法が異なります。

まとめ

代表的な無線通信技術などの違いは、次のように整理できます。

<NFC>

数cm程度の近距離で無線通信を行う技術です。

ICカードの読み取りや、交通系ICカード、タッチ決済などに利用されます。

<LPWA>

少ない電力で広い範囲にデータを送信する技術です。

遠隔地のセンサーなどを使ったIoTシステムに適しています。

<ZigBee>

低消費電力で複数の機器を接続できる無線通信技術です。

センサーネットワークやスマートホームなどに利用されます。

<赤外線方式のタッチセンサー>

赤外線を利用して、画面などに触れた位置を検出する技術です。

<QRコード>

カメラなどで二次元コードを読み取り、情報を取得する仕組みです。

NFCとは異なり、電波による通信を行いません。

この問題では、NFCは非常に近い距離で機器同士を通信させる技術であることがポイントです。

したがって、「IC運転免許証(ICカード免許証)やマイナンバーカードのICチップの情報を読み取るのに用いられている。」が最も適切です。

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