中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問128 (運営管理 問36)

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問題

中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問128(運営管理 問36) (訂正依頼・報告はこちら)

小売業の物流センターの機能に関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • 仕入先から物流センターへの納品頻度を少なくするには、通過型物流センターよりも、在庫型物流センターを利用する方が適している。
  • 通過型物流センター内の作業工程数を少なくするには、注文商品を事前に店舗別に仕分けて入荷するタイプの物流センターよりも、事前に仕分けをせずに総量をそのまま入荷するタイプの物流センターを利用する方が適している。
  • 店舗での発注から納品までのリードタイムを短くするには、在庫型物流センターよりも、通過型物流センターを利用する方が適している。
  • 物流センターから店舗へのカテゴリー納品は、納品車両の積載効率を上昇させるのに適している。
  • プロセスセンターは、物流ネットワーク上で輸送機関を切り替えることを主な機能としており、貨物ターミナル駅やコンテナターミナルなどと呼ばれる。

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この過去問の解説 (1件)

01

「仕入先から物流センターへの納品頻度を少なくするには、通過型物流センターよりも、在庫型物流センターを利用する方が適している。」が当てはまります。

小売業の物流センターには、商品を一定期間保管する在庫型物流センター(DC)と、入荷した商品を基本的に保管せず、仕分けしてすぐ店舗へ送る通過型物流センター(TC)などがあります。

在庫型物流センターでは商品をまとめて仕入れて保管できるため、仕入先からの納品回数を減らしやすいという特徴があります。

選択肢1. 仕入先から物流センターへの納品頻度を少なくするには、通過型物流センターよりも、在庫型物流センターを利用する方が適している。

適切です。

在庫型物流センターでは、仕入先から商品をある程度まとめて納品してもらい、センター内に在庫として保管できます。

そのため、例えば毎日少量ずつ納品してもらうのではなく、数日分をまとめて納品してもらうことができます。

つまり、仕入先から物流センターへの納品頻度を減らしたい場合は、商品を保管できる在庫型物流センターが適しています。

一方、通過型物流センターでは基本的に在庫を持たないため、店舗への出荷に合わせて仕入先から商品を納品してもらう必要があります。

選択肢2. 通過型物流センター内の作業工程数を少なくするには、注文商品を事前に店舗別に仕分けて入荷するタイプの物流センターよりも、事前に仕分けをせずに総量をそのまま入荷するタイプの物流センターを利用する方が適している。

不適切です。

通過型物流センターには、仕入先の段階ですでに店舗別に仕分けして納品する方法と、商品をまとめて納品し、物流センターで店舗別に仕分ける方法があります。

仕入先で店舗別に仕分け済みの商品を受け入れれば、センター内で行う仕分け作業を減らすことができます。

したがって、作業工程数を少なくするなら、事前に店舗別に仕分けて入荷する方が適しています。

選択肢3. 店舗での発注から納品までのリードタイムを短くするには、在庫型物流センターよりも、通過型物流センターを利用する方が適している。

不適切です。

在庫型物流センターは、あらかじめ商品をセンター内に在庫として持っています。

そのため、店舗から注文を受ければ、仕入先からの商品到着を待たずに、センターの在庫から商品を取り出して出荷できます。

一方、通過型物流センターでは、基本的に商品を保管せず、仕入先から入荷した商品を店舗へ流します。

そのため、店舗からの発注に対してすぐ商品を出荷しやすいのは、在庫を持つ在庫型物流センターです。

選択肢4. 物流センターから店舗へのカテゴリー納品は、納品車両の積載効率を上昇させるのに適している。

不適切です。

カテゴリー納品とは、例えば加工食品、日用品、菓子など、商品カテゴリーごとにまとめて店舗へ納品する方法です。

店舗ではカテゴリーごとに商品を受け取りやすくなり、品出しなどの作業を効率化できるメリットがあります。

しかし、カテゴリーごとに配送を分けると、異なるカテゴリーの商品をまとめて1台の車両に積む場合と比べて、車両を十分に使い切れないことがあります。

そのため、カテゴリー納品は、車両の積載効率を高めることを主な目的とした方法ではありません。

選択肢5. プロセスセンターは、物流ネットワーク上で輸送機関を切り替えることを主な機能としており、貨物ターミナル駅やコンテナターミナルなどと呼ばれる。

不適切です。

プロセスセンターは、商品を単に運ぶだけではなく、流通加工を行う物流拠点です。

例えば、食品の加工、調理、包装、値付けなどを行い、店舗ですぐ販売できる状態にして出荷します。

一方、鉄道からトラックへ載せ替えるなど、輸送機関を切り替える場所は、貨物ターミナルやコンテナターミナルなどです。

したがって、プロセスセンターの説明としては適切ではありません。

まとめ

小売業の物流センターは、それぞれ役割が異なります。

在庫型物流センター(DC)は、商品を保管し、店舗からの注文に応じて出荷します。そのため、仕入先から商品をまとめて納品してもらうことができ、仕入先からの納品頻度を減らしやすいという特徴があります。

通過型物流センター(TC)は、商品を長期間保管せず、入荷した商品を仕分けして店舗へ送ります。

また、プロセスセンターは、加工・包装・値付けなどの流通加工を行う施設です。

したがって、「仕入先から物流センターへの納品頻度を少なくするには、通過型物流センターよりも、在庫型物流センターを利用する方が適している。」が最も適切です。

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