中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問109 (運営管理 問18(設問1))

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問109(運営管理 問18(設問1)) (訂正依頼・報告はこちら)

ある部品を加工するための同等の設備の候補が3種類あり、加工数量に応じた使い方を検討している。各設備の月当たりの固定費と、部品1個当たりの変動費を下表に示す。以下の設問に答えよ。

3種類の候補から設備1台を新たに導入する場合、月当たりの固定費と変動費の合計を最小化するために、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。なお、解答に際しては次のグラフを適宜利用すること。
問題文の画像
  • 加工数量が設備1と設備2の優劣分岐点未満であれば、設備2が他の2つの設備より有利である。
  • 加工数量が設備1と設備3の優劣分岐点未満であれば、設備1が他の2つの設備より有利である。
  • 加工数量が設備1と設備3の優劣分岐点未満であれば、設備3が他の2つの設備より有利である。
  • 加工数量が設備2と設備3の優劣分岐点未満であれば、設備2が他の2つの設備より有利である。
  • 加工数量が設備2と設備3の優劣分岐点未満であれば、設備3が他の2つの設備より有利である。

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

「加工数量が設備1と設備3の優劣分岐点未満であれば、設備3が他の2つの設備より有利である。」が当てはまります。

設備の総費用は、

総費用=固定費+1個当たり変動費×加工数量

で求めます。

各設備について式にすると、

設備1
130,000+200×加工数量

設備2
100,000+300×加工数量

設備3
50,000+400×加工数量

となります。

固定費は設備3が最も安い一方、変動費は設備1が最も安くなっています。

そのため、加工数量が少ないときは設備3が有利で、加工数量が多くなると設備1が有利になります。

・優劣分岐点の確認

<設備1と設備2>

加工数量をx個とすると、

130,000+200x=100,000+300x

30,000=100x

x=300個

です。

設備1と設備2の優劣分岐点は300個です。

<設備1と設備3>

130,000+200x=50,000+400x

80,000=200x

x=400個

です。

設備1と設備3の優劣分岐点は400個です。

<設備2と設備3>

100,000+300x=50,000+400x

50,000=100x

x=500個

です。

設備2と設備3の優劣分岐点は500個です。

ただし、2つの設備だけを比べて優劣分岐点を求めるだけではなく、3つすべての設備の中でどれが最も安いかを確認する必要があります。

400個未満では設備3が最も有利で、400個を超えると設備1が最も有利になります。

設備2が3設備の中で最も有利になる範囲はありません。

選択肢3. 加工数量が設備1と設備3の優劣分岐点未満であれば、設備3が他の2つの設備より有利である。

適切です。

設備1と設備3の優劣分岐点は400個です。

400個未満では、

設備3<設備1

となります。

また、設備2と設備3の優劣分岐点は500個なので、400個未満では、

設備3<設備2

でもあります。

したがって、400個未満では、設備3が3つの設備の中で最も総費用が低くなります。

まとめ

3つの設備の総費用は、

設備1
130,000+200x

設備2
100,000+300x

設備3
50,000+400x

です。

優劣分岐点は、

設備1と設備2=300個
設備1と設備3=400個
設備2と設備3=500個

となります。

ただし、重要なのは2設備ずつの比較だけではなく、3設備すべての中で最も総費用が低い設備を選ぶことです。

加工数量が400個未満
→設備3が最も有利

加工数量が400個を超える
→設備1が最も有利

となり、設備2が最も有利になる範囲はありません。

したがって、「加工数量が設備1と設備3の優劣分岐点未満であれば、設備3が他の2つの設備より有利である。」が最も適切です。

参考になった数2