中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問106 (運営管理 問15)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問106(運営管理 問15) (訂正依頼・報告はこちら)

要素作業1~7の先行関係が下図に示される製品を単一ラインで生産する。この生産ラインでは、この製品を1時間当たり6個以上生産する必要がある。この生産ラインを3工程で構成する場合における記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。

a  ピッチタイムを8分にした場合、3工程の生産ラインを実現できる。
b  ピッチタイムを9分にした場合、3工程の生産ラインを実現できる。
c  ピッチタイムを10分にした場合、生産ラインの編成効率は90%である。
問題文の画像
  • a:正  b:正  c:正
  • a:正  b:正  c:誤
  • a:誤  b:正  c:正
  • a:誤  b:正  c:誤
  • a:誤  b:誤  c:正

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

「a:誤 b:正 c:正」の組み合わせが当てはまります。

図では、各要素作業の時間は、作業1から順に3分、4分、2分、5分、6分、4分、3分です。したがって、すべての要素作業時間の合計は27分になります。

3工程のラインでは、それぞれの工程に割り当てた作業時間がピッチタイム以内に収まり、さらに先行関係を守る必要があります。

選択肢3. a:誤  b:正  c:正

a ピッチタイムを8分にした場合、3工程の生産ラインを実現できる。

誤りです。

全要素作業の時間を合計すると、

3+4+2+5+6+4+3
=27分

です。

ピッチタイムが8分で3工程の場合、3工程全体で処理できる作業時間の上限は、

8×3
=24分

です。

しかし、必要な作業時間は27分あるため、

27分>24分

となります。

したがって、どのように作業を振り分けても、3工程では処理しきれません。

よって、aは誤りです。

b ピッチタイムを9分にした場合、3工程の生産ラインを実現できる。

正しいです。

ピッチタイムが9分で3工程なら、全体で、

9×3
=27分

の作業を処理できます。

実際に、先行関係を守りながら、次のように割り当てることができます。

第1工程
作業1+作業2+作業3
=3+4+2
=9分

第2工程
作業4+作業6
=5+4
=9分

第3工程
作業5+作業7
=6+3
=9分

作業5は作業2と作業4の後、作業6は作業3と作業4の後、作業7は作業5と作業6の後という先行関係も守られています。

したがって、ピッチタイム9分で3工程のラインを実現できます。

c ピッチタイムを10分にした場合、生産ラインの編成効率は90%である。

正しいです。

編成効率は、

要素作業時間の合計
÷(工程数×ピッチタイム)

で求めます。

要素作業時間の合計は27分、工程数は3、ピッチタイムは10分なので、

27÷(3×10)
=27÷30
=0.9

となります。

百分率にすると、

0.9×100
=90%

です。

したがって、cは正しいです。

まとめ

この問題では、まず全要素作業時間を求めることがポイントです。

全要素作業時間は、

3+4+2+5+6+4+3
=27分

です。

ピッチタイム8分では、

8×3=24分

しか処理できないため、3工程では実現できません。

ピッチタイム9分では、

9×3=27分

となり、先行関係を守って各工程9分ずつに振り分けることができるため、3工程で実現できます。

また、ピッチタイム10分の場合の編成効率は、

27÷(3×10)×100
=90%

です。

したがって、正誤の組み合わせは「a:誤 b:正 c:正」です。

参考になった数1