中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問105 (運営管理 問14)

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問題

中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問105(運営管理 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

工場レイアウト計画全体の体系的なアプローチであるSLPに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。

a  PQ分析により生産品目と生産数量との関係を分析し、生産品目の特性に合わせた工場レイアウトを検討する。
b  SLPにおけるアクティビティとは、レイアウト計画の対象となる構成要素の総称である。
c  SLPでは、相互関係・面積・調整の3つの基本項目に基づき、レイアウト計画を体系的に進める。
d  重量物を取り扱う工場では、物の流れよりもアクティビティ相互関係を重視してレイアウトの近接性評価を行う。
  • a:正  b:正  c:正  d:誤
  • a:正  b:正  c:誤  d:誤
  • a:正  b:誤  c:誤  d:正
  • a:誤  b:正  c:正  d:誤
  • a:誤  b:誤  c:正  d:正

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この過去問の解説 (1件)

01

「a:正 b:正 c:正 d:誤」の組み合わせが当てはまります。

SLP(Systematic Layout Planning)は、工場や職場の設備・部門などを、物の流れ、アクティビティ同士の関係、必要な面積などを整理しながら体系的に配置する方法です。

この問題では、PQ分析、アクティビティ、SLPの基本項目、物の流れの重要性を正しく理解しているかがポイントです。

選択肢1. a:正  b:正  c:正  d:誤

a PQ分析により生産品目と生産数量との関係を分析し、生産品目の特性に合わせた工場レイアウトを検討する。

正しいです。

PQ分析のPはProduct(製品・品目)、QはQuantity(数量)を表します。

どの製品を、どのくらいの数量生産するのかを分析することで、どのような生産方式やレイアウトが適しているかを検討します。

例えば、少ない品種を大量に生産する場合は、製品の流れに沿って設備を並べる製品別レイアウトが適しやすくなります。

一方、多くの品種を少量ずつ生産する場合は、同じ種類の設備をまとめる機能別レイアウトが適しやすくなります。

したがって、PQ分析をレイアウト計画に利用するという説明は適切です。

b SLPにおけるアクティビティとは、レイアウト計画の対象となる構成要素の総称である。

正しいです。

SLPでいうアクティビティとは、レイアウトの中で配置を考える対象となるものを広く表します。

例えば、機械、作業場所、部門、保管場所、サービス部門などがアクティビティに当たります。

そして、それぞれのアクティビティについて、「どことどこを近くに配置する必要があるか」などを検討していきます。

c SLPでは、相互関係・面積・調整の3つの基本項目に基づき、レイアウト計画を体系的に進める。

正しいです。

SLPでは、主に次の3つを基本としてレイアウトを検討します。

相互関係は、各アクティビティをどの程度近くに配置する必要があるかという関係です。

面積は、それぞれのアクティビティにどのくらいのスペースが必要かということです。

調整は、建物の形、通路、安全性、設備上の制約などを考え、実際に配置できる形に整えることです。

これらを組み合わせることで、実現可能なレイアウト案を作っていきます。

d 重量物を取り扱う工場では、物の流れよりもアクティビティ相互関係を重視してレイアウトの近接性評価を行う。

誤りです。

重量物を扱う場合は、物を運ぶために大きな手間や費用がかかります。

そのため、重量物が工程の間を何度も長い距離移動するようなレイアウトは効率が悪くなります。

したがって、重量物を取り扱う工場では、アクティビティ相互関係よりも物の流れを特に重視して、運搬距離を短くすることが重要です。

「物の流れよりもアクティビティ相互関係を重視する」としているため、適切ではありません。

まとめ

各記述を整理すると、

aは正しいです。
PQ分析では、製品・品目と生産数量の関係を分析し、適したレイアウトを検討します。

bは正しいです。
アクティビティとは、レイアウト計画の対象となる機械、部門、作業場所などの構成要素です。

cは正しいです。
SLPでは、相互関係・面積・調整を基本として、レイアウト計画を進めます。

dは誤りです。
重量物を取り扱う場合は運搬の負担が大きいため、物の流れを特に重視する必要があります。

したがって、「a:正 b:正 c:正 d:誤」の組み合わせが当てはまります。

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