中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問104 (運営管理 問13)

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問題

中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問104(運営管理 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

設備管理に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。

a  MTTRは、故障設備が修復されてから、次に故障するまでの動作時間の平均値である。
b  TPMは、あらゆるロスを未然防止するために、生産部門をはじめ、開発、営業、管理などの全部門にわたって展開される活動である。
c  設備の故障は、規定の機能を失った状態と、規定の性能を満たせなくなった状態、の2つに分類される。
d  予防保全には、時間計画保全と状態基準保全がある。
  • a:正  b:正  c:誤  d:誤
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:誤  b:正  c:正  d:誤
  • a:誤  b:正  c:誤  d:正
  • a:誤  b:誤  c:正  d:正

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この過去問の解説 (1件)

01

「a:誤 b:正 c:誤 d:正」の組み合わせが当てはまります。

この問題では、設備管理で使われるMTTR・TPM・故障・予防保全の意味を正しく区別することがポイントです。

特に、MTTRとMTBFは混同しやすいため注意が必要です。

選択肢4. a:誤  b:正  c:誤  d:正

a MTTRは、故障設備が修復されてから、次に故障するまでの動作時間の平均値である。

誤りです。

故障設備が修復されてから、次に故障するまでの平均的な動作時間を表すのは、MTBF(平均故障間隔)です。

一方、MTTRはMean Time To Repair(平均修復時間)のことで、故障してから修復が完了するまでにかかる時間の平均を表します。

つまり、

MTBF=故障から次の故障までの平均時間
MTTR=故障を修復するための平均時間

という違いがあります。日本プラントメンテナンス協会も、MTBFを平均故障間隔、MTTRを平均修復時間として説明しています。

b TPMは、あらゆるロスを未然防止するために、生産部門をはじめ、開発、営業、管理などの全部門にわたって展開される活動である。

正しいです。

TPMは、Total Productive Maintenance(総合的生産保全)のことで、設備の故障や不良、作業のムダなど、さまざまなロスをなくすことを目指す活動です。

設備を保全する担当者だけが行うものではなく、生産に関わる幅広い部門や人が参加して取り組みます。

日本プラントメンテナンス協会も、TPMは生産システムにおけるロスをゼロにすることを目指し、生産に関わる部門や機能が参加する活動であるとしています。

c 設備の故障は、規定の機能を失った状態と、規定の性能を満たせなくなった状態、の2つに分類される。

誤りです。

JISにおける故障は、設備などが要求された機能を実行する能力を失うことと考えます。

一方、性能が低下していても、まだ要求された機能をある程度果たせる状態は、故障そのものではなく、劣化状態として区別されます。

したがって、「機能を失った状態」と「性能を満たせなくなった状態」の2つに故障を分類するという説明は適切ではありません。

d 予防保全には、時間計画保全と状態基準保全がある。

正しいです。

予防保全とは、設備が故障する前に点検や部品交換などを行い、故障の発生を防ぐ保全です。

予防保全は、大きく次の2つに分けられます。

時間計画保全は、あらかじめ決めた時間や期間に従って保全を行う方法です。

状態基準保全は、設備の状態を点検・監視し、その状態に応じて保全を行う方法です。

JISに基づく保全の分類でも、予防保全の下に時間計画保全と状態基準保全が位置付けられています。

まとめ

各記述を整理すると、

aは誤りです。
MTTRは平均修復時間であり、故障から次の故障までの平均時間はMTBFです。

bは正しいです。
TPMは、設備に関するロスを未然に防ぎ、幅広い部門が参加して行う活動です。

cは誤りです。
故障は、基本的に要求された機能を実行する能力を失うことを指し、性能が低下しているだけの状態とは区別されます。

dは正しいです。
予防保全には、時間計画保全と状態基準保全があります。

したがって、「a:誤 b:正 c:誤 d:正」の組み合わせが当てはまります。

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