中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問101 (運営管理 問10)

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問題

中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問101(運営管理 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

抜取検査に関する記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。

a  OC曲線は、不良率pのロットが一回抜取検査で合格となる確率L(p)を表した曲線である。
b  LTPD(Lot Tolerance Percent Defective)を満たさないロットが抜取検査によって合格と判定される確率は、生産者危険を表している。
c  AQL(Acceptable Quality Level)を満たすロットが抜取検査によって不合格と判定される確率は、消費者危険を表している。
d  ある一回抜取検査で、サンプルサイズnを変えることなく合格判定個数cを大きくすると、ロットの合格率は高くなる。
e  ある一回抜取検査で、合格判定個数cを変えることなくサンプルサイズnを大きくすると、生産者危険は低下する。
  • aとb
  • aとd
  • bとd
  • bとe
  • cとe

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この過去問の解説 (1件)

01

「aとd」の組み合わせが当てはまります。

抜取検査では、ロットの不良率と合格確率の関係を表すOC曲線や、良いロットを誤って不合格にする生産者危険、悪いロットを誤って合格にする消費者危険を区別することが重要です。

また、一回抜取検査では、サンプルサイズnと合格判定個数cを変えると、ロットの合格しやすさも変化します。

選択肢2. aとd

a OC曲線は、不良率pのロットが一回抜取検査で合格となる確率L(p)を表した曲線である。

適切です。

OC曲線は、ロットの不良率pと、そのロットが抜取検査で合格する確率L(p)との関係を表します。

一般に、不良率が低い良質なロットほど合格する確率が高く、
不良率が高くなるほど合格する確率は低くなります。

したがって、不良率pと合格確率L(p)の関係を示す曲線という説明で合っています。

b LTPD(Lot Tolerance Percent Defective)を満たさないロットが抜取検査によって合格と判定される確率は、生産者危険を表している。

不適切です。

LTPDは、消費者側から見て、これ以上悪い品質のロットは受け入れたくないという基準となる不良率です。

このような悪いロットを誤って合格にしてしまう確率は、消費者危険と呼ばれます。

生産者危険ではありません。

c AQL(Acceptable Quality Level)を満たすロットが抜取検査によって不合格と判定される確率は、消費者危険を表している。

不適切です。

AQLは、通常は受け入れてよいと考える良好な品質水準です。

そのような良いロットを抜取検査によって誤って不合格にしてしまうと、生産者側に不利益が生じます。

この確率を生産者危険といいます。

消費者危険ではありません。

d ある一回抜取検査で、サンプルサイズnを変えることなく合格判定個数cを大きくすると、ロットの合格率は高くなる。

適切です。

合格判定個数cとは、サンプルの中に何個まで不良品があっても、そのロットを合格とするかを示す数です。

例えば、

c=1なら、不良品が1個以下なら合格
c=3なら、不良品が3個以下なら合格

となります。

サンプルサイズnが同じなら、cを大きくするほど合格条件がゆるくなるため、
ロットの合格確率は高くなります。

e ある一回抜取検査で、合格判定個数cを変えることなくサンプルサイズnを大きくすると、生産者危険は低下する。

不適切です。

合格判定個数cをそのままにして、サンプルサイズnだけを大きくすると、
サンプルの中に不良品が見つかる可能性が高くなります。

その結果、AQLを満たす良いロットであっても、不合格と判定される可能性が高くなります。

つまり、生産者危険は低下するのではなく、一般に高くなります。

まとめ

抜取検査では、次の区別が重要です。

OC曲線は、不良率pとロットの合格確率L(p)の関係を示します。

生産者危険は、良いロットを誤って不合格にする確率です。

消費者危険は、悪いロットを誤って合格にする確率です。

また、サンプルサイズnを一定にしたまま合格判定個数cを大きくすると、合格条件がゆるくなるため、
ロットの合格確率は高くなります。

したがって、適切な記述の組み合わせは「aとd」です。

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