中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問87 (企業経営理論 問37)
問題文
マーケティング・リサーチに関する記述として、最も適切なものはどれか。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
反映中…
中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問87(企業経営理論 問37) (訂正依頼・報告はこちら)
マーケティング・リサーチに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- マーケティング・リサーチに当たっては、基本的に一次データの収集を検討するべきであり、二次データの採用は避けるべきである。なぜなら、二次データの入手には費用がかかるからである。
- マーケティング・リサーチにおける定性調査は、入手可能なサンプルのサイズが小さい場合や予算と時間が限られている場合に限られ、あくまでも定量調査に先立って行うべき手段と言える。したがって、科学的根拠に基づいた意思決定を行うためには、誤差の少ない定量調査で行うのが理想的である。
- マーケティング・リサーチの方法の1つに心理学で開発された参与観察というものがある。これは、参加者を観察することによって仮説をテストするためのデータを集める方法である。
- リッカート尺度で測定された製品の顧客満足度と顧客の性別とのクロス集計を用いて、両者の関連性の有無を確認するためには、カイ二乗検定を用いることができる。
正解!素晴らしいです
残念...
画像拡大
この過去問の解説 (1件)
01
「リッカート尺度で測定された製品の顧客満足度と顧客の性別とのクロス集計を用いて、両者の関連性の有無を確認するためには、カイ二乗検定を用いることができる。」が当てはまります。
カイ二乗検定は、性別や満足度の段階など、カテゴリーに分けられた2つの項目に関連があるかどうかを調べるときに使うことができます。
例えば、「男性と女性で満足度の分布に違いがあるか」をクロス集計したデータから確認できます。
不適切です。
一次データとは、調査の目的に合わせて、アンケートやインタビューなどによって新しく集めるデータです。
二次データとは、官公庁の統計や業界資料、過去の社内データなど、すでに存在しているデータです。
一般には、まず利用できる二次データがないかを確認します。
二次データは、一次データを新しく集める場合よりも、短い時間や少ない費用で利用できることが多いためです。
必要な情報が二次データでは得られない場合に、一次データの収集を検討します。
不適切です。
定性調査には、インタビューやグループインタビュー、観察などがあります。
数値だけでは分かりにくい、「なぜその商品を選んだのか」「どのような気持ちを持っているのか」といった消費者の考えや背景を深く理解するために使われます。
定性調査は、定量調査の前だけに行うものではありません。
定性調査と定量調査にはそれぞれ長所があり、調査目的に応じて使い分けたり、組み合わせたりすることが重要です。
不適切です。
参与観察とは、調査者自身が調査対象となる集団や現場に参加しながら、人々の行動や考え方などを観察する方法です。
特に、文化人類学や社会学などで発展してきた調査方法として知られています。
単に外部から参加者を観察するだけではなく、調査者自身がその場に関わりながら、行動の背景や意味を深く理解することが特徴です。
また、仮説を検証することだけを目的とした方法でもありません。
適切です。
リッカート尺度では、例えば顧客満足度を、
非常に満足
満足
どちらともいえない
不満
非常に不満
といった段階に分けて回答してもらいます。
これを性別などのカテゴリーと組み合わせてクロス集計すれば、性別と満足度の分布に関連があるかを調べることができます。
このようなカテゴリー同士の関連性を検討するときには、カイ二乗検定を用いることができます。
マーケティング・リサーチでは、調査の目的に合ったデータや分析方法を選ぶことが重要です。
データ収集では、まず既存の二次データを利用できないか確認し、必要に応じて一次データを集めます。
また、定性調査と定量調査のどちらか一方が常に優れているわけではなく、知りたい内容に応じて使い分けます。
クロス集計されたカテゴリー間の関連性を調べる場合には、カイ二乗検定を利用できるため、顧客満足度と性別との関連について述べた記述が最も適切です。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
前の問題(問86)へ
令和8年度(2026年) 問題一覧
次の問題(問88)へ