中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問73 (企業経営理論 問23)
問題文
人材の選抜方法の特性と効果に関する記述として、最も適切なものはどれか。
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問題
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中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問73(企業経営理論 問23) (訂正依頼・報告はこちら)
人材の選抜方法の特性と効果に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 現実的な職務情報の事前開示(RJP)の目的は、仕事の魅力だけではなく厳しい側面も事前に応募者に伝えることで多くの優秀な応募者を獲得することであるが、リアリティショックによる早期離職を増大させる傾向がある。
- 構造化されていない面接では、面接担当者が自由な会話の流れに従って応募者の個性や能力を柔軟に引き出すため、構造化された面接と比べて、人材を評価する際にバイアスが生じにくい。
- 選抜方法における「妥当性」とは、ある選抜方法で同じ対象を同じ条件で繰り返し評価した場合に、一貫して同じ評価結果が得られる度合いを指す。
- リファラル採用では、組織の既存の従業員が知人や友人を自社の採用候補者として紹介するため、一般の公募と比較して応募者の多様性が高まりやすく、組織の同質化を防ぐ効果がある。
- ワークサンプルテストとは、現実の職務課題を模した条件下で、実際の職務から抽出された特定の課題を応募者に実演させ、入職時に必要とされる具体的な能力を現時点で保有しているかどうかを見極める選抜手法である。
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この過去問の解説 (1件)
01
「ワークサンプルテストとは、現実の職務課題を模した条件下で、実際の職務から抽出された特定の課題を応募者に実演させ、入職時に必要とされる具体的な能力を現時点で保有しているかどうかを見極める選抜手法である。」が当てはまります。
ワークサンプルテストは、応募者に実際の仕事に近い課題を行ってもらい、
その仕事に必要な知識や技能を現在どの程度持っているかを直接確認する方法です。
不適切です。
RJPとは、Realistic Job Previewのことで、
仕事の良い面だけでなく、厳しい面や大変な点も採用前に伝える方法です。
これにより応募者は、実際の仕事内容を理解したうえで応募や入社を判断できます。
そのため、入社後に「思っていた仕事と違った」と感じるリアリティショックを小さくし、早期離職を減らす効果が期待されます。
多くの応募者を集めることが主な目的ではありません。
不適切です。
構造化されていない面接では、応募者ごとに質問内容や評価の仕方が変わりやすくなります。
そのため、面接担当者の印象や思い込みなどが入りやすく、
評価にバイアスが生じやすいという問題があります。
一方、構造化面接では、質問内容や評価基準をあらかじめそろえるため、
応募者を比較しやすく、評価のばらつきも抑えやすくなります。
不適切です。
ここで説明されているのは、信頼性です。
信頼性とは、同じ対象を同じ条件で繰り返し測ったときに、
同じような結果が得られる程度を表します。
これに対して妥当性とは、
その選抜方法が、本当に測りたい能力や将来の仕事の成果などを適切に測れているかを表すものです。
不適切です。
リファラル採用とは、既存の従業員が友人や知人などを採用候補者として紹介する方法です。
従業員は、自分と似た経歴や考え方を持つ人とつながっていることも多いため、
リファラル採用だけに頼ると、似た属性の人が集まりやすくなる可能性があります。
そのため、応募者の多様性が必ず高まるとはいえず、
むしろ組織の同質化につながる場合があります。
適切です。
ワークサンプルテストでは、実際の仕事で必要となる作業や課題に近いものを応募者に行ってもらいます。
例えば、事務職であれば文書作成やデータ入力、
技術職であれば実際の作業に近い課題を行わせる、といった方法です。
これにより、応募者が入職時点で必要な具体的な能力をどの程度持っているかを直接確認できます。
人材の選抜では、方法ごとの特徴を区別することが重要です。
RJPは、仕事の良い面と厳しい面の両方を伝えることで、
入社後のリアリティショックや早期離職を減らすことを目的とします。
また、同じ結果が繰り返し得られる程度は信頼性、
測りたいものを適切に測れている程度は妥当性です。
ワークサンプルテストは、実際の仕事に近い課題を行わせることで、
応募者が現時点で持っている職務能力を直接確かめる選抜方法です。
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