中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問68 (企業経営理論 問18)
問題文
リーダーシップの条件適合理論に関する記述として、最も適切なものはどれか。
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問題
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中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問68(企業経営理論 問18) (訂正依頼・報告はこちら)
リーダーシップの条件適合理論に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- F. フィードラーの理論によると、「最も苦手な仕事仲間(LPC:Least Preferred Coworker)」をリーダーが好意的に評定し、高いLPC得点となった場合、そのリーダーは人間関係志向型リーダーと捉えられる。
- V. ヴルームとP. イェットンのリーダー参加型モデルによると、意思決定プロセスにどの程度部下を参加させるべきかどうかは、組織文化に応じて判断すべきである。
- 状況対応型リーダーシップ理論(SL理論)によると、部下の成熟度が高まるにつれて、リーダーはタスク志向の行動を弱めるとともに人間関係志向の行動を一貫して強めるべきである。
- パス・ゴール理論によると、環境状況と企業の戦略特性という2つの状況変数によって、リーダーのとるべき行動と集団の業績は左右される。
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この過去問の解説 (1件)
01
「F.フィードラーの理論によると、『最も苦手な仕事仲間(LPC:Least Preferred Coworker)』をリーダーが好意的に評定し、高いLPC得点となった場合、そのリーダーは人間関係志向型リーダーと捉えられる。」が当てはまります。
条件適合理論では、どのようなリーダーシップが有効かは、リーダーのタイプや部下の状態、仕事の状況などによって変わると考えます。
フィードラーの理論では、LPC得点が高いリーダーは人間関係を重視し、LPC得点が低いリーダーは仕事の達成を重視する傾向があるとされます。
適切です。
フィードラーは、リーダーのタイプを判断するためにLPC尺度を用いました。
最も一緒に仕事をしにくかった相手についても比較的好意的に評価する人は、人間関係を重視するリーダーと考えられます。
そのため、高LPC得点のリーダーは人間関係志向型に分類されます。
一方、低LPC得点のリーダーは、仕事の達成をより重視する課題志向型と考えられます。
不適切です。
ヴルームとイェットンのリーダー参加型モデルでは、意思決定の内容や状況に応じて、部下をどの程度参加させるかを判断します。
例えば、意思決定の質がどれほど重要か、部下の協力が必要か、リーダーが十分な情報を持っているかなどを考えます。
組織文化だけを基準にして参加の程度を決める理論ではありません。
不適切です。
SL理論では、部下の成熟度に合わせて、タスク志向と人間関係志向の強さを変えます。
成熟度が低い段階では、仕事の進め方を具体的に指示するタスク志向の行動が重要です。
その後、成熟度が高まるにつれて人間関係志向の行動を強める段階がありますが、さらに成熟度が高くなると、部下に任せられるようになるため、タスク志向だけでなく人間関係志向の行動も弱めていきます。
したがって、人間関係志向を一貫して強め続けるわけではありません。
不適切です。
パス・ゴール理論では、リーダーは部下が目標を達成しやすいように、目標までの道筋を分かりやすくし、必要な支援を行うと考えます。
リーダー行動を選ぶ際に重視されるのは、部下の特性と仕事・環境の特性です。
企業の戦略特性を主要な状況変数とする理論ではありません。
リーダーシップの条件適合理論では、どのリーダーシップが有効かは状況によって変わると考えます。
フィードラーの理論では、高LPCは人間関係志向型、低LPCは課題志向型です。
ヴルーム=イェットンモデルでは、意思決定の状況に応じて部下の参加程度を決めます。
SL理論では、部下の成熟度に合わせてタスク志向と人間関係志向を変化させます。
また、パス・ゴール理論では、部下の特性や仕事・環境の特性に応じて、リーダーの行動を調整することが重要です。
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