中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問64 (企業経営理論 問14)
問題文
階層と統制の範囲(span of control)に関する記述として、最も適切なものはどれか。なお、本問では、組織規模(人数)が一定である場合を前提とする。
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問題
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中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問64(企業経営理論 問14) (訂正依頼・報告はこちら)
階層と統制の範囲(span of control)に関する記述として、最も適切なものはどれか。なお、本問では、組織規模(人数)が一定である場合を前提とする。
- 管理者の統制の範囲を広げやすくする要因として、管理者の管理能力の向上、組織メンバーのスキルの向上、作業手順の標準化などがある。
- 管理者の統制の範囲を広げるためには、組織メンバーの裁量を抑え、意思決定を上位に集中することが有効である。
- 作業手順の標準化が進んでいる場合、統制の範囲を広げやすくなり、その結果、階層数は増加する。
- 組織メンバーのスキルが高くタスクが単純な場合、統制の範囲を狭く設定すれば、必要な管理者数を削減でき、階層数も減少する。
- タスクが複雑で例外対応が多い場合ほど、管理者が多様な状況を把握する必要があるため、統制の範囲を広く設定することが望ましい。
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この過去問の解説 (1件)
01
「管理者の統制の範囲を広げやすくする要因として、管理者の管理能力の向上、組織メンバーのスキルの向上、作業手順の標準化などがある。」が当てはまります。
統制の範囲とは、1人の管理者が直接管理できる部下の人数のことです。
管理者の能力が高い、部下のスキルが高い、作業が標準化されている、といった場合には、管理者が細かく指示しなくても仕事を進めやすくなります。
そのため、1人の管理者がより多くの部下を管理でき、統制の範囲を広げやすくなります。
適切です。
管理者の管理能力が高ければ、多くの部下を効率よく管理できます。
また、組織メンバーのスキルが高ければ、自分で判断して仕事を進めやすくなるため、管理者が細かく指示する必要が減ります。
作業手順が標準化されている場合も、仕事の進め方が明確になるため、管理者の負担が小さくなります。
このような条件では、統制の範囲を広く設定しやすくなります。
不適切です。
意思決定を上位の管理者に集中すると、管理者が判断しなければならないことが増えます。
その結果、1人の管理者が多くの部下を管理することは難しくなります。
統制の範囲を広げるには、むしろ部下に一定の裁量を与え、自分で判断できるようにすることが有効です。
不適切です。
作業手順が標準化されると、管理者が細かく指示しなくても仕事を進めやすいため、統制の範囲は広げやすくなります。
しかし、組織の人数が一定なら、1人の管理者が多くの部下を管理できるほど、必要な管理者の人数は少なくなります。
そのため、統制の範囲が広くなると、一般に階層数は減少します。
不適切です。
組織メンバーのスキルが高く、仕事も単純であれば、管理者は多くの部下を管理しやすくなります。
この場合は、統制の範囲を広く設定することができます。
反対に統制の範囲を狭くすると、1人の管理者が担当する人数が少なくなるため、必要な管理者の人数は増えます。
その結果、階層数も増えやすくなります。
不適切です。
仕事が複雑で例外対応が多い場合、管理者は部下の状況を細かく確認し、判断や支援を行う必要があります。
そのため、1人の管理者が多くの部下を担当すると、十分に管理できなくなる可能性があります。
このような場合は、統制の範囲を狭く設定するほうが適しています。
統制の範囲とは、1人の管理者が直接管理する部下の人数です。
管理者の能力が高い、部下のスキルが高い、作業が標準化されている、といった場合には、統制の範囲を広げやすくなります。
一方、仕事が複雑で例外が多い場合には、管理者が細かく対応する必要があるため、統制の範囲は狭くしたほうが適しています。
また、組織規模が一定なら、統制の範囲が広いほど必要な管理者や階層は少なくなり、統制の範囲が狭いほど管理者や階層は多くなります。
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