中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問63 (企業経営理論 問13)
問題文
スリーサークルモデルは、ファミリービジネスのシステムを、互いに重なり合う部分を持つ「オーナーシップ(所有)」「ビジネス(事業)」「ファミリー(家族)」の3つのサブシステムで表す(下図参照)。以下の文章を読み、問いに答えよ。
ファミリービジネスである株式会社X社は、創業者A氏によって設立された。創業者A氏は同社の代表取締役社長としてX社の50%の株式を保有しており、家族の中で唯一X社の株式保有者であった。やがて創業者A氏の高齢化に伴い、創業者A氏の子であるB氏がX社の専務取締役として入社した。
その後しばらくしてB氏は創業者A氏から事業承継し、X社の代表取締役社長となり、かつ創業者A氏からX社の株式の20%を譲渡された。創業者A氏は代表取締役会長となった。
しかしその後、市場の変化に対応するための経営方針について、創業者A氏と、社長としてかじ取りをしていた後継者B氏との間に意見の相違が発生し、株主総会で創業者A氏と後継者B氏が真っ向から対立する事態となった。結果、X社の15%の株式をもつ機関投資家Y社からの支持を得た後継者B氏の経営方針が採用された。これを受けて、創業者A氏は保有する全株式を市場で売却し、その後X社の代表取締役会長を退任し退社した。
その後、後継者B氏は組織改革を進めたが、経営状態はさらに悪化した。これをみた機関投資家Y社は持ち株全てを株式会社Z社に売却した。これを受けて、後継者B氏は株式を保有したままX社の代表取締役社長を退任し退社した。その後、X社の社員が同社の新社長に就任した。
以下の表は、X社における創業者A氏と後継者B氏のスリーサークル上のポジション(図のa~g)の変化を示している。表の中の空欄①~④に当てはまるスリーサークル上のポジションの組み合わせとして、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。
ファミリービジネスである株式会社X社は、創業者A氏によって設立された。創業者A氏は同社の代表取締役社長としてX社の50%の株式を保有しており、家族の中で唯一X社の株式保有者であった。やがて創業者A氏の高齢化に伴い、創業者A氏の子であるB氏がX社の専務取締役として入社した。
その後しばらくしてB氏は創業者A氏から事業承継し、X社の代表取締役社長となり、かつ創業者A氏からX社の株式の20%を譲渡された。創業者A氏は代表取締役会長となった。
しかしその後、市場の変化に対応するための経営方針について、創業者A氏と、社長としてかじ取りをしていた後継者B氏との間に意見の相違が発生し、株主総会で創業者A氏と後継者B氏が真っ向から対立する事態となった。結果、X社の15%の株式をもつ機関投資家Y社からの支持を得た後継者B氏の経営方針が採用された。これを受けて、創業者A氏は保有する全株式を市場で売却し、その後X社の代表取締役会長を退任し退社した。
その後、後継者B氏は組織改革を進めたが、経営状態はさらに悪化した。これをみた機関投資家Y社は持ち株全てを株式会社Z社に売却した。これを受けて、後継者B氏は株式を保有したままX社の代表取締役社長を退任し退社した。その後、X社の社員が同社の新社長に就任した。
以下の表は、X社における創業者A氏と後継者B氏のスリーサークル上のポジション(図のa~g)の変化を示している。表の中の空欄①~④に当てはまるスリーサークル上のポジションの組み合わせとして、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。
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問題
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中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問63(企業経営理論 問13) (訂正依頼・報告はこちら)
スリーサークルモデルは、ファミリービジネスのシステムを、互いに重なり合う部分を持つ「オーナーシップ(所有)」「ビジネス(事業)」「ファミリー(家族)」の3つのサブシステムで表す(下図参照)。以下の文章を読み、問いに答えよ。
ファミリービジネスである株式会社X社は、創業者A氏によって設立された。創業者A氏は同社の代表取締役社長としてX社の50%の株式を保有しており、家族の中で唯一X社の株式保有者であった。やがて創業者A氏の高齢化に伴い、創業者A氏の子であるB氏がX社の専務取締役として入社した。
その後しばらくしてB氏は創業者A氏から事業承継し、X社の代表取締役社長となり、かつ創業者A氏からX社の株式の20%を譲渡された。創業者A氏は代表取締役会長となった。
しかしその後、市場の変化に対応するための経営方針について、創業者A氏と、社長としてかじ取りをしていた後継者B氏との間に意見の相違が発生し、株主総会で創業者A氏と後継者B氏が真っ向から対立する事態となった。結果、X社の15%の株式をもつ機関投資家Y社からの支持を得た後継者B氏の経営方針が採用された。これを受けて、創業者A氏は保有する全株式を市場で売却し、その後X社の代表取締役会長を退任し退社した。
その後、後継者B氏は組織改革を進めたが、経営状態はさらに悪化した。これをみた機関投資家Y社は持ち株全てを株式会社Z社に売却した。これを受けて、後継者B氏は株式を保有したままX社の代表取締役社長を退任し退社した。その後、X社の社員が同社の新社長に就任した。
以下の表は、X社における創業者A氏と後継者B氏のスリーサークル上のポジション(図のa~g)の変化を示している。表の中の空欄①~④に当てはまるスリーサークル上のポジションの組み合わせとして、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。
ファミリービジネスである株式会社X社は、創業者A氏によって設立された。創業者A氏は同社の代表取締役社長としてX社の50%の株式を保有しており、家族の中で唯一X社の株式保有者であった。やがて創業者A氏の高齢化に伴い、創業者A氏の子であるB氏がX社の専務取締役として入社した。
その後しばらくしてB氏は創業者A氏から事業承継し、X社の代表取締役社長となり、かつ創業者A氏からX社の株式の20%を譲渡された。創業者A氏は代表取締役会長となった。
しかしその後、市場の変化に対応するための経営方針について、創業者A氏と、社長としてかじ取りをしていた後継者B氏との間に意見の相違が発生し、株主総会で創業者A氏と後継者B氏が真っ向から対立する事態となった。結果、X社の15%の株式をもつ機関投資家Y社からの支持を得た後継者B氏の経営方針が採用された。これを受けて、創業者A氏は保有する全株式を市場で売却し、その後X社の代表取締役会長を退任し退社した。
その後、後継者B氏は組織改革を進めたが、経営状態はさらに悪化した。これをみた機関投資家Y社は持ち株全てを株式会社Z社に売却した。これを受けて、後継者B氏は株式を保有したままX社の代表取締役社長を退任し退社した。その後、X社の社員が同社の新社長に就任した。
以下の表は、X社における創業者A氏と後継者B氏のスリーサークル上のポジション(図のa~g)の変化を示している。表の中の空欄①~④に当てはまるスリーサークル上のポジションの組み合わせとして、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。
- ①:a ②:d ③:f ④:b
- ①:a ②:g ③:d ④:b
- ①:a ②:g ③:d ④:g
- ①:b ②:b ③:d ④:g
- ①:b ②:c ③:f ④:g
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この過去問の解説 (1件)
01
「①:a ②:g ③:d ④:b」の組み合わせが当てはまります。
スリーサークルモデルでは、ファミリービジネスに関わる人を、
オーナーシップ(株式を持っているか)
ビジネス(会社の経営や仕事に関わっているか)
ファミリー(家族であるか)
という3つの立場で整理します。
この問題では、A氏とB氏について、株式の保有と会社での役職が変化するたびに、3つの円のどこに位置するかを確認します。
図では、
a=オーナーシップ・ビジネス・ファミリーのすべてに属する
b=オーナーシップ+ファミリー
d=ビジネス+ファミリー
g=ファミリーのみ
に当たります。
適切です。
まず、事業承継時のA氏を考えます。
A氏は、
株式を30%保有
代表取締役会長
B氏の父親
なので、3つすべてに属するaです。
したがって①=aです。
次に、A氏が株式をすべて売却し、会長を退任して退社した後は、
株式を持っていない
会社にも所属していない
B氏の父親である
という状態です。
そのため、ファミリーだけに属するgとなり、②=gです。
B氏が専務取締役として入社した時点では、
株式を持っていない
X社の専務取締役である
A氏の子である
ため、ビジネス+ファミリーのdです。
したがって③=dです。
最後にB氏が社長を退任・退社した後は、
20%の株式を持っている
会社では働いていない
A氏の子である
という状態です。
そのため、オーナーシップ+ファミリーのbとなり、④=bです。
A氏とB氏の立場を時系列で整理すると分かりやすくなります。
B氏の入社から事業承継までの間、B氏は、
家族+X社の専務取締役
→d
です。
事業承継時のA氏は、
家族+株主+代表取締役会長
→a
です。
A氏が株式をすべて売却し、退任・退社した後は、
家族のみ
→g
となります。
B氏が社長を退任・退社した後は、会社には所属していませんが株式を持ち続けているため、
家族+株主
→b
です。
したがって、
①:a
②:g
③:d
④:b
という組み合わせになります。
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