中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問40 (財務・会計 問14)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問40(財務・会計 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

以下の資料に基づき、当社の資金繰りに関する記述として、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。なお、当社では、販売・仕入は現金と掛けで行っている。掛売上の場合、当月に60%回収し、残額は次月に回収する。掛仕入の場合、当月に50%支払い、残額は次月に支払う。また、人件費・諸経費はすべて当月に支払う。
問題文の画像
  • 6月の売掛金回収額は、5月分掛売上の次月回収分と6月分掛売上の当月回収分を合計した金額であり、540百万円となる。
  • 6月の買掛金支払額は370百万円となり、5月の買掛金支払額よりも小さい。
  • 6月の差引過不足はマイナスであり、その大きさは5月の差引過不足より大きい。
  • 6月の次月繰越額は120百万円となり、5月の次月繰越額を上回っている。

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

「6月の次月繰越額は120百万円となり、5月の次月繰越額を上回っている。」が当てはまります。

この問題では、掛売上の回収額と掛仕入の支払額を、当月分と前月分に分けて計算することがポイントです。

6月の売掛金回収額は、

5月分500百万円×40%+6月分600百万円×60%
=200+360
=560百万円

です。

6月の買掛金支払額は、

5月分400百万円×50%+6月分440百万円×50%
=200+220
=420百万円

となります。

これらを使うと、6月の差引過不足は40百万円のプラスとなり、次月繰越額は120百万円となります。

選択肢1. 6月の売掛金回収額は、5月分掛売上の次月回収分と6月分掛売上の当月回収分を合計した金額であり、540百万円となる。

不適切です。

掛売上は、当月に60%を回収し、残り40%を次月に回収します。

5月の掛売上500百万円のうち、6月に回収するのは、

500×40%=200百万円

です。

6月の掛売上600百万円のうち、6月中に回収するのは、

600×60%=360百万円

です。

したがって、6月の売掛金回収額は、

200+360=560百万円

となります。

540百万円ではありません。

選択肢2. 6月の買掛金支払額は370百万円となり、5月の買掛金支払額よりも小さい。

不適切です。

掛仕入は、当月に50%を支払い、残り50%を次月に支払います。

5月の掛仕入400百万円のうち、6月に支払う金額は、

400×50%=200百万円

です。

6月の掛仕入440百万円のうち、6月に支払う金額は、

440×50%=220百万円

です。

したがって、

200+220=420百万円

となります。

5月の買掛金支払額380百万円よりも40百万円大きくなります。

選択肢3. 6月の差引過不足はマイナスであり、その大きさは5月の差引過不足より大きい。

不適切です。

6月の収入は、

現金売上280百万円+売掛金回収560百万円
=840百万円

です。

一方、6月の支出は、

現金仕入240百万円
+買掛金支払420百万円
+人件費110百万円
+諸経費30百万円
=800百万円

です。

したがって、差引過不足は、

840-800=+40百万円

となります。

6月はマイナスではなく、40百万円のプラスです。

選択肢4. 6月の次月繰越額は120百万円となり、5月の次月繰越額を上回っている。

適切です。

6月の前月繰越額は、5月の次月繰越額である80百万円です。

6月の差引過不足は40百万円のプラスなので、

80+40=120百万円

となります。

5月の次月繰越額は80百万円なので、6月の120百万円のほうが大きくなります。

まとめ

掛売上では、当月分の60%と前月分の40%を回収します。

そのため、6月の売掛金回収額は、

500×40%+600×60%
=560百万円

です。

掛仕入では、当月分の50%と前月分の50%を支払うため、

400×50%+440×50%
=420百万円

となります。

6月の収入は840百万円、支出は800百万円なので、差引過不足は40百万円のプラスです。

その結果、次月繰越額は、

80+40=120百万円

となり、5月の次月繰越額80百万円を上回ります。

参考になった数2