中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問2 (経済学・経済政策 問2)
問題文
下図は、経常収支の国際比較(日本、アメリカ、ドイツ、イギリス)である。この図から読み取れることとして、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。なお、図中のaとbは、貿易収支と第一次所得収支のいずれかを示している。
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問題
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中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問2(経済学・経済政策 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
下図は、経常収支の国際比較(日本、アメリカ、ドイツ、イギリス)である。この図から読み取れることとして、最も適切なものを下記の選択肢から選べ。なお、図中のaとbは、貿易収支と第一次所得収支のいずれかを示している。
- アメリカは、貿易収支が赤字であるが、第一次所得収支の黒字が大きく、経常収支は黒字の傾向である。
- イギリスは、貿易収支は黒字であるが、サービス収支は赤字である。
- ドイツの経常収支の赤字は、貿易収支の赤字が原因である。
- 日本は、第一次所得収支の黒字が経常収支の黒字に寄与している。
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この過去問の解説 (1件)
01
正しい選択肢は「日本は、第一次所得収支の黒字が経常収支の黒字に寄与している。」です。
経常収支は、主に貿易収支、サービス収支、第一次所得収支、第二次所得収支を合計したものです。
図を見ると、日本では第一次所得収支が大きな黒字となっており、貿易収支などが赤字になる年でも、経常収支全体を黒字にする大きな要因となっています。なお、アメリカのグラフを見ると大きく赤字になっているaが貿易収支なので、a=貿易収支、b=第一次所得収支と判断できます。
適切ではありません。
図を見ると、アメリカでは貿易収支が大きな赤字となっています。第一次所得収支は黒字ですが、その黒字だけでは貿易収支などの赤字を補うことができません。
そのため、アメリカの経常収支は黒字ではなく、赤字が続いています。
適切ではありません。
図では、イギリスの貿易収支は赤字となっています。
一方、サービス収支は大きな黒字です。イギリスでは金融などのサービス取引による収入が大きいため、サービス収支が経常収支を支える要素の一つとなっています。
したがって、選択肢は貿易収支とサービス収支の黒字・赤字が反対になっています。
適切ではありません。
図を見ると、ドイツは経常収支が赤字ではなく、長い期間にわたって大きな黒字となっています。
また、貿易収支も赤字ではなく、大きな黒字です。この貿易収支の黒字が、ドイツの経常収支の黒字に大きく寄与しています。
適切です。
日本では、第一次所得収支が長い期間にわたって大きな黒字となっています。
第一次所得収支とは、海外への投資から得られる利子や配当などと、海外へ支払う利子や配当などの差を表すものです。
図では、日本の貿易収支が赤字となる年でも、第一次所得収支の黒字が大きいため、経常収支全体では黒字となっている年が多くなっています。つまり、第一次所得収支の黒字が、日本の経常収支の黒字を支える重要な要因となっています。
この問題では、各国の経常収支を構成する項目が、黒字なのか赤字なのかを読み取ることがポイントです。
図からは、aが貿易収支、bが第一次所得収支と分かります。
アメリカは貿易収支の赤字が大きく、経常収支も赤字です。イギリスは貿易収支が赤字で、サービス収支が黒字です。ドイツは貿易収支を中心に経常収支が大きな黒字となっています。
そして日本では、海外への投資から得られる利子や配当などによる第一次所得収支の大きな黒字が、経常収支の黒字に寄与していることが特徴です。
したがって、正しい選択肢は「日本は、第一次所得収支の黒字が経常収支の黒字に寄与している。」です。
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