中小企業診断士 過去問
令和7年度(2025年)
問209 (中小企業経営・中小企業政策 問21(1))

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問題

中小企業診断士試験 令和7年度(2025年) 問209(中小企業経営・中小企業政策 問21(1)) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

中小企業基本法では、小規模企業に対する中小企業施策の方針の1つとして、( A )の確保が特に困難であることが多い小規模企業者の事情を踏まえ、小規模企業の( B )に努めるとともに、金融、税制、情報の提供その他の事項について、小規模企業の経営の状況に応じ、必要な考慮を払うこととしている。
また同法では、小売業に属する事業を主たる事業として営むものの中小企業の範囲を、資本金の額又は出資の総額が( C )の会社並びに常時使用する従業員の数が( D )の会社及び個人と定めている。
さらに同法では、労働に関する施策として、国は中小企業における労働関係の( E )及び従業員の( F )の向上を図るため必要な施策を講ずるとともに、中小企業に必要な労働力の確保を図るため、職業能力の開発及び職業紹介の事業の充実その他の必要な施策を講ずるものとしている。

文中の空欄( A )と( B )に入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
  • A:経営資源  B:経営の発達及び改善
  • A:経営資源  B:生産性の向上
  • A:労働力  B:経営の発達及び改善
  • A:労働力  B:生産性の向上

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この過去問の解説 (2件)

01

本問は、中小企業基本法 第8条(小規模企業に関する施策の方針) の条文知識を問う、基本かつ超重要な問題です。

以下に、法律の条文に基づく根拠を解説します。


中小企業基本法 第8条(小規模企業の特則)

中小企業基本法では、中小企業の中でも特に規模が小さい「小規模企業者」に対して、特別な配慮を行う旨を第8条で定めています。

条文(第8条):「国は、小規模企業者が( A:経営資源 )の確保が特に困難であることが多い事情を踏まえ、小規模企業の( B:経営の発達及び改善 )に努めるとともに、金融、税制、情報の提供その他の事項について、小規模企業の経営の状況に応じ、必要な考慮を払うものとする。」

 

解説

●空欄A(経営資源):小規模企業は、ヒト・モノ・カネ・情報といったリソースが絶対的に不足しています。法律ではこれらを総称して「経営資源」と呼び、その確保が困難であることを前提としています(単に「労働力」だけではありません)。

●空欄B(経営の発達及び改善):このフレーズは、商工会法や商工会議所法における「経営改善普及事業」などともリンクする、小規模企業支援のキーワードです。単に生産性を上げるだけでなく、経営基盤そのものを整え、良くしていくという意味で「経営の発達及び改善」という言葉が使われます。

選択肢1. A:経営資源  B:経営の発達及び改善

正解です

 

A:正しいです。条文通りです。

B:正しいです。条文通りです。

 

選択肢2. A:経営資源  B:生産性の向上

誤り

A:正しいです。

B:誤りです。

 

「生産性の向上」は、同法第3条(基本理念)などで「経営の革新及び創業の促進」とセットで語られることが多い目標ですが、第8条(小規模企業への配慮)の文脈で使われている文言は「経営の発達及び改善」です。

選択肢3. A:労働力  B:経営の発達及び改善

誤り

 

A:誤りです。

B:正しいです。

選択肢4. A:労働力  B:生産性の向上

誤り

 

A:誤りです。

B:誤りです。

まとめ

中小企業基本法第8条において、小規模企業支援の方針として定められている重要キーワードは以下の通りです。

 

A:経営資源 (の確保が困難)

B:経営の発達及び改善 (に努める)

参考になった数1

02

中小企業基本法から、第8条(小規模企業に対する中小企業施策の方針)の条文の穴埋め出題です。

 

・空欄A

「経営資源」「労働力」のいずれが特に確保困難なのかを考えると、経営資源が該当します。

 

※経営資源は「ヒト(労働力)、モノ(設備)、カネ(資金)、情報」を含むため、小規模企業は労働力だけが確保困難ということではありません。

 

・空欄B

経営の発達及び改善」「生産性の向上」のいずれが(中規模企業との相対比較で)小規模企業が努めなければならないかというと、経営の発達及び改善が該当します。

 

※空欄A同様に、経営は企業全体(労働力・設備・資金・情報)を含む概念であり、オペレーション上の課題である「生産性の向上」と比較すると、より根源的な課題です。

選択肢1. A:経営資源  B:経営の発達及び改善

冒頭の解説より、最も適切な語句の組み合わせは「A:経営資源 B:経営の発達及び改善」であるため正解の選択肢となります。

選択肢2. A:経営資源  B:生産性の向上

冒頭の解説より、最も適切な語句の組み合わせは「A:経営資源 B:経営の発達及び改善」であるため不適切な選択肢となります。

選択肢3. A:労働力  B:経営の発達及び改善

冒頭の解説より、最も適切な語句の組み合わせは「A:経営資源 B:経営の発達及び改善」であるため不適切な選択肢となります。

選択肢4. A:労働力  B:生産性の向上

冒頭の解説より、最も適切な語句の組み合わせは「A:経営資源 B:経営の発達及び改善」であるため不適切な選択肢となります。

まとめ

【補足】

 

中小企業基本法第8条の内容を問う問題は令和2年度第14問設問3で出題されていますが、条文の内容を詳細に暗記することはなかなか難しいです。(中小企業基本法に限らず、日常生活で法律の条文に触れる機会に乏しいため、「門前の小僧 習わぬ経を読む」とはいきません)

 

第8条以外では、第5条(令和4年度第18問設問3、令和6年度第17問設問3)も問われています。

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