中小企業診断士 過去問
令和7年度(2025年)
問199 (中小企業経営・中小企業政策 問13)

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問題

中小企業診断士試験 令和7年度(2025年) 問199(中小企業経営・中小企業政策 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章の空欄( A )~( C )に入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

財務省「法人企業統計調査年報」に基づき、1990年度から2022年度における損益分岐点比率の推移を企業規模別に見た場合、大企業の損益分岐点比率は( A )傾向にある。
また、大企業の損益分岐点比率と小規模企業の損益分岐点比率との差は、( B )傾向にある。中規模企業と小規模企業の損益分岐点比率を比較すると、一貫して小規模企業の方が( C )。
なお、ここでは資本金10億円以上の企業を大企業、資本金1,000万円以上1億円未満の企業を中規模企業、資本金1,000万円未満の企業を小規模企業とする。
  • A:上昇   B:拡大  C:高い
  • A:上昇   B:縮小  C:低い
  • A:低下   B:拡大  C:高い
  • A:低下   B:縮小  C:低い
  • A:横ばい  B:拡大  C:高い

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この過去問の解説 (1件)

01

参考HP:中小企業庁:2021年版「中小企業白書」 第1節 中小企業の財務基盤・収益構造と財務分析の重要性

 

上記HPの第2-1-5図およびその説明より、「損益分岐点比率とは、売上高が現在の何%以下の水準になると赤字になるかを表す指標であり、売上高の減少に対する耐性を示す」ものです。

つまり、値が低いほうが財務体力があり、良いわけです。

(上記HPの第2-1-5図は、縦軸が上にいくほど値が小さくなっていることに注意)

 

そして、上記摘記箇所を参照するに、大企業の損益分岐点比率は(低下)傾向です。

また、大企業の損益分岐点比率と小規模企業の損益分岐点比率との差は、(拡大)傾向にあります。

さらに、中規模企業と小規模企業の損益分岐点比率を比較すると、一貫して小規模企業の方が(高い)です。

 

 

選択肢3. A:低下   B:拡大  C:高い

上記より、これが正解です。

まとめ

損益分岐点比率が小さいほど体力がある、ということが理解できていれば、なんとなく選択肢を絞れると思います。

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