中小企業診断士 過去問
令和7年度(2025年)
問197 (中小企業経営・中小企業政策 問11)

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問題

中小企業診断士試験 令和7年度(2025年) 問197(中小企業経営・中小企業政策 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

経済産業省では、知的資産経営を実践する入り口として、ローカルベンチマークを提供している。ローカルベンチマークは、いわゆる「企業の健康診断」であり、企業の経営状態を把握するためのツールである。ローカルベンチマークに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a  財務分析における「6つの指標」には、「売上高人件費比率」、「総資本回転率」が含まれる。
b  非財務情報における「業務フロー」では、自社業務の流れを把握し、それぞれの業務の中でどのような工夫や差別化ポイントがあるのかについて理解することが重要である。
c  非財務情報における「4つの視点」には、「経営者への着目」、「内部管理体制への着目」が含まれる。
  • a:正  b:正  c:正
  • a:正  b:誤  c:正
  • a:誤  b:正  c:正
  • a:誤  b:正  c:誤
  • a:誤  b:誤  c:誤

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この過去問の解説 (1件)

01

ローカルベンチマークでは、財務的な指標と非財務的な指標とに基づいて、企業の健康診断を行います。

 

財務分析における「6つの指標」は、売上持続性、収益性、生産性、健全性、効率性、安全性です。

それぞれ、売上高増加率営業利益率労働生産性EBITDA有利子負債倍率営業運転資本回転期間自己資本比率の指標で分析します。

よって、ここには、「売上高人件費比率」、「総資本回転率」は含まれません。

したがってaは誤りです。

 

非財務情報は、大きく「業務フロー」、「商流4つの視点」に分けられます。

 

業務フローでは、業務の流れをいくつかのプロセスに分解して流れを把握し、各々の業務における差別化ポイントを発見します。

bはこれを説明しており、正しい内容です。

 

4つの視点は、4つの点に着目して現状整理するものであり、「経営者」、「事業」、「内部管理体制」、「企業を取り巻く環境・関係者」という4つに着目します。

cはこれを説明しており、正しい内容です。

選択肢3. a:誤  b:正  c:正

上記より、これが正解です。

まとめ

健康経営が重要視される昨今、ローカルベンチマーク(ロカベン)は重要なツールです。ぜひ覚えておきましょう。

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