中小企業診断士 過去問
令和7年度(2025年)
問195 (中小企業経営・中小企業政策 問9)

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問題

中小企業診断士試験 令和7年度(2025年) 問195(中小企業経営・中小企業政策 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章の空欄( A )と( B )に入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

中小企業においては、人手不足への対応が求められている。厚生労働省「令和5年労働経済動向調査年次報告書」(令和5年8月調査)に基づき、企業規模別に人手不足対応の取組(複数回答)を「採用・正社員登用」、「省力化投資、外注、下請化」、「福利厚生、再雇用、定年延長」の3つについて見た場合、従業員数100~299人の企業では、( A )の取組割合が最も高く、( B )の取組割合が最も低い。
なお、ここでは、調査対象事業所(人手不足対応を行っていない先も含む)における取組割合を算出している。
  • A:「採用・正社員登用」  B:「省力化投資、外注、下請化」
  • A:「採用・正社員登用」  B:「福利厚生、再雇用、定年延長」
  • A:「省力化投資、外注、下請化」  B:「採用・正社員登用」
  • A:「省力化投資、外注、下請化」  B:「福利厚生、再雇用、定年延長」
  • A:「福利厚生、再雇用、定年延長」  B:「省力化投資、外注、下請化」

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この過去問の解説 (1件)

01

人手不足の問題は昨今のニュースで顕著に聞かれることであり、中小企業診断士の間でも重要なテーマになっています。

 

まず、「採用・正社員登用」、「省力化投資、外注、下請化」、「福利厚生、再雇用、定年延長」の3つをみたときに、最も手っ取り早いのが採用で、最も取り組みにくいのが投資でしょう。

 

というわけでなんとなく答えが類推できるのですが、データで見てみると、「採用・正社員登用」が40%超えで、「省力化投資、外注、下請化」が10%に満たなかったりするのですが(参考URL:8roudoukeizaidouko.pdf)、

その理由は、やはりコストの問題です。

 

特に省力化投資は高コストです。

ならば外注すればいいではないかとも思いますが、必ずしも外注に適した業種ばかりではない、という構造的な問題から、「省力化投資、外注、下請化」は選択肢になかなか入らなくなります。

選択肢1. A:「採用・正社員登用」  B:「省力化投資、外注、下請化」

上記より、これが正解です。

まとめ

なんとなくのイメージでも正答に至ることができますので、本番では最後まであきらめないでください。

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