中小企業診断士 過去問
令和7年度(2025年)
問190 (中小企業経営・中小企業政策 問4(2))

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問題

中小企業診断士試験 令和7年度(2025年) 問190(中小企業経営・中小企業政策 問4(2)) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

中小企業庁「令和5年中小企業実態基本調査(令和4年度決算実績)」に基づき、中小企業(法人企業)の売上高経常利益率と自己資本比率を見ると、全業種平均の売上高経常利益率は、6%を( A )。全業種平均の自己資本比率は、25%を( B )。
また、中小企業(法人企業)の売上高経常利益率と自己資本比率は、業種によって違いがあることが分かる。

文中の下線部に関して、中小企業庁「令和5年中小企業実態基本調査(令和4年度決算実績)」に基づき、小売業、宿泊業・飲食サービス業、製造業についてそれぞれ比較した場合の記述として、最も適切なものはどれか。
  • 小売業では、売上高経常利益率、自己資本比率とも製造業を下回っている。
  • 小売業では、売上高経常利益率は宿泊業・飲食サービス業を上回り、自己資本比率は宿泊業・飲食サービス業を下回っている。
  • 宿泊業・飲食サービス業では、売上高経常利益率は製造業を下回り、自己資本比率は製造業を上回っている。
  • 製造業では、売上高経常利益率は小売業を上回り、自己資本比率は小売業を下回っている。
  • 製造業では、売上高経常利益率は宿泊業・飲食サービス業を下回り、自己資本比率は宿泊業・飲食サービス業を上回っている。

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この過去問の解説 (1件)

01

中小企業庁「令和5年中小企業実態基本調査(令和4年度決算実績)」より、

売上高経常利益率も自己資本比率も、高いほうから順に製造業→小売業→宿泊業・飲食サービス業です。

 

イメージとして、製造業は売上高経常利益率が高く、内部留保等により自己資本比率も高い傾向があります。

小売業は競争が激しく利益率が低めで、在庫等の比重が大きいので自己資本比率も相対的に低いです。

宿泊業・飲食サービス業はより一層競争が激しく利益率が低いようなイメージをもつと、問題を解きやすくなります。

選択肢1. 小売業では、売上高経常利益率、自己資本比率とも製造業を下回っている。

上記よりこれが正解です。

まとめ

小売業や宿泊・飲食サービス業は、低単価で競争が激しく、自己資本比率がなかなか上がらないようなイメージは、日常からも感じ取れると思います。

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