中小企業診断士 過去問
令和7年度(2025年)
問169 (経営情報システム 問9)
問題文
ただし、装置Xの稼働率は0より大きく1未満であり、直列で接続されている部分はそれらの装置が同時に稼働しているときだけ稼働しているとみなし、並列に接続されている部分はどちらか一方が稼働していれば稼働しているとみなす。
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問題
中小企業診断士試験 令和7年度(2025年) 問169(経営情報システム 問9) (訂正依頼・報告はこちら)
ただし、装置Xの稼働率は0より大きく1未満であり、直列で接続されている部分はそれらの装置が同時に稼働しているときだけ稼働しているとみなし、並列に接続されている部分はどちらか一方が稼働していれば稼働しているとみなす。
- a、b、c
- b、a、c
- b、c、a
- c、a、b
- c、b、a
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この過去問の解説 (1件)
01
稼働率の計算方法は頻出なので、必ず押さえましょう。
直列の場合、いずれか1つの機器が稼働しなければ、そこで流れが途絶えてしまいます。
それぞれの機器の稼働している確率をかけていくだけなので、計算式は単純です。
仮に装置Xの稼働率を0.99とすると、2つを直列につないだら、0.99*0.99=0.9801になります。
並列の場合、いずれか1つが故障していても、他が稼働していれば、そこで処理できるので冗長性が高いことになります。
つまり、すべての装置が故障していなければシステム全体が稼働できるので、完全に稼働している稼働率1から、すべての装置が故障している確率を引けばいいということになります。
仮に装置Xの稼働率を0.99とすると、稼働していない確率は0.01。
2つの装置Xを並列につないだ場合、両方が稼働していない確率は0.01*0.01=0.0001。
これを全体の1から引けばシステムの稼働率が求まるので、1-0.0001=0.9999。
以下、装置Xの稼働率を0.99とします。
a:
全部直列なので、計算するまでもなく、並列が入っているbやcよりも稼働率が低いです。なので計算は省略。
b:
(1-0.01*0.01)*0.99=0.9999*0.99=0.989901
c:
1-(1-0.9801)*(1-0.99)=1-0.0199*0.01=1-0.000199=0.999801
よってc>b>a
上記より、この選択肢が正しいです。
直列は各々の装置の稼働率の掛け算で求める。
並列は、全体の稼働率1から、すべての装置が稼働していない確率を引く。
あとは試験本番で焦らず計算してください。
基本的に直列は稼働率が小さくなり、並列は高くなるので、必ずしも計算しなくても直感で答えが出せる場合もあります。
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