中小企業診断士 過去問
令和7年度(2025年)
問122 (運営管理 問29)

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問題

中小企業診断士試験 令和7年度(2025年) 問122(運営管理 問29) (訂正依頼・報告はこちら)

スーパーマーケットなどのセルフサービスの店舗の売場づくりに関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • 買上点数を増やすために、レジ前の陳列商品を低単価商品から高単価商品に変更する。
  • 顧客の店内動線を最短とするために、ワンウェイコントロールの商品配置をする。
  • ゴンドラ内のゴールデンゾーンの領域を広げるために、通路幅を狭くする。
  • 重点商品の販売量を増やすために、商品棚の重点商品のフェイス数を増やす。
  • 非計画購買を増やすために、パワーカテゴリーをフロアレイアウトの1箇所に集中して陳列する。

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この過去問の解説 (2件)

01

セルフサービス店舗の売場づくりに関する問題です。

 

スーパーマーケットに限らず、小売店舗では(自分で商品を選び、レジまで持っていく)セルフサービスが主流になっているため、イメージしやすいと思います。問われている内容も難しくなく、十分に正答を狙えるレベルです。

 

 

選択肢1. 買上点数を増やすために、レジ前の陳列商品を低単価商品から高単価商品に変更する。

レジ前の陳列商品を低単価商品から高単価商品に変更することは、買上点数の増加につながるとはいえないため不適切な選択肢となります。また、レジ前に配置する商品としても高単価商品に変更することは不適切です。

 

※低単価商品から高単価商品に変更することで、客単価の向上につながります。

選択肢2. 顧客の店内動線を最短とするために、ワンウェイコントロールの商品配置をする。

ワンウェイコントロールの商品配置をすることは、顧客の店内動線を最長とすることにつながるため不適切な選択肢となります。

選択肢3. ゴンドラ内のゴールデンゾーンの領域を広げるために、通路幅を狭くする。

ゴンドラ内のゴールデンゾーンの領域を広げるためには、通路幅を広くすることが必要であるため不適切な選択肢となります。

選択肢4. 重点商品の販売量を増やすために、商品棚の重点商品のフェイス数を増やす。

重点商品の販売量を増やすためには、商品棚の重点商品のフェイス数を増やすことが必要であるため正解の選択肢となります。

 

※商品の正面部分のことをフェイス(顔)といいます。フェイス数を1→2や3に増やすと、販売量が増加しやすくなります。

 

※ただし、フェイス数を増やせば増やすほど販売量が増加するわけではなく、フェイス数を増やすことは他の商品の陳列スペースを奪うことにもなるため、他の商品との売上のバランスを考慮してフェイス数を決める必要があります。

選択肢5. 非計画購買を増やすために、パワーカテゴリーをフロアレイアウトの1箇所に集中して陳列する。

非計画購買を増やすためには、パワーカテゴリーをフロアレイアウトの複数箇所分散して陳列することが必要であるため不適切な選択肢となります。

 

※「非計画購買」とは、計画していない買物=衝動買いのことです。他の選択肢で述べられているワンウェイコントロールと併せて、パワーカテゴリーを店内のあちこちに配置することで非計画購買を増やすことが期待できます。

まとめ

【補足】

 

売場づくりの過去問題では、令和4年度第29問が本問と似た内容となっており、過去問題を復習していた方は対応しやすかったと思います。

 

その他、令和2年度第29問、平成30年度第29問にも売場づくりの問題が出題されています。

 

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02

店舗運営に関する問題です。

選択肢1. 買上点数を増やすために、レジ前の陳列商品を低単価商品から高単価商品に変更する。

レジ前は会計を待つわずかな時間で衝動購買を誘う場所です。ここには電池やガムなどの「低単価で、購入の意思決定に迷わない商品」を置くのが効果的です。そのため低単価商品から高単価商品への変更は不適切な記述です。

選択肢2. 顧客の店内動線を最短とするために、ワンウェイコントロールの商品配置をする。

ワンウェイコントロールとは、入口から出口までお客様を1つの主動線に沿って誘導し、店内動線を長く(店内の滞在時間を長く)するための手法です。そのため「動線を最短にするために」は不適切な記述です。

選択肢3. ゴンドラ内のゴールデンゾーンの領域を広げるために、通路幅を狭くする。

ゴールデンゾーンとは、ゴンドラ(商品棚)の中で最もお客様の目に入りやすく、手に取りやすい高さの領域(一般的に床から60cm〜150cm程度)のことです。これは高さに関する概念なので、通路幅を狭くしても領域は広がらないため不適切な記述です。

選択肢4. 重点商品の販売量を増やすために、商品棚の重点商品のフェイス数を増やす。

フェイス数とは、商品棚の最前列に並ぶ同一商品の数のことです。フェイス数を増やすと商品の視認性が高まり、注目を集めやすくなります。そのため重点商品の販売量を増やす手法として効果的であり適切な記述です。

選択肢5. 非計画購買を増やすために、パワーカテゴリーをフロアレイアウトの1箇所に集中して陳列する。

パワーカテゴリー(マグネット商品)とは、誰もが日常的に購入する集客力の高い主要な商品のことです。これらを1箇所に集中させてしまうとお客様はそのエリアしか歩かなくなります。非計画購買を増やすためには、パワーカテゴリーをフロアの四隅や奥などに分散して配置し店内を広く歩いてもらう必要があるため不適切な記述です。

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