中小企業診断士 過去問
令和7年度(2025年)
問111 (運営管理 問19)

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問題

中小企業診断士試験 令和7年度(2025年) 問111(運営管理 問19) (訂正依頼・報告はこちら)

各工程において品質を作り込む自工程保証の考え方が重要である。そのための仕組みとして、「自工程で発生した不適合品の次の工程への流出を抑制する仕組み」と、「自工程での不適合品の発生そのものを抑制する仕組み」との2つに分類した場合、後者に該当する仕組みの組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a  切削のたびに寸法を測定し、仕様より短くなった場合には機械が停止し、ワークを自動で取り外す仕組み。
b  製品の仕様とは異なるNC加工プログラムを選択できない仕組み。
c  垂直方向の孔(あな)をあける作業で、ドリルが垂直方向にしか動かないように制限する仕組み。
d  塗装の状態を確認し、色むらがあればラインアウトする仕組み。
  • aとb
  • aとbとc
  • aとd
  • bとc
  • cとd

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この過去問の解説 (1件)

01

自工程保証に関する問題です。自工程保証とは、「後工程はお客様」の考えのもと各工程で自分が担当する工程の品質を作り込むことにより、最終検査や修正のムダを省き高品質・高効率を実現するものです。

 

「自工程で発生した不適合品の次の工程への流出を抑制する仕組み」と「自工程での不適合品の発生そのものを抑制する仕組み」では、不適合品が発生している(ただし、後工程へは流さない)前者に対して後者は不適合品の発生そのものを許していないという違いがあります。

 

解答群a~dは、それぞれ以下のように分類できます。

 

・自工程で発生した不適合品の次の工程への流出を抑制する仕組み

→解答群aとd

解答群a:「仕様より短くなった場合には」より、不適合品が発生しています。

解答群d:「色むらがあれば」より、不適合品が発生しています。

 

・自工程での不適合品の発生そのものを抑制する仕組み

解答群b:「製品の仕様とは異なるNC加工プログラムを選択できない」より、不適合品が発生しないように対策されています。

解答群c:「ドリルが垂直方向にしか動かないように制限する」より、不適合品が発生しないように対策されています。

 

以上から、「自工程での不適合品の発生そのものを抑制する仕組み」に該当する最も適切な組み合わせはbとcとなります。

選択肢1. aとb

「自工程での不適合品の発生そのものを抑制する仕組み」に該当する最も適切な組み合わせは「bとc」であるため不適切な選択肢となります。

選択肢2. aとbとc

「自工程での不適合品の発生そのものを抑制する仕組み」に該当する最も適切な組み合わせは「bとc(aは含まない)であるため不適切な選択肢となります。

選択肢3. aとd

「自工程での不適合品の発生そのものを抑制する仕組み」に該当する最も適切な組み合わせは「bc」であるため不適切な選択肢となります。

選択肢4. bとc

冒頭の解説より、「自工程での不適合品の発生そのものを抑制する仕組み」に該当する最も適切な組み合わせは「bとc」であるため正解の選択肢となります。

選択肢5. cとd

「自工程での不適合品の発生そのものを抑制する仕組み」に該当する最も適切な組み合わせは「bとc」であるため不適切な選択肢となります。

まとめ

【補足】

 

調べた限りでは自工程保証の過去問題の出題は確認できませんでしたが、与件文の説明を読んで十分に正答できるレベルの内容です。

 

中小企業診断士1次試験では、全7科目で非常に広い範囲から出題されます。そのため初見の問題にも直面することになりますが、「知らない=対応できない」と機械的に対応するのではなく、与えられた情報から正答を導き出すことができないかを判断する能力も試されています。

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