中小企業診断士 過去問
令和7年度(2025年)
問102 (運営管理 問11)

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問題

中小企業診断士試験 令和7年度(2025年) 問102(運営管理 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

TPMでは、生産部門をはじめとした開発、営業、管理などの全部門が参加して、不良ゼロ・故障ゼロ・災害ゼロの実現に向けて重複小集団活動が実施される。TPMに関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • 事後保全の一種である時間基準保全(TBM:Time Based Maintenance)では、発生した設備故障を一定期間ごとにとりまとめ、重点課題と対応策が検討される。
  • 自主保全の最初の3ステップでは、発生源・困難箇所の対策、自主保全仮基準の作成、総点検が行われる。
  • 集中保全では、設備の運転部門(主に、製造部門)が中心となり、ある特定の期間に集中して設備の保全活動が実施される。
  • 保全予防では、過去の保全実績の情報を用いて、設備の計画・設計の段階で将来の故障やトラブルを排除する活動が行われる。
  • 予備品管理では、MTTRだけでなくMTBFの短期化に向けて、設備の部品を計画的かつ経済的に調達、保管、出庫する方法が検討される。

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この過去問の解説 (1件)

01

TPM(Total Productive Maintenance;全員参加の生産保全)に関する問題です。

選択肢1. 事後保全の一種である時間基準保全(TBM:Time Based Maintenance)では、発生した設備故障を一定期間ごとにとりまとめ、重点課題と対応策が検討される。

時間基準保全(TBM:Time Based Maintenance)は予防保全の一種であるため不適切な選択肢となります。

 

予防保全は、設備の稼働時間や使用期間を基準にメンテナンスを実施します。(故障の有無にかかわらず実施される)

選択肢2. 自主保全の最初の3ステップでは、発生源・困難箇所の対策、自主保全仮基準の作成、総点検が行われる。

TPMにおける自主保全の最初の3ステップでは、①初期清掃(清掃点検)・②発生源・困難箇所の対策・③自主保全仮基準の作成が行われるため不適切な選択肢となります。

選択肢3. 集中保全では、設備の運転部門(主に、製造部門)が中心となり、ある特定の期間に集中して設備の保全活動が実施される。

TPMにおける集中保全では、専門の保全部門が中心となり、計画に基づいて設備の保全活動が実施されるため不適切な選択肢となります。(ある特定の期間に集中するわけではない)

選択肢4. 保全予防では、過去の保全実績の情報を用いて、設備の計画・設計の段階で将来の故障やトラブルを排除する活動が行われる。

JISの定義では、保全予防は「設備、系、ユニット、アッセンブリ、部品などについて、計画・設計段階から過去の保全実態又は情報を用いて不良及び故障に関する事項を予知・予測し、これらを排除するための対策を織り込む活動」と定められており、正解の選択肢となります。

 

選択肢5. 予備品管理では、MTTRだけでなくMTBFの短期化に向けて、設備の部品を計画的かつ経済的に調達、保管、出庫する方法が検討される。

・MTTR(Mean Time To Recovery:平均復旧時間)

システムや機器が故障してから完全に復旧するまでにかかる平均時間で、短い方が望ましいです。

 

MTBF(Mean Time Between Failures:平均故障間隔)」

機械やシステムが故障してから次に故障するまでの平均稼働時間で長い方が望ましいです。

 

したがって、MTBFの短期化ではないため不適切な選択肢となります。

まとめ

【補足】

 

TPMは、令和5年度第20問、令和4年度第19問、令和元年度第20問でそれぞれ出題されています。

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