中小企業診断士 過去問
令和7年度(2025年)
問97 (運営管理 問6)

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問題

中小企業診断士試験 令和7年度(2025年) 問97(運営管理 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

2台の機械を用いて、第1工程、第2工程の順で作業するフローショップにおいて、各ジョブの作業時間が下表に与えられている。メイクスパンが最小になるように各ジョブがフローショップに投入された場合、メイクスパンにおける2台の機械の非稼働時間の合計として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
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この過去問の解説 (2件)

01

フローショップ・スケジューリングは、限られた生産資源を最適に配分し、全ジョブの完了時間(メイクスパン)を最小化するための技法です。特に2台の機械を順番に通るモデルではジョンソン法を適用することで、前工程の待ち時間と後工程の空き時間を最小限に抑える最適な投入順序を導き出すことができます。
・最適順序(ジョンソン法):各ジョブの第1工程と第2工程の時間を比較し、最小値が第1工程なら最初の方へ、第2工程なら最後の方へ配置します。
1.最小時間はジョブbの第2工程(1)→bを最後に配置。
2.次はジョブdの第2工程(2)→dを最後から2番目に配置。
3.次はジョブaの第1工程(3)→aを最初に配置。
4.残ったジョブcを間に配置。→投入順序は [a → c → d → b] となります。
・非稼働時間の計算:この順序で作業を行うと、機械1が作業を終えても機械2がまだ作業中の場合や、機械2が機械1からの仕掛品を待つ場合に非稼働が発生します。 詳細なスケジュール計算の結果、メイクスパンは19となり、2台の機械の非稼働時間の合計は6となります。

 

よって、正解の選択肢は「6」となります。

選択肢4. 6

この選択肢が正解です。

まとめ

工程スケジューリングの目的は、バトンタッチをスムーズにすることにあります。前のランナー(機械1)が早く走り終えても、次のランナー(機械2)にバトン(仕掛品)を渡せる準備ができていなければ、全体のタイム(メイクスパン)は改善しません。ジョンソン法はこの受け渡しを最も円滑にするためのルールです。

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02

ジョンソン法に関する問題です。本試験では、問題用紙の余白に以下の図を描いて対応してください。

 

ジョンソン法は過去に何度も出題されているので学習されていると思いますが、

①作業時間が最小のジョブから着手します。

②該当するジョブが前工程(本問では第1工程)にある場合は最初、後工程(本問では第2工程)にある場合は最後に配置します。

 

本問では最小のジョブは「b:第2工程」、2番目が「d:第2工程」、3番目が「a:第1工程」です。

そのため、「a:第1工程」「d:第2工程」「b:第2工程」の順番となり、ジョブcは前工程2番目(aの次)に配置します。

※ジョブcは最小工程順では5番目ですが、4番目のジョブaとb(ともに作業時間4)は既に配置済みです。

 

「a:第1工程」「c:第1工程」「d:第2工程」「b:第2工程」の順番に、第1工程と第2工程の作業時間を描いたものが以下の図となります。

 

青のセルで示している非稼働時間の合計は、第1工程で1、第2工程で5(3+1+1)の合計6となります。

選択肢1. 3

冒頭の解説より、非稼働時間の合計は6であるため不適切な選択肢となります。

選択肢2. 4

冒頭の解説より、非稼働時間の合計は6であるため不適切な選択肢となります。

選択肢3. 5

冒頭の解説より、非稼働時間の合計は6であるため不適切な選択肢となります。

選択肢4. 6

冒頭の解説より、非稼働時間の合計は6であるため正解の選択肢となります。

選択肢5. 7

冒頭の解説より、非稼働時間の合計は6であるため不適切な選択肢となります。

まとめ

【補足】

 

ジョンソン法は2工程の各作業時間を最適化するための手法で、多品種少量生産が主流の中小企業に向いています。

 

ジョンソン法は令和元年度と4年度に続いての出題でした。過去7年で3回と、ほぼ2年に1回のペースで出題されています。

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