中小企業診断士 過去問
令和7年度(2025年)
問66 (企業経営理論 問16)
問題文
a 「組織文化の3層モデル」において、価値観は、組織文化の最も深層に位置し、長年にわたってほとんど変化することなく組織の行動や意思決定を無意識のうちに方向づける。
b 組織文化には、経営理念や経営戦略の策定・実行を通じて環境への外的適応を図る機能と、組織内の価値観や行動規範を共有して内的統合を促進する機能がある。
c 組織文化変革のプロセスでは、まず人々が現状の問題を認識し、心理的安全性を確保しながら新しい学習を行い、その後、新しい価値観を内面化することで変革が定着する。
d 組織文化は、自らの経験を通じてしか身につけることができず、明示的な教育やトレーニングでは文化を伝えることはできない。
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問題
中小企業診断士試験 令和7年度(2025年) 問66(企業経営理論 問16) (訂正依頼・報告はこちら)
a 「組織文化の3層モデル」において、価値観は、組織文化の最も深層に位置し、長年にわたってほとんど変化することなく組織の行動や意思決定を無意識のうちに方向づける。
b 組織文化には、経営理念や経営戦略の策定・実行を通じて環境への外的適応を図る機能と、組織内の価値観や行動規範を共有して内的統合を促進する機能がある。
c 組織文化変革のプロセスでは、まず人々が現状の問題を認識し、心理的安全性を確保しながら新しい学習を行い、その後、新しい価値観を内面化することで変革が定着する。
d 組織文化は、自らの経験を通じてしか身につけることができず、明示的な教育やトレーニングでは文化を伝えることはできない。
- aとb
- aとc
- bとc
- bとd
- cとd
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この過去問の解説 (2件)
01
E.シャインの組織文化論に関する問題です。
E.シャインの組織文化論は、組織文化を「人工物(Artifacts)」「標榜されている価値(Espoused Values)」「背後に潜む基本的仮定(Basic Underlying Assumptions)」の3つの層で捉えるモデルです。
「目に見える」Level1が最も表層に位置し、「無意識」であるLevel3が最も深層に位置します。
(出所:ハーバードビジネスレビュー「3つの連鎖を機能させる決め手 リーダーシップと企業風土」https://dhbr.diamond.jp/articles/-/3504?page=2)
a.「組織文化の3層モデル」において、価値観は、組織文化の最も深層に位置し、長年にわたってほとんど変化することなく組織の行動や意思決定を無意識のうちに方向づける。
→価値観は組織文化の2番目に位置しており誤りです。
b.組織文化には、経営理念や経営戦略の策定・実行を通じて環境への外的適応を図る機能と、組織内の価値観や行動規範を共有して内的統合を促進する機能がある。
→疑問を挟む余地もないほど記述の通りであり、正しいです。
c.組織文化変革のプロセスでは、まず人々が現状の問題を認識し、心理的安全性を確保しながら新しい学習を行い、その後、新しい価値観を内面化することで変革が定着する。
→組織文化変革のプロセス「解凍(現状の問題を認識)」→「変革(新しい学習)」→「再凍結(変革の定着)」の記述であり、正しいです。
d.組織文化は、自らの経験を通じてしか身につけることができず、明示的な教育やトレーニングでは文化を伝えることはできない。
→E.シャインの組織文化論に限った話ではなく、明示的な教育やトレーニングによって組織文化を伝えることができることは経験上ご存じであると思いますので誤りです。
※「明示的な教育やトレーニングでは文化を伝えることはできない」という100%断定的な表現に違和感を感じることができれば十分です。
以上から、最も適切な組み合わせはbとcとなります。
冒頭の解説より、最も適切な組み合わせはbとcであるため不適切な選択肢となります。
冒頭の解説より、最も適切な組み合わせはbとcであるため不適切な選択肢となります。
冒頭の解説より、最も適切な組み合わせはbとcであるため正解の選択肢となります。
冒頭の解説より、最も適切な組み合わせはbとcであるため不適切な選択肢となります。
冒頭の解説より、最も適切な組み合わせはbとcであるため不適切な選択肢となります。
【補足】
組織文化や組織変革は、昔から多くの理論が提唱されており書籍も数多く出版されています。
この領域は特に混み入った論点で、毎年複数問出題されることも珍しくないため優先的かつ重点的に学習時間を割いて下さい。
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02
エドガー・シャインによる組織文化論の問題です。
文化の階層構造と、変革のプロセスについての理解が問われています。
a:不適切
組織文化の 3 層モデルにおいて、最も深層(無意識レベル)に位置するのは基本的仮定です。価値観(標榜された価値)は、その一つ上の階層に位置するため、記述は誤りです。
b:適切
組織文化の二大機能(外的適応と内的統合)を正確に説明しています。
c:適切
クルト・レヴィンの解凍ー変化ー再凍結モデルにも通じる、組織文化変革の妥当なプロセスです。
d:不適切
経験は重要ですが、オリエンテーションや教育、リーダーの言動などを通じて意図的に伝承・強化することも可能です。
bとcの選択肢が正解となります。
この選択肢が正解となります。
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