中小企業診断士 過去問
令和7年度(2025年)
問58 (企業経営理論 問8)
問題文
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問題
中小企業診断士試験 令和7年度(2025年) 問58(企業経営理論 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
- 活動システム全体の一貫性を確保し、活動間の相互作用を強化することで、活動システムの模倣困難性を高めることができる。
- 活動システム全体を最適化するために、各活動の効率性を優先した設計を行う必要がある。
- 企業を類似した活動システムによってグループ化し、業界全体の競争状況を視覚的に把握するためのツールを活動システムマップという。
- コスト優位を実現する活動システムに、差別化優位を実現する活動の一部を統合することで、低コスト化と差別化のトレードオフは解消される。
- 戦略を曖昧にすることで、活動システムの柔軟性を高め、持続的な競争優位性を実現することができる。
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この過去問の解説 (2件)
01
活動システム(activity system)に関する問題です。
活動システムとは、解説のまとめで紹介している活動システムマップを用いて、自社の強み(コア・コンピタンス)がどこにあるのかを可視化し、戦略の一貫性を確認して抜け漏れがないかをチェックしたうえで、他社に模倣されない独自の競争優位性を設計・強化するものです。
冒頭の解説より、活動システムの説明として適切であり正解の選択肢となります。
活動システムは各活動の効率性を優先した設計を行うものではなく、不適切な選択肢となります。
活動システムマップは、自社内の活動を視覚的に示すものであり不適切な選択肢となります。
※「業界全体の競争状況を視覚的に把握するためのツール」とは、業界マップのことです。
冒頭の解説より活動システムは独自の競争優位性を設計・強化するものであり、コスト優位を実現するものではなく不適切な選択肢となります。
冒頭の解説より活動システムは自社の強み(コア・コンピタンス)がどこにあるのかを可視化するものであり、戦略を明確にするため不適切な選択肢となります。
【補足】
活動システムについては、活動システムマップを確認していただくと分かりやすいです。
参考までに、一橋ビジネスレビューのURLをご紹介しておきます。活動システムマップという形に視覚化することで、個々の活動が企業全体の活動に有機的に連動していることが分かります。
大薗恵美「第4回ポーター賞受賞企業に学ぶ」(https://www.porterprize.org/news/data/news_050331.pdf)
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02
マイケル・ポーターが提唱した「活動システム(Activity System)」に関する問題です。戦略とは、単なる活動の集合ではなく、それらが互いに補強し合う「フィット(整合性)」であることを理解しているかが問われます。
適切
個別の活動を真似ることは容易でも、それらが複雑に組み合わさり、互いに高め合って一貫性のあるシステム全体を模倣することは極めて困難です。これこそが持続的な競争優位の源泉となります。
不適切
個別の効率性を追求しすぎると、活動間の整合性や相乗効果が損なわれる場合があります。
不適切
業界全体のグループ化に用いるのは戦略グループマップなどです。活動システムマップは、あくまで自社の戦略的活動がどのように結びついているかを示すものです。
不適切
低コストと差別化の両方を中途半端に追うと、トレードオフは解消されないとマイケル・ポーターは指摘しています。
不適切
戦略とは何をしないかを決めることであり、曖昧さは活動間の整合性を損なわせます。明確な方向性こそが強固なシステムを構築します。
活動システムは時計の歯車に例えられます。個々の歯車(活動)が優れているだけでなく、それらが正確に噛み合い、補強し合っているからこそ、時計全体として正確な時間を刻む(競争優位を生む)ことができるという例えです。
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