中小企業診断士 過去問
令和7年度(2025年)
問37 (財務・会計 問12)
問題文
なお、計算の結果が割り切れない場合は、小数第1位を四捨五入すること。
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問題
中小企業診断士試験 令和7年度(2025年) 問37(財務・会計 問12) (訂正依頼・報告はこちら)
なお、計算の結果が割り切れない場合は、小数第1位を四捨五入すること。
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この過去問の解説 (1件)
01
完成品原価に関する問題です。計算過程が必須となるため、問題用紙の余白に以下のようなボックス図を描いて対応します。
・直接材料費
月初仕掛品50個
98,000円
完成品170個
340,000円
当月投入150個
302,000円
月末仕掛品30個
60,000円
左辺の合計が200個、右辺の月末仕掛品が30個より、差分で完成品170個と求まりますが、正常仕損10個は完成品に含めます。
(資料cより「正常仕損は工程の終点で発生」とあり、完成品となった段階で仕損品と判明したと解釈できます)
左辺の直接材料費合計400,000円÷200個=@2,000
@2,000×170個=340,000円が完成品の直接材料費となります。
・加工費
月初仕掛品20個
52,000円
完成品170個
425,000円
当月投入162個
403,000円
月末仕掛品12個
30,000円
月初・月末の仕掛品の加工真直度より、月初は50×0.4=20個、月末は30×0.4=12個となります。
完成品は正常仕損10個を含めて完成品170個と求まっており、右辺の合計が182個になるため、当月投入は差分で求めます。
左辺の加工費合計455,000円÷182個=@2,500
@2,500×170個=425,000円が完成品の直接加工費となります。
完成品の直接材料費340,000円+直接加工費425,000円=765,000円が完成品原価となります。
冒頭の解説より、完成品原価は765,000円となるため不適切な選択肢となります。
冒頭の解説より、完成品原価は765,000円となるため不適切な選択肢となります。
冒頭の解説より、完成品原価は765,000円となるため不適切な選択肢となります。
冒頭の解説より、完成品原価は765,000円となるため正解の選択肢となります。
【補足】
与件文には「計算の結果が割り切れない場合は、小数第1位を四捨五入すること」と書かれていますが、一次試験では電卓が使用できないため筆算できれいに割り切れる数字が設定されていると考えるのが自然です。(過去問題の数字も割り切れるように設定されていますので、1円単位の選択肢は最初から排除できます)
計算しなければならないため時間がかかりますが、毎年のように出題される頻出論点です。必ず正答できるようになるまでトレーニングしてください。
なお、ゼロの単位を切り崩して数字を小さくすると計算が楽になり時間を節約することができます。内容的にどうしても時間がかかってしまうため、対応できればで結構ですが試してみてください。
※度外視法については、令和5年度第10問で出題されています。計算過程で度外視法を考慮する必要はありませんが、気になる方はチェックしてみてください。
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