中小企業診断士 過去問
令和7年度(2025年)
問28 (財務・会計 問3)

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問題

中小企業診断士試験 令和7年度(2025年) 問28(財務・会計 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

以下の資料に基づき、法人税が課される所得金額と消費税および地方消費税(以下、消費税とする。)の納付税額として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
なお、税抜経理方式を採用しており、期首の在庫や中間納付税額はゼロとし、消費税の課税事業者であるが簡易課税を選択していない。

【資料】
・1個1,100円(消費税100円を含む)の商品を1,000個仕入れ、現金で支払った。
・仕入れた商品のうち800個を期中に1個1,650円(消費税150円を含む)で販売し、代金は現金で受け取った。
・期末において200個の商品が在庫として残っている。
  • 消費税の納付税額は20,000円である。
  • 消費税の納付税額は40,000円である。
  • 所得金額は200,000円である。
  • 所得金額は440,000円である。

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この過去問の解説 (1件)

01

法人税が課される所得金額と消費税および地方消費税(消費税)の納付税額を問う問題です。

 

選択肢では「消費税の納付税額」または「所得金額」が問われており、この2つに関係がある内容を以下に計算します。

 

・消費税の納付税額

仕入れ:商品1,000個分の消費税=100×1,000=100,000円

売上:商品800個分の消費税=150×800=120,000円

 

したがって、売上分の消費税120,000-仕入れ分の消費税100,000=20,000円

 

・所得金額(消費税は含んでいません)

売上:1,500×800=1,200,000円

原価:100×1,000=1,000,000円

 

200個が期末在庫のため、この分の仕入れ原価:200×1,000=200,000円を原価から控除すると、原価は800,000円となります。

したがって、売上1,200,000-原価800,000=400,000円

選択肢1. 消費税の納付税額は20,000円である。

冒頭の解説より、消費税の納付税額は20,000円であるため正解の選択肢となります。

選択肢2. 消費税の納付税額は40,000円である。

冒頭の解説より、消費税の納付税額は20,000円であるため不適切な選択肢となります。

選択肢3. 所得金額は200,000円である。

冒頭の解説より、所得金額は400,000円であるため不適切な選択肢となります。

選択肢4. 所得金額は440,000円である。

冒頭の解説より、所得金額は400,000円であるため不適切な選択肢となります。

まとめ

【補足】

 

与件分に「税抜経理方式を採用」「期首の在庫や中間納付税額はゼロ」「消費税の課税事業者であるが簡易課税を選択していない」という制約条件があり、問題を解く前に必ず確認してから着手してください。

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