中小企業診断士 過去問
令和7年度(2025年)
問26 (財務・会計 問1)
問題文
【資料】
・決算整理前残高試算表の借方には、売掛金が10,000,000円、営業活動から生じた未収入金が4,000,000円、短期貸付金が5,000,000円計上されている。これらはいずれも当期に生じたものであり、期首にあった売掛金等は全額回収済みである。
・決算整理前残高試算表の貸方には、貸倒引当金が50,000円計上されている。これはすべて前期末に売掛金について設定された貸倒引当金の残額である。
・売掛金の期末残高に対しては2%の貸倒れを見積もり、未収入金と短期貸付金の期末残高に対しては20%の貸倒れを見積もっている。
・貸倒引当金繰入の処理にあたっては、差額補充法を採用している。
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問題
中小企業診断士試験 令和7年度(2025年) 問26(財務・会計 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
【資料】
・決算整理前残高試算表の借方には、売掛金が10,000,000円、営業活動から生じた未収入金が4,000,000円、短期貸付金が5,000,000円計上されている。これらはいずれも当期に生じたものであり、期首にあった売掛金等は全額回収済みである。
・決算整理前残高試算表の貸方には、貸倒引当金が50,000円計上されている。これはすべて前期末に売掛金について設定された貸倒引当金の残額である。
・売掛金の期末残高に対しては2%の貸倒れを見積もり、未収入金と短期貸付金の期末残高に対しては20%の貸倒れを見積もっている。
・貸倒引当金繰入の処理にあたっては、差額補充法を採用している。
- 200,000円
- 950,000円
- 1,000,000円
- 1,150,000円
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この過去問の解説 (1件)
01
貸倒引当金に関する問題です。与件分の「貸倒引当金繰入のうち、損益計算書における販売費及び一般管理費に含まれる金額」という記述を見落とさないように注意してください。
本試験では、本問で述べられている決算整理前残高試算表の内容を問題用紙の余白に書いて正誤判断してください。(一次試験では電卓は使用できません。また、額が大きく暗算しようとしても結局は手を使うことになります)
決算整理前残高試算表の内容を、以下に再現します。(単位は省略していますが、円単位です)
売掛金:10,000,000×2%(0.02)=200,000
未収入金:4,000,000×20%(0.2)=800,000
以上から、貸倒見積額の合計は1,000,000円となります。(短期貸付金を含まない点については、解説のまとめを参照してください)
与件分から「貸倒引当金繰入の処理にあたっては、差額補充法を採用している」ため、貸方にある貸倒引当金50,000との差額分のみを繰り入れることになります。
貸倒見積額合計1,000,000-計上済み貸倒引当金50,000=950,000円が正解となります。
冒頭の解説より、950,000円のため不適切な選択肢となります。
冒頭の解説より、950,000円のため正解の選択肢となります。
冒頭の解説より、950,000円のため不適切な選択肢となります。
冒頭の解説より、950,000円のため不適切な選択肢となります。
【補足】
与件分で「貸倒引当金繰入のうち、損益計算書における販売費及び一般管理費に含まれる金額」という制約条件が付されており、短期貸付金は含まれないことに注意してください。
ちなみに、誤って短期貸付金を含めて計算しても該当する選択肢がなく、問題設定としては易しいと思われます。
(過去問題の傾向から、選択肢に短期貸付金を含めて計算した金額が含まれていることも十分あり得ます)
※差額補充法は、令和2年度の財務・会計で出題されたことがあります。
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