中小企業診断士 過去問
令和5年度 再試験(2023年)
問125 (経営法務 問3)
問題文
表中の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
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問題
中小企業診断士試験 令和5年度 再試験(2023年) 問125(経営法務 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
表中の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- A:減少する B:減少する C:変動しない
- A:減少する B:変動しない C:増加する
- A:変動しない B:減少する C:変動しない
- A:変動しない B:変動しない C:増加する
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この過去問の解説 (3件)
01
自己株式の取得、株式の消却、株式の併合が、資本金の額及び発行済株式の総数に与える影響を問う問題です。
空欄Cが最も対応しやすいと思われますので、この時点で選択肢は2つに絞り込むことができます。空欄AとBについても、「取得」(空欄A)と「消却」(空欄B)の意味合いで正誤判断することはできるため、問題の難易度としては標準的なレベルです。
不適切な選択肢です。
不適切な選択肢です。
正解の選択肢となります。
不適切な選択肢です。
【補足】
「取得」(空欄A)と「消却」(空欄B)の違いは、以下のとおりです。
「消却」(空欄B):自己株式を無くしてしまうため、発行済株式の総数は減少します。
「取得」(空欄A):自社が株主から買い戻すため、発行済株式の総数は変動しません。所有者が代わるだけです。
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02
会社法が定める自己株式の取得、株式の消却、株式の併合が行われた場合の、資本金の額及び発行済株式の総数に与える影響を問う問題です。
不適切な選択肢です。
不適切な選択肢です。
適切な選択肢です。
不適切な選択肢です。
わかる部分から埋めていき、選択肢を絞っていきましょう。
今回であれば空欄Cが比較的わかりやすい内容となります。
株式を併合するだけですので、発行済株式は減少しますが、総額は変更ありません。
参考になった数4
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03
この問題は株式に関する三大制度の財務・株式数への影響の整理問題を問う問題です。
自己株式取得、株式消却、株式併合という似た用語は混同しやすいです。言葉に惑わされないよう確認してから解説に進みます。
自己株式取得(じこかぶしきしゅとく)
意味
会社が自分の会社の株式を買い戻すことです。市場や特定の株主から自社株を取得します。
買い戻した株は「自己株式」として会社が保有する。まだ株式数は減っていない(消却しない限り)
つまり会社が株を回収して倉庫にしまった状態です。
株式消却(かぶしきしょうきゃく)
意味
会社が発行済み株式を法的に消してしまうことです。(株式そのものをなくす)
焼却によって→発行済株式数が減る→1株当たり利益(EPS)や1株当たり価値が上がる。
既存株主の持分比率が相対的に上昇します。
株式併合(かぶしきへいごう)
意味
複数の株式をまとめて1株にすることです。目的として、株価が低すぎるのを是正(株価の体裁改善)、株主数の整理(単元未満株主の排除)、上場廃止や完全子会社化の前段階となります。
株主の資産価値は理論上変わらないです。
不適切な選択です
Aの部分が誤りです。
自己株式の取得では、会社が株式を保有するだけで株式そのものは存在し続けるため、消却しない限り発行済株式総数は変動しません。
会社法113条の規定により、発行済株式総数は減少しないため「減少する」という記述は誤りです。
不適切な選択です。
A、またCの部分も誤りです。
前述の通り、自己株式の取得では発行済株式総数は変動しません。株式併合は株式数をまとめるだけの行為であり、資本金は払込資本であるため変動しません。会社法180条により資本金の額は変動しないため「増加する」という記述は誤りです。
適切な選択肢です。
これが正しい組み合わせです。
不適切な選択肢です。
Bの部分が誤りです。
株式の消却は株式を消滅させる行為であるため、会社法178条により発行済株式総数は減少します。「変動しない」という記述は誤りです。またCの部分も誤りです。前述の通り、株式併合では資本金の額は変動しないため「増加する」という記述は誤りです。
自己株式取得、株式消却、株式併合は絶対に覚えましょう。
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