中小企業診断士 過去問
平成27年度(2015年)
問35 (財務・会計 問10)

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問題

中小企業診断士試験 平成27年度(2015年) 問35(財務・会計 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

前期と今期の損益計算書は次のように要約される。下記の設問に答えよ。

今期の損益分岐点売上高として最も適切なものはどれか。
問題文の画像
  • 12,000千円
  • 16,400千円
  • 18,000千円
  • 20,000千円

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この過去問の解説 (3件)

01

損益分岐点売上高を求める式は次の通りです。
損益分岐点売上高=固定費÷(1-変動費率)

そのため設問の数値を当てはめた場合、

固定費9,000÷(1-15,400÷28,000)=20,000

したがって項番4が正解となります。

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02

損益分岐点売上についての出題です。

損益分岐点売上高とは、今期の変動比率と固定費で損益が0になる売上高のことです。

固定費は変動しませんから、限界利益(売上高ー変動費)=固定費になる売上高ということです。

変動比率は、15,400÷28,000=0.55

損益分岐点売上高=固定費 9,000÷(1-0.55)=20,000

となります。

よって、正解は、4

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03

正しい選択肢は「20,000千円」です。

今回の問題では、損益分岐点売上高の計算方法を理解することが重要です。

損益分岐点売上高とは、企業の売上高と費用の合計が等しくなり、利益がちょうどゼロになる売上高のことです。

売上高が損益分岐点を上回れば利益が発生し、下回れば損失が発生します。

損益分岐点売上高を求めるには、次の計算式を使います。

損益分岐点売上高=固定費÷(1-変動費率)

今回の損益計算書では、今期の数値は次のとおりです。

売上高:28,000千円

変動費:15,400千円

固定費:9,000千円

営業利益:3,600千円

まず、変動費率を求めます。

変動費率=変動費÷売上高

=15,400÷28,000

=0.55(55%)

次に、損益分岐点売上高を計算します。

損益分岐点売上高=9,000÷(1-0.55)

=9,000÷0.45

=20,000千円

したがって、今期の損益分岐点売上高は20,000千円となります。

選択肢4. 20,000千円

この金額が正しいです。

損益分岐点売上高は、固定費と変動費率を使って求めます。

今回の今期の数値は、次のとおりです。

売上高:28,000千円

変動費:15,400千円

固定費:9,000千円

まず、変動費率を計算します。

<変動費率の計算>

変動費率=変動費÷売上高

=15,400÷28,000

=0.55(55%)

次に、損益分岐点売上高を計算します。

<損益分岐点売上高の計算>

損益分岐点売上高=固定費÷(1-変動費率)

=9,000÷(1-0.55)

=9,000÷0.45

=20,000千円

この金額が正しいか、実際に利益を計算して確認します。

売上高が20,000千円の場合、変動費は、

20,000×0.55

=11,000千円

となります。

ここから、変動費と固定費を差し引くと、

20,000-11,000-9,000

=0千円

となります。

つまり、売上高20,000千円のとき、利益がちょうどゼロになります。

したがって、今期の損益分岐点売上高は20,000千円です。

まとめ

今回の問題では、損益分岐点売上高、変動費率、限界利益率の関係を理解することが重要です。

<損益分岐点売上高>

売上高と費用が等しくなり、利益がゼロになる売上高です。

損益分岐点売上高=固定費÷(1-変動費率)

今回の問題では、20,000千円となります。

<変動費>

売上高や生産量の増減に応じて変化する費用です。

例えば、原材料費や商品の仕入原価などが該当します。

今回の今期の変動費は、15,400千円です。

<変動費率>

売上高に占める変動費の割合です。

変動費率=変動費÷売上高

今回の問題では、

15,400÷28,000

=0.55(55%)

となります。

これは、売上高の55%が変動費として発生することを意味します。

<固定費>

売上高や生産量が変化しても、一定の範囲では金額が変わらない費用です。

例えば、事務所の家賃や固定給などが該当します。

今回の今期の固定費は、9,000千円です。

<限界利益>

売上高から変動費を差し引いた金額です。

限界利益=売上高-変動費

今回の今期の限界利益は、

28,000-15,400

=12,600千円

となります。

限界利益は、固定費の回収と利益の確保に使われる金額です。

<限界利益率>

売上高に占める限界利益の割合です。

限界利益率=限界利益÷売上高

または、

限界利益率=1-変動費率

で求められます。

今回の問題では、

1-0.55

=0.45(45%)

となります。

つまり、売上高の45%が、固定費の回収と利益の確保に使われます。

<損益分岐点売上高の計算>

損益分岐点では、限界利益と固定費が等しくなります。

そのため、次の式でも計算できます。

損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率

今回の問題では、

9,000÷0.45

=20,000千円

となります。

<前期と今期の違い>

今回の損益計算書には、前期と今期の数値が示されています。

前期の数値は、次のとおりです。

売上高:24,000千円

変動費:14,400千円

固定費:7,200千円

営業利益:2,400千円

前期の変動費率は、

14,400÷24,000=0.60(60%)

です。

前期の損益分岐点売上高は、

7,200÷(1-0.60)

=18,000千円

となります。

一方、今期の損益分岐点売上高は20,000千円です。

つまり、前期から今期にかけて、損益分岐点売上高は2,000千円増加しています。

これは、今期の変動費率が低下したものの、固定費が7,200千円から9,000千円へ増加した影響によるものです。

なお、損益分岐点売上高が高くなると、利益を確保するために必要な売上高も大きくなります。

試験では、「損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率」「限界利益率=1-変動費率」「変動費率=変動費÷売上高」という3つの計算式を覚えておくことが大切です。

今回の今期の損益分岐点売上高は、20,000千円です。

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