中小企業診断士 過去問
平成27年度(2015年)
問33 (財務・会計 問8)

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問題

中小企業診断士試験 平成27年度(2015年) 問33(財務・会計 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

販売予算が以下のとおり編成されていたとする。いま、第2四半期(Q2)の実際販売量が1,100個、販売価格が99,000円であったとする。数量差異と価格差異の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
問題文の画像
  • 数量差異900万円(不利差異)と価格差異210万円(不利差異)
  • 数量差異1,000万円(不利差異)と価格差異110万円(不利差異)
  • 数量差異1,100万円(不利差異)と価格差異10万円(不利差異)
  • 数量差異1,200万円(不利差異)と価格差異90万円(有利差異)

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この過去問の解説 (3件)

01

数量差異を求める式は以下の通りです。
数量差異=(実際販売数量-計画販売数量)×計画販売価格
そのため
(1,100-1,200)×100,000=-1,000万円
となります。

価格差異を求める計算式は以下の通りです。
価格差異=(実際販売価格-計画販売価格)×実際販売数量
そのため
(99,000-100,000)×1,100=110万円
となります。

したがって項番2が正解となります。

よって

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02

利益差異分析の問題です。

まず、設問中の不利差異なのか有利差異なのか、ですが、計画より上回っているのが有利差異、下回るのが不利差異です。

問題において、計画販売数量1200個に対して、1100個

価格も計画10万円に対して、9.9万円ですので、

どちらも不利差異です。

数量差異は、10万円×100個=1,000万円

価格差異は、0.1万円×1100個=110万円

となります。

よって、正解は2

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03

正しい選択肢は「数量差異1,000万円(不利差異)と価格差異110万円(不利差異)」です。

今回の問題では、販売予算と実際の販売実績を比較して、売上高の差が生じた原因を調べる方法を理解することが重要です。

売上高は、次の式で求められます。

売上高=販売数量×販売価格

売上高が予算と異なる原因は、大きく分けて次の2つがあります。

数量差異:予定より多く売れたか、少なく売れたかによって生じる差額です。

価格差異:予定より高く売れたか、安く売れたかによって生じる差額です。

今回の第2四半期(Q2)の販売予算と実績は、次のとおりです。

<販売予算>

予算販売数量:1,200個

予算販売価格:100,000円

<販売実績>

実際販売数量:1,100個

実際販売価格:99,000円

数量差異と価格差異は、次のように計算します。

数量差異=(実際販売数量-予算販売数量)×予算販売価格

=(1,100個-1,200個)×100,000円

=-10,000,000円

=1,000万円(不利差異)

価格差異=(実際販売価格-予算販売価格)×実際販売数量

=(99,000円-100,000円)×1,100個

=-1,100,000円

=110万円(不利差異)

どちらも実際の売上高を予算より減少させる方向に働いているため、不利差異となります。

選択肢2. 数量差異1,000万円(不利差異)と価格差異110万円(不利差異)

この記述が正しいです。

まず、数量差異を求めます。

<数量差異>

数量差異は、実際販売数量と予算販売数量の差によって生じた売上高の変化です。

計算式は、次のとおりです。

数量差異=(実際販売数量-予算販売数量)×予算販売価格

今回の数値を当てはめると、

=(1,100-1,200)×100,000

=-100×100,000

=-10,000,000円

となります。

実際販売数量が予算より100個少ないため、1,000万円の不利差異です。

<価格差異>

価格差異は、実際販売価格と予算販売価格の違いによって生じた売上高の変化です。

計算式は、次のとおりです。

価格差異=(実際販売価格-予算販売価格)×実際販売数量

今回の数値を当てはめると、

=(99,000-100,000)×1,100

=-1,000×1,100

=-1,100,000円

となります。

実際販売価格が予算より1,000円低かったため、110万円の不利差異です。

したがって、数量差異は1,000万円の不利差異、価格差異は110万円の不利差異となります。

まとめ

今回の問題では、数量差異と価格差異の計算方法、および有利差異と不利差異の判断方法を理解することが重要です。

<数量差異>

販売数量が予算と異なることで生じる売上高の差額です。

数量差異=(実際販売数量-予算販売数量)×予算販売価格

今回の問題では、

(1,100-1,200)×100,000

=-10,000,000円

=1,000万円(不利差異)

となります。

<価格差異>

販売価格が予算と異なることで生じる売上高の差額です。

価格差異=(実際販売価格-予算販売価格)×実際販売数量

今回の問題では、

(99,000-100,000)×1,100

=-1,100,000円

=110万円(不利差異)

となります。

<有利差異と不利差異>

有利差異とは、予算と比較して売上高が増える方向に生じた差額です。

例えば、販売数量が予算より多かった場合や、販売価格が予算より高かった場合などです。

不利差異とは、予算と比較して売上高が減る方向に生じた差額です。

例えば、販売数量が予算より少なかった場合や、販売価格が予算より低かった場合などです。

今回の問題では、販売数量も販売価格も予算を下回っているため、両方とも不利差異です。

<売上高の差額による確認>

数量差異と価格差異を合計すると、予算売上高と実際売上高の差額に一致します。

まず、予算売上高を求めます。

1,200個×100,000円

=120,000,000円(1億2,000万円)

次に、実際売上高を求めます。

1,100個×99,000円

=108,900,000円(1億890万円)

この2つの差額は、

108,900,000円-120,000,000円

=-11,100,000円

=1,110万円(不利差異)

となります。

一方、数量差異と価格差異を合計すると、

1,000万円+110万円

=1,110万円(不利差異)

となり、売上高の差額と一致します。

つまり、売上高が予算より1,110万円少なかった原因は、販売数量の減少による1,000万円と、販売価格の低下による110万円に分けられます。

試験では、「数量差異は予算販売価格を掛ける」「価格差異は実際販売数量を掛ける」「数量差異と価格差異の合計は売上高の差額に一致する」という3つのポイントを覚えておくことが大切です。

今回の答えは、数量差異1,000万円(不利差異)、価格差異110万円(不利差異)です。

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