中小企業診断士 過去問
令和8年度(2026年)
問14 (経済学・経済政策 問14)
問題文
市場が均衡から外れたときに、元の均衡に戻る力が働けば市場均衡は安定的である。ワルラス安定的な均衡をもたらす需要曲線Dと供給曲線Sの形状として、最も適切なものはどれか。
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問題
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中小企業診断士試験 令和8年度(2026年) 問14(経済学・経済政策 問14) (訂正依頼・報告はこちら)
市場が均衡から外れたときに、元の均衡に戻る力が働けば市場均衡は安定的である。ワルラス安定的な均衡をもたらす需要曲線Dと供給曲線Sの形状として、最も適切なものはどれか。
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この過去問の解説 (1件)
01
正しい選択肢は、需要曲線Dと供給曲線Sがともに右下がりで、DのほうがSより緩やかな図です。
ワルラスの調整では、価格が均衡価格からずれたとき、
・需要量>供給量の超過需要なら価格が上がる
・供給量>需要量の超過供給なら価格が下がる
と考えます。
その結果、価格が元の均衡価格へ戻るのであれば、ワルラス安定的です。
適切です。
均衡価格より少し高い価格を考えます。
この図では、その価格での供給量が需要量より多くなり、超過供給が生じます。
ワルラスの調整では、超過供給が生じると価格は下がります。そのため、価格は均衡価格へ戻っていきます。
反対に、均衡価格より少し低い価格では、需要量が供給量より多い超過需要となります。
超過需要があれば価格は上昇するので、やはり均衡価格へ戻ります。
したがって、均衡から外れても元の均衡へ戻る力が働くため、ワルラス安定的です。
適切ではありません。
均衡価格より高い価格では、需要量のほうが供給量より大きくなり、超過需要が生じます。
すると価格はさらに上昇するため、均衡価格から離れていきます。
つまり、元の均衡へ戻るのではなく、均衡からさらに離れる方向に動くため不安定です。
適切ではありません。
この場合、均衡価格より高い価格では、需要量が供給量を上回る超過需要が生じます。
超過需要が生じると価格が上昇するため、均衡価格からさらに離れてしまいます。
したがって、この場合もワルラス不安定です。
同じように需要曲線と供給曲線が右下がりでも、どちらが急であるかによって安定・不安定が変わる点に注意が必要です。
適切ではありません。
均衡価格より高い価格では、右上がりの需要曲線では需要量が増える一方、右下がりの供給曲線では供給量が減ります。
そのため、超過需要が生じます。
超過需要が生じると価格はさらに上昇するため、均衡価格から離れていきます。
したがって、この図もワルラス安定的ではありません。
ワルラス安定では、価格が均衡からずれたときに、超過需要・超過供給による価格調整によって元の均衡へ戻るかを考えます。
均衡価格より高いときに超過供給となって価格が下がり、均衡価格より低いときに超過需要となって価格が上がれば安定です。
この条件を満たすのは、需要曲線Dと供給曲線Sがともに右下がりで、DのほうがSより緩やかな図です。
したがって、この図が最も適切です。
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