中小企業診断士 過去問
令和7年度(2025年)
問178 (経営情報システム 問18)
問題文
a WBS辞書とは、プロジェクト全体の範囲、成果物、前提条件や制約条件などを記述した文書のことである。
b ワークパッケージとは、WBSの最下位レベルの作業群のことで、進捗状況などをコントロールする際の最小単位である。
c 100%ルールとは、WBSの階層構造において、上位の作業を過不足なく下位の複数の作業に展開するルールのことである。
d イテレーションとは、WBSを作成する際、早期に完了しなければならない作業は詳細に計画し、将来の作業は概略にとどめておいて、時期がきたら詳細化を繰り返す反復計画技法のことである。
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問題
中小企業診断士試験 令和7年度(2025年) 問178(経営情報システム 問18) (訂正依頼・報告はこちら)
a WBS辞書とは、プロジェクト全体の範囲、成果物、前提条件や制約条件などを記述した文書のことである。
b ワークパッケージとは、WBSの最下位レベルの作業群のことで、進捗状況などをコントロールする際の最小単位である。
c 100%ルールとは、WBSの階層構造において、上位の作業を過不足なく下位の複数の作業に展開するルールのことである。
d イテレーションとは、WBSを作成する際、早期に完了しなければならない作業は詳細に計画し、将来の作業は概略にとどめておいて、時期がきたら詳細化を繰り返す反復計画技法のことである。
- a:正 b:正 c:正 d:誤
- a:正 b:正 c:誤 d:正
- a:正 b:誤 c:誤 d:誤
- a:誤 b:正 c:正 d:誤
- a:誤 b:誤 c:正 d:正
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この過去問の解説 (1件)
01
WBS(Work Breakdown Structure)とは、プロジェクトで必要な作業を、抜け漏れなく・重複なく、階層的に分解した構造図のことです。
a:誤りです。
WBS辞書(WBS dictionary)は各WBS要素(ワークパッケージ)ごとの詳細な記述(成果物の説明、受け渡し条件、前提、制約、責任者など)を記した文書です。
ちょっと難しいですが、「プロジェクト全体の」というところが誤りです。
aは、プロジェクト・スコープ記述書の説明です。
b,cは正しいです。
d:誤りです。
dは、ローリングウェーブ計画法(Rolling Wave Planning)の説明です。
イテレーションは、一定の作業を短期間で繰り返す作業工程のことで、早期に完了すべきか将来の作業かという観点で区別する概念は含めません。
上記より、これが正解です。
WBSが、PMBOK等のプロジェクト管理の話題についても、基本的なところをおさえておくようにしましょう。
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