中小企業診断士 過去問
令和7年度(2025年)
問176 (経営情報システム 問16)

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問題

中小企業診断士試験 令和7年度(2025年) 問176(経営情報システム 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

データウェアハウスに関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • ETLとは、さまざまなデータソースからデータを抽出し、扱いやすいフォーマットに変換して、データウェアハウスに統合して格納する処理のことである。
  • OLTPは、データウェアハウスに蓄積されたデータをスライシング、ドリルダウンなどの操作により多次元分析するために用いられる分析ツールである。
  • データウェアハウスは、データを主題ごとに分解・整理するオブジェクト指向という特性を持つデータベースである。
  • データスワンプとは、データウェアハウスから必要なデータを抽出し、利用しやすい形式で格納したデータベースのことである。
  • データマートとは、データウェアハウスに蓄積する構造化されたデータや、IoT機器やSNSなどからの構造化されていないデータを、そのままの形式で格納するデータベースのことである。

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この過去問の解説 (2件)

01

データウェアハウス(DWH)とは、その名のとおり、データの倉庫なのですが、その本質は、企業内のデータを一元管理して分析しやすい形で保存することにあります。

たとえば、次のような特徴があります。

・分析のテーマごとにデータが整理されて格納される

統合されている

時系列で管理されている

・データが書き換えられずにどんどん蓄積されていくので、データの一貫性がある

 

 

選択肢1. ETLとは、さまざまなデータソースからデータを抽出し、扱いやすいフォーマットに変換して、データウェアハウスに統合して格納する処理のことである。

正しいです。

上記のとおり、DWHに格納されるデータは整理されているわけですが、

格納前はバラバラなデータなわけです。

それを整理したデータとするために、ETLを行います。

ETLは、Extract(抽出)、Transform(変換)、Load(格納)の頭文字をとったもので、

いろんなところからデータをとってきて(抽出)、型を整えて(変換)、データを格納します。

選択肢2. OLTPは、データウェアハウスに蓄積されたデータをスライシング、ドリルダウンなどの操作により多次元分析するために用いられる分析ツールである。

誤りです。

OLTP(Online Transaction Processing)は、日々の処理を正確かつリアルタイムに行う仕組みです。

選択肢はOLAP(Online Analytical Processing)の説明です。

選択肢3. データウェアハウスは、データを主題ごとに分解・整理するオブジェクト指向という特性を持つデータベースである。

誤りです。

データウェアハウスにオブジェクト指向という特定は関係ありません。

選択肢4. データスワンプとは、データウェアハウスから必要なデータを抽出し、利用しやすい形式で格納したデータベースのことである。

誤りです。

選択肢はデータマートのことです。

データスワンプとは、データがごちゃごちゃしている状態を指します。

スワンプ(swamp)が、泥沼、という意味を持っているので、そこから連想すると、なんとなくイメージがわくと思います。

選択肢5. データマートとは、データウェアハウスに蓄積する構造化されたデータや、IoT機器やSNSなどからの構造化されていないデータを、そのままの形式で格納するデータベースのことである。

誤りです。

選択肢の説明は、データレイクのことです。

まとめ

紛らわしい用語をもう一度整理します。

データウェアハウス:統合されて整理されたデータベース

データマート:データウェアハウスから必要部分だけ取り出した、分析用のデータベース

データレイク:加工前のデータをなんでも大量に保存したデータベース

データスワンプ:データが整理されずにごちゃごちゃした状態

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02

データウェアハウスに関する問題です。用語の細かい違いが問われている選択肢がありますが、近年も複数回出題されているため正答したいです。

 

 

選択肢1. ETLとは、さまざまなデータソースからデータを抽出し、扱いやすいフォーマットに変換して、データウェアハウスに統合して格納する処理のことである。

ETLとは、「Extract(抽出)」「Transform(変換)」「 Load(格納)」の頭文字を取ったデータ処理手法であり、正解の選択肢となります。

 

※なお、格納と変換の順番が入れ替わったELTもあり、大量データに対応しやすくクラウドを活用する場合に適しています。(本問ではデータウェアハウスが問われているように、ETLは処理能力に制約がある環境下でデータを処理する場合に適しています

選択肢2. OLTPは、データウェアハウスに蓄積されたデータをスライシング、ドリルダウンなどの操作により多次元分析するために用いられる分析ツールである。

分析するために用いられるツールはOLAPであるため、不適切な選択肢となります。

 

※英語の正式名称が記載されていないため、やや難易度が高いですが

OLAP(Online Analytical Processing)→analysis(分析)

OLTP(Online Transaction Processing)→transaction(決済)

の違いがあります。

選択肢3. データウェアハウスは、データを主題ごとに分解・整理するオブジェクト指向という特性を持つデータベースである。

データウェアハウスはオブジェクト指向ではないため、不適切な選択肢となります。

選択肢4. データスワンプとは、データウェアハウスから必要なデータを抽出し、利用しやすい形式で格納したデータベースのことである。

「データウェアハウスから必要なデータを抽出し、利用しやすい形式で格納したデータベース」とはデータマートのことであるため不適切な選択肢となります。

 

※データスワンプ(Data Swamp)とは、データレイクに整理されないまま溜まっているデータ群のことです。スワンプには「沼」、レイクには「湖」という意味があり、どちらも過去問題で問われたことがありますのでまとめて暗記しておきましょう。

選択肢5. データマートとは、データウェアハウスに蓄積する構造化されたデータや、IoT機器やSNSなどからの構造化されていないデータを、そのままの形式で格納するデータベースのことである。

他の選択肢で述べていますが、本選択肢はデータレイクの記述であるため不適切な選択肢となります。

まとめ

【補足】

 

令和4年度第4問では、データレイクが単独で問われています。令和3年度第8問では、データウェアハウスに関する複数の用語が空欄穴埋め形式で問われています。

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