中小企業診断士 過去問
令和7年度(2025年)
問1 (経済学・経済政策 問1)

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問題

中小企業診断士試験 令和7年度(2025年) 問1(経済学・経済政策 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

下図は、日本の一般会計税収のうち、主要3税目の近年の推移を示したものである。図中のa~cに該当する税目の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
問題文の画像
  • a:消費税  b:所得税  c:相続税
  • a:消費税  b:所得税  c:法人税
  • a:消費税  b:法人税  c:所得税
  • a:所得税  b:消費税  c:相続税
  • a:所得税  b:消費税  c:法人税

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この過去問の解説 (1件)

01

主要3税目(消費税、所得税、法人税)の近年の推移を問う問題です。なお、この時点で相続税は選択肢から除外できますので、選択肢は5→3つに絞り込まれます。

 

統計の問題を解くポイントは、グラフの動きに着目することです。本問では2か所あります。

 

1つ目は、aのグラフの推移に着目することです。bやcとは異なりaは右肩上がりを続けています。ここから、aは景気の影響を受けない(受けにくい)消費税であることが分かります。この時点で、選択肢は3→2つに絞り込まれます。

 

2つ目は、2010年より少し前のグラフの落ち込みです。ここはリーマン・ショックが起きた時期で、過去の統計問題を復習する際にも有効な着目ポイントです。

 

bとcのうち、特にcの落ち込みが激しいです。所得税・法人税のうち、金額の分母が大きい方が景気の影響を受けやすい(グラフに反映されやすい)ため、cが法人税であることが分かります。

 

※「金額の分母」とは、法人売上と個人所得の金額の比較という意味合いです。

選択肢1. a:消費税  b:所得税  c:相続税

冒頭の解説より、「a:消費税 b:所得税 c:法人税」の組み合わせであるため不適切な選択肢となります。

選択肢2. a:消費税  b:所得税  c:法人税

冒頭の解説より、「a:消費税 b:所得税 c:法人税」の組み合わせであるため正解の選択肢となります。

選択肢3. a:消費税  b:法人税  c:所得税

冒頭の解説より、「a:消費税 b:所得税 c:法人税」の組み合わせであるため不適切な選択肢となります。

選択肢4. a:所得税  b:消費税  c:相続税

冒頭の解説より、「a:消費税 b:所得税 c:法人税」の組み合わせであるため不適切な選択肢となります。

選択肢5. a:所得税  b:消費税  c:法人税

冒頭の解説より、「a:消費税 b:所得税 c:法人税」の組み合わせであるため不適切な選択肢となります。

まとめ

【補足】

 

消費税は食料品などの日用品にも課税され、所得の多寡に関わらず均一に課税されるため「安定財源」と言われています。完全な自給自足の生活でもしない限り、ほぼ必ず課税される税金です。

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