中小企業診断士 過去問
令和5年度 再試験(2023年)
問119 (運営管理 問37)

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問題

中小企業診断士試験 令和5年度 再試験(2023年) 問119(運営管理 問37) (訂正依頼・報告はこちら)

GS1識別コードは、企業間電子データ交換(EDI)や流通ビジネスメッセージ標準(流通BMS)などを促進する観点からGS1が定めている国際標準の識別コードである。その中には、商品やサービスを識別するためのJANコード(GTIN)をはじめ、さまざまな用途に応じて企業や事業所や資産などの識別コードが定められ、利用が促進されている。
以下のa~cの識別コードと1~3の記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

[識別コード]
a  GLN
b  GRAI
c  SSCC

[記述]
1. 物流・出荷などの輸送用梱包単位の識別コードで、欧米を中心に利用が進められ、日本でも、GS1−128シンボルやEPCタグ(電子タグ)による利用が行われているコードである。
2.カゴ台車や折り畳みコンテナなどの、企業間で繰り返し利用する資産を管理するための識別コードで、GS1−128シンボルやEPCタグ(電子タグ)などによる利用が行われているコードである。
3.企業・事業所の識別コードで、流通BMSなどのEDIにおける送受信先の識別コードとしての利用が進んでいるコードである。
  • aと1  bと2  cと3
  • aと1  bと3  cと2
  • aと2  bと3  cと1
  • aと3  bと1  cと2
  • aと3  bと2  cと1

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この過去問の解説 (3件)

01

識別コードに関する問題です。

 

組み合わせ問題のため、ご自身が対応できるものから選択肢を絞り込んでいきましょう。なお、解答群aのGLNは過去問題での出題履歴があります。

 

また、英語が得意な方であれば、用語の頭文字から選択肢を絞り込むことも可能です。参考までに、a~cの識別コードの正式名称は以下のとおりです。

a.GLN:Global Location Number
b.GRAIGlobal Returnable Asset Identifier ※Assetは「資産」という意味です
c.SSCCSerial Shipping Container Code

選択肢1. aと1  bと2  cと3

不適切な選択肢です。

選択肢2. aと1  bと3  cと2

不適切な選択肢です。

選択肢3. aと2  bと3  cと1

不適切な選択肢です。

選択肢4. aと3  bと1  cと2

不適切な選択肢です。

選択肢5. aと3  bと2  cと1

正解の選択肢となります。

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02

GS1識別コードに関する問題です。

それぞれのコードの内容を確認し、選択肢を紐づけしていきましょう。

識別コードは種類も多く1つ1つ理解するのは困難ですが、試験当日ではまずは自身で確実にわかるものから紐づけを行い、選択肢を絞っていくようにしましょう。

 

a  GLN(Global Location Number)
b  GRAI(Global Returnable Asset Identifier)
c  SSCC(Serial Shipping Container Code)

 

 

選択肢1. aと1  bと2  cと3

不適切な選択肢です。

選択肢2. aと1  bと3  cと2

不適切な選択肢です。

選択肢3. aと2  bと3  cと1

不適切な選択肢です。

選択肢4. aと3  bと1  cと2

不適切な選択肢です。

選択肢5. aと3  bと2  cと1

適切な選択肢です。

参考になった数6

03

今回の問題はGS1が定める識別コードに関する問題です。3種類の識別コードGLN、GRAI、SSCCの違いを理解することで正しい組み合わせを選ぶことができます。 

 

a :GLN (Global Location Number)

企業や事業所、あるいは特定の場所を識別するための所在地コードです。
EDI (電子データ交換)における取引先や送受信先の識別、あるいは流通BMSなどで利用されます。 

 

b :GRAI (Global Returnable Asset Identifier)
繰り返し利用される資産を識別・管理するためのリターナブルコードです。繰り返し利用される資産というのはカゴ台車やコンテナのようなものの事を指します。


c :SSCC (Serial Shipping Container Code):
パレットやカートンなどの輸送単位を個々に識別するための物流梱包コードです。物流追跡にも使用されます。 

 

以上の情報をもとに選択肢について見ていきましょう。


 

選択肢1. aと1  bと2  cと3

不適切な選択肢です


aと1: GLNは所在地コードであり、1.の識別コードではありません。
cと3: SSCCは輸送梱包コードであり、3.の識別コードではありません。

選択肢2. aと1  bと3  cと2

不適切な選択肢です

 

aと1: GLNは所在地コードであり、1. の識別コードではありません。
bと3: GRAIはリターナブル資産コードであり、3.の識別コードではありません。
cと2: SSCCは輸送梱包コードであり、2.の識別コードではありません。

選択肢3. aと2  bと3  cと1

不適切な選択肢です 

 

aと2: GLNは所在地コードであり、2.の識別コードではありません。
bと3: GRAIはリターナブル資産コードであり、3.の識別コードではありません。

選択肢4. aと3  bと1  cと2

不適切な選択肢です

 

bと1: GRAIはリターナブル資産コードであり、1.の識別コードではありません。
cと2: SSCCは輸送梱包コードであり、2.の識別コードではありません。

選択肢5. aと3  bと2  cと1

適切な選択肢です


 

まとめ

GS1と調べることで、国際標準の識別コードに関する情報を得られます。詳しく知りたい人は調べてみましょう。

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