中小企業診断士 過去問
令和6年度(2024年)
問50 (財務・会計 問24)
問題文
現時点の為替相場(直物)は1ドル130円である。ドル建てで商品の仕入代金1,200ドルを支払う予定の企業が、決済日に1ドル132円で1,200ドルを買うことができる通貨オプションを購入し、その対価としてオプション料100円を支払う。当該企業はイン・ザ・マネーであれば権利を行使するので、たとえば決済日の為替相場(直物)が( A )のときには権利を行使し、( B )のときには権利を行使しない。決済日の為替相場(直物)が( A )のときに権利行使した場合、通貨オプションを購入しなかった場合に比べて総額の円支出は( C )少なくなる。
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問題
中小企業診断士試験 令和6年度(2024年) 問50(財務・会計 問24) (訂正依頼・報告はこちら)
現時点の為替相場(直物)は1ドル130円である。ドル建てで商品の仕入代金1,200ドルを支払う予定の企業が、決済日に1ドル132円で1,200ドルを買うことができる通貨オプションを購入し、その対価としてオプション料100円を支払う。当該企業はイン・ザ・マネーであれば権利を行使するので、たとえば決済日の為替相場(直物)が( A )のときには権利を行使し、( B )のときには権利を行使しない。決済日の為替相場(直物)が( A )のときに権利行使した場合、通貨オプションを購入しなかった場合に比べて総額の円支出は( C )少なくなる。
- A:129円 B:135円 C:3,500円
- A:129円 B:135円 C:3,700円
- A:135円 B:129円 C:3,500円
- A:135円 B:129円 C:3,700円
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この過去問の解説 (3件)
01
オプション取引に関する問題です。
・空欄AとB
与件文中の企業は、決済日に1ドル132円で1,200ドルを買うことができる通貨オプションを購入していますので、決済日当日に132円より円安になっていればイン・ザ・マネー(権利行使をした方が有利)になります。
逆に、決済日当日に132円より円高であればアウト・オブ・ザ・マネー(権利行使をすると不利)であるため、権利行使はしません。アウト・オブ・ザ・マネーの場合は、決済日の為替相場(直物)で購入する方が有利となります。
以上から、空欄Aには「135円」、空欄Bには「129円」がそれぞれ該当します。
・空欄C
権利行使しなかった(1ドル=132円)場合、(132×1,200)+100=158,500円
権利行使した(1ドル=135円)場合、135×1,200=162,000円
差額は、3,500円となります。
※本問では、空欄AとBの選択を誤ると空欄Cも誤ってしまう設定となっています。
冒頭の解説より、A「135円」、B「129円」、C「3,500円」となるため、不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、A「135円」、B「129円」、C「3,500円」となるため、不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、A「135円」、B「129円」、C「3,500円」となるため、正解の選択肢となります。
冒頭の解説より、A「135円」、B「129円」、C「3,500円」となるため、不適切な選択肢です。
【補足】
円高、円安についての確認です。
1ドル=130円と1ドル=140円の比較では、1ドル=130円の方が円高となります。
1ドルを受け取るために何円支払わなければならないかを考えると、130円の方が140円と比較すると10円少なくて済み、相対的に円の価値が高いため「円高」となります。
円高、円安の覚え方は他にも色々ありますので、理解しやすいもので覚えてください。
また、与件文にあるように、オプション料とは「決済日に1ドル132円で1,200ドルを買うことができる通貨オプションを購入し、その対価として支払う」ものです。「決済日当日の為替相場(直物)に関わらず、1ドル132円で1,200ドルを買う」契約を事前に交わし、その保証としてオプション料を支払います。
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02
イン・ザ・マネーとは、オプション取引において、権利を行使することで利益が出る状態のことです。
132円でドルを買う権利を行使するのは、ドルが132円よりも高い場合なので、Aには「135円」、Bには「129円」が入ります。
また、為替相場(直物)が135円の場合に、権利を行使しなかった場合、1200ドルは135×1200=162,000円ですが、権利を行使した場合、1200ドルはオプション価格も加味して、132×1200+100=158,500円となるため、総額の円支出Cは162,000ー158,500=「3,500円」少なくなります。
上記の解説から、A:135円、B:129円、C:3500円となります。そのため、誤った選択肢です。
上記の解説から、A:135円、B:129円、C:3500円となります。そのため、誤った選択肢です。
上記の解説から、A:135円、B:129円、C:3500円となります。そのため、正しい選択肢です。
上記の解説から、A:135円、B:129円、C:3500円となります。そのため、誤った選択肢です。
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03
本問は、通貨コールオプション(ドルを円で買う権利)の基本的な仕組みを理解しているかを問う問題です。権利行使価格(ストライク)は1ドル132円であり、決済日の直物為替相場がこれより円安(132円超)であれば、オプションを行使した方が有利になります。一方、直物相場が132円未満であれば、市場でドルを買った方が安いため、権利は行使しません。
空欄A・Bの判定
決済日の為替相場が135円(132円より円安) → 市場より安い132円で買えるため 権利行使する
決済日の為替相場が129円(132円より円高) → 市場で買った方が有利なため 権利行使しない
したがって
A:135円
B:129円
空欄Cの計算(円支出の差)
① オプションを購入しなかった場合
135円 × 1,200ドル = 162,000円
② オプションを購入し、行使した場合
132円 × 1,200ドル = 158,400円
オプション料:100円
合計:158,500円
③ 差額
162,000 − 158,500 = 3,500円→ 円支出は 3,500円少なくなる
不適切です。
不適切です。
適切です。
不適切です。
ドルを132円で買う通貨コールオプションは、決済日の直物為替相場が132円を超えるとイン・ザ・マネーとなり、権利行使が有利です。本問では135円のときに行使し、129円のときには行使しません。135円時に行使すると、オプション料を考慮しても円支出は3,500円削減できます。
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